編者あとがき
このたび、この女剣士アッシュという稀有な人物を読者諸氏に紹介する務めを担う光栄に浴したことは私にとって幸甚の至りである。
本編の元となった手稿を今日まで保存してくださり、また快く貸与してくださったラネール中央図書館司書のK氏とM嬢に感謝したい。
なお当該手稿において文字がにじみあるいは欠損してしている部分については編者が他の資料を元に補わせていただいた。この点についてはどうかご了承願いたい。
ハイラル暦5121年11月25日
編者ノコーミミ
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剣技教官アッシュの随想
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ハイラル暦5122年1月30日 初版 第一刷 発行
ハイラル暦5123年2月15日 初版 第二刷 発行
定価はカバーに表示のとおり。
著者 アッシュサカユマカンロ
編者ノコーミミワムラゴンジ
発行者 レガッコジンジルムイ
発行所 ラネール出版 城下町西通り三丁目二十七号
印刷 ラネール印刷所
製本 ラネール装丁工房
本編は編者ノコーミミによって編集されたものであるが、読者諸氏におかれては本著についての権利は伝説的語り手集団であるニン・テンドーにあるということをご留意されたい。
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著者経歴
4976年城下町で生まれる。ハイラル城解放の戦いで主導的役割を果たした。剣士として二度受勲。その後ハイラル軍剣技教官を務める。著書に「アシェール(幸せ)の花」など。5011年病没。
編者経歴
5065年城下町で生まれる。成人後書記および言語通訳者となり、商人への助言と交易上の問題解決を生業とするようになる。楽器を嗜み、語り部への興味を膨らませたことから四十の歳でハイラル全土への旅行に出立し、各地の語り部から聞き取り調査を行った。他著書に「ラネール旅行記」、「海の産物と美味」、「ハイリア語の発展」、「黄昏の姫と緑の勇者」がある。
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「空向剣伝説」著:ミンミードルファイキン
初代の勇者は何処に行き何を為したのか。古代伝承研究の専門家である著者が、現存の資料を徹底的に解析したうえで初代勇者の旅を躍動的に描き出す。また新たな研究により、浮島や当時の地上の驚くべき実態が明らかになっている。
「剣術指南大全」共著:コボルジナッカル、アッシュサカユマカンロ
失われた剣術を甦らせる。この難行に挑むべく、二人の著者が全ての知識を尽くした。豊富なイラストとともに、古代剣術の奥義を含む数々の技を解説する。
「天空人とその都」著:シャッドハヌタコルスメントデルヒンス
天空人は実在した。ハイラル随一の考古学者が天空人伝説から紐解き、あらゆる物証を駆使してその実在を証明する。
「回顧録」著:ラフレルミンギソルレントス
ハイラル議会初代議長を務めた著者が書き起こすその波乱の一生。軍将校としての稀有な経験から、ゼルダ女王の幼少期の教育係を務めた際の逸話、さらにはハイラル城解放の戦いの詳細までが生々しい筆致で記された必読の書である。
「黄昏の姫と緑の勇者」著:ノコーミミワムラゴンジ
影の国王女とともに戦い、二つの世界を悪の手から救い出した緑の勇者の伝説については多くのことが語られている。王国じゅうを巡り歩いて多数の語り部からその物語を聴き取った著者が、それまでにない詳細さをもってこの冒険譚を一編にまとめた。勇者が経験した一つひとつの戦いや各ダンジョンの内部の驚くべき構造までを網羅した話題の書である。