シルヴァリオ アーカイブ   作:超天元突破メガネ

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個人的にはけっこう親和性あるコンテンツ同士だと思うのですが、
意外にも今まで無かったようなので初投稿です。


#00「prologue」

“勝利とは、何か”

 

その答えを求めて、かつて一つの物語(サーガ)が紡がれた。

 

英雄が掲げた雄々しき光を、逆襲者の闇が喰らいつくした。

世界を怒りで照らそうとした救世主に、灰と光の境界線が共に往こうと手を差し伸べた。

全ての運命(みらい)を救おうとした神々は、運命(みらい)を託し合った唯人によって滅ぼされた。

 

未来へ進み続けること。

過去を愛し受け入れること。

あらゆる想いを導くこと。

あらゆる想いを許すこと。

愛しい誰かに出会えること。

愛しい誰かに託していくこと。

 

彼ら彼女らが掲げた勝利(こたえ)は、きっと全て正しかったのだろう。

自分自身もこうして答えをぶつけ合った1人として、たどり着いた結論を胸を張って肯定できる。そして同時に、他者の掲げたそれが例え自分と相いれないものであっても、否定はしたくなかったとも今となっては思うのだ。

 

理由はとても明確で、至極当たり前のこと――一人一人生き方が違う以上、見つけられるものも、たどり着く答えだって、当然まるで別物になる。

ハッキリ言ってしまえば、掲げられた答えはどれも、あまりにも極端で――それはあくまで掲げたその当人自身の答えでしかないということを如実に示していた。

 

そもそも相反し、ぶつかり合う結果になったということは、こちらの答えを認められない者もいるというわけで――それは自ずと、掲げた答えはあくまで自分だけのものでしかないという証左でもある。

誰もが納得する答えなんてものは、1人や2人では見つけ出せやしないのだ。

 

つまり何より大切なのは、掲げた答えを繋いでいくこと。

誰かが示したものを受け取り、その先に唯一無二の「答え」を見つけ出す。

そして自分が示したものを、また別の誰かが受け取り未来へ進む。

運命とは、そうやって輝かせていくものなのだと、ようやく気づくことができた。

 

だからこそ――

 

「......今更図々しいですが、お願いします」

 

是非もなし。祈るならば、応えよう。

 

「私が信じられる大人である、あなたになら」

 

世界に、自分だけの物語(こたえ)を示す。

銀の運命を紡ぐ旅路を歩んできた先達として、その手伝いくらいなら、きっとできると思うから。

 

「この捻れて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を」

 

未来が暗く閉ざされているというのなら、この輝きが導となろう。

 

「そこへ繋がる選択肢は......きっと見つかるはずです」

 

運命すらも超えていく――そんな奇跡を起こして見せよう。

 

「だから先生、どうか......」

 

 

その日――星屑が、蒼穹に降り注いだ。

 




完結1周年(厳密には公式のお祝いイラスト投稿1周年)に無理矢理合わせたのでメチャクチャ見切り発車ですが頑張ります。
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