明星ヒマリ男の娘概念   作:めのこん

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しばらくエイミパートが続きます。

追記:感想・評価・お気に入り登録ありがとうございます。



第二章『秘匿(かく)された花のパヴァーヌ』
14.和泉元エイミの『妄想』


 

- ミレニアムサイエンススクール 学園内 -

 

 

 ぼーっと窓の外を眺める。曇り続きのキヴォトスの天気は、時折まばらに降る雨によって若干の気温の低下を引き起こしたものの、依然としてじっとりとした熱気を醸し出している。

 不快な天気だ。湿度も高ければ気温も高い。こういう日は常に部長お手製の超冷却扇風機が手放せない。

 愛用の扇風機を手で撫でる。こうしていると離れていても明星ヒマリという大切な人との繋がりを保てる気がしたから。

 

 

 

 ―――部長が入院してから数日が経った。

 

 私は久々の休暇だというのに、手持ち無沙汰にスマートフォンを見ることしかできない。

 

 

「……部長、遅いな。 検査が終わったらモモトークくれるって言ってたのに」

 

 

 ヒマリ曰く、検査が終わるまで、連絡は出来ないとのことだった。

 どうやら検査機器に影響するため、そういった携帯端末は電源を切らなければならないらしい。

 だから、私からヒマリ部長に連絡することはできなかった。

 

 ひたすらに彼女の連絡を待つこと、数日。

 授業中も気が気でなかった。いつ彼女からモモトークが来るか分からない。

 ちらちらとスマホを見ては閉じ、気を紛らわせるかのようにどうでも良いサイトに目を通したら、再び通知も来ていないモモトークに目を通す。

 

 我ながらちょっとおかしいな、という自覚はあった。

 

 

(……人を好きになることって、思ってたより辛いことなのかも)

 

 

 待つことしか出来ないのは辛いものだ。今まさにそれを我が身で味わっていた。

 

 恋愛ドラマとかで良く見かける、悲恋だとか失恋だとかを思い出す。

 あれらの内容にもしばしば"恋人同士が離れ離れになる展開"があった。

 

 ああいった物語は別に好きではない。

 もっと正確に言うのであれば興味がなかったというべきか。

 

 正直、恋愛について毛ほどの興味も示してこなかった私からすれば、あんな風に悲恋に苦しんだり、恋の成就に喜んだり、失恋に泣いたりといった感情の機微。その全てがよく分からなかった。

 私がよくやりがちな"そういうものなんだな"という曖昧な理解をしていたに過ぎない。

 

 やれ"離れ離れになるのが辛い"だの"君を二度と放したくない"だの"僕とずっと一緒に居てくれ"といった歯が浮きそうになるセリフを聞くたびに、誰がこんなのでドキドキするんだろう? と常々疑問に感じていたものだ。

 

 それも当然だ。だって今まで恋愛をしてこなかったのだから。

 興味もない、経験もないそれを私が理解するのは不可能であること至極当たり前のこと。

 

 だが、これからはそうはいかない。

 私は部長(ヒマリ)のことを好きになってしまった。つまり、これまでのように恋愛の機微に疎いままではいられない。

 故にああいった、今まで私が理解を拒んできたものにも手をつけなければならない時期が来ているのかもしれなかった。

 

 タイトルも知らない、クロノススクールが取り行っている動画サービスで配信されていた恋愛メロドラマの1シーンに目を移す。

 そこではあいも変わらず歯の浮くような、現実でこんな展開にはならないだろうという、お膳立てされた感動シーンが垂れ流されていた。

 例によってありきたりな、どこかで聞いたような、愛を囁くセリフが聞こえてくる。

 

 

『オレはオマエがスキなんだー! もう二度と離さない!』

 

『あぁ、◯◯さん……❤  私もスキ……❤』

 

 

 雪の中抱きしめ合い、永遠の愛を誓う二人。

 あまりに寒い展開なので、思わずアプリを閉じて動画そのものを閉じてしまった。

 これでは一切の参考になりそうにないな、と。

 

 

 

 

(でも、もし部長に言われたらどうなるんだろう)

 

 

 ふと、頭に過った考え。待つだけの退屈で不安な時間。それを幾ばくかでも和らげてくれるかもしれない淡い期待。

 私は目を閉じて想像する。

 

 


 

 

 窓の外に広がる雪景色。車椅子に座る彼女(ヒマリ)と、その横に佇む(エイミ)

 パチパチと音を立てる暖炉。しかし室内は未だ寒く、彼女の吐く息も白い。

 厚手のコートから覗く手は、冷え切って赤くなっていた。

 

 ヒマリが車椅子に座ったまま、私に向けて手を伸ばす。

 

 

『エイミ、こちらに』

 

「えっと……。部長……?」

 

 

 ん! とまるで抱っこをせがむように両腕を広げ、口をとがらせている。

 私は困惑する中、とりあえずその手を取る。

 

 

『ふふ、エイミの手は温かいですね……♪』

 

 

 手を繋ぐ。にぎにぎと指を絡ませ、お互いの感触を確かめ合うように触れ合う。

 ヒマリの細い指が私の手をゆっくりとなぞっていく。

 

 

(部長の手……。前に触った時は全然意識してなかったけど……。いま改めて触れると……)

 

 

 さらさらの手のひら。すべすべとした触感。整えられた爪。ひんやりとした体温……。

 彼女の指が私の親指を、人差し指を、中指を、薬指を、小指を、舐るようになぞっていく。

 触れているのに、触れるか触れないかのように感じてしまう優しさで。私の反応を楽しむかのように、くすぐるような手つき。

 

 

んっ……! 部長……くすぐったい……!」

 

『この温かな手が、いつも私を守ってくれているのですね……』

 

 

 そう言って部長は、私の手を取ったままそれを頬に合わせた。

 そしてそのまますりすりと、愛おしそうに私の手の甲を頬に優しくこすり合わせる。

 

 

(部長のほっぺた、すごく柔らかい……)

 

 

 彼女のふにふにとした頬の感触が手の甲に伝わる。

 彼女の冷えた体温が、私によって温められていく。

 お互いの熱が交換されていく。その事実に私は自分でも理解が出来ないほどに興奮を覚えてしまう。

 

 

(部長の肌に触れてるんだ、今)

 

 

 彼女の肌の感触が脳に伝わる度に、私はドクンドクンと心臓の鼓動が強く、そして早くなっていくのを感じた。

 心臓が胸から飛び出そうという表現があるが、今がまさにそれだった。

 

 ―――くすぐったい。でも離してほしくない。

 触れられる度に体の芯にゾクゾクとした何かが走る。

 抗いがたい快楽のような何か。今までに味わったことのない禁断の蜜の味。

 

 

『ふふふ……エイミ?』

 

「な、なに? 部長」

 

『隙あり、です♪』

 

 

 瞬間。頬に添えられていた手に、彼女の唇が触れる。

 手の甲にするキス。親愛の証。愛情表現の中でも、比較的軽い意味を持つ行為。

 

 だが私はそれどころではなかった。

 唇が手の甲に触れた瞬間、ビクリと身体が跳ねる。腰から背中に掛けてビリビリとした衝撃が、神経を通って駆け抜けていく。

 

 キスされた。それを意識した瞬間、はしたなくも嬌声に似た声が溢れてしまう。

 

 

「……っ!?」

 

『ふふっ、この天才清楚系病弱美少女のキスですよ、エイミ? あなた以外には絶対にしないのですから、誇っても良いのですよ?』

 

「……そ、うなんだ」

 

 

 その言葉に、私は深く深く、心の内側から誘惑されていく。

 私にだけ許された行為。私にだけ心を許してくれる部長。私だけが触れてもいい彼女の唇。

 

 独占欲と執着心をぐちゃぐちゃにかき混ぜたような気持ち。

 この人の隣に立っていていいのは私だけなんだ、という毒々しい色を持った優越感が脳内麻薬として分泌されていく。

 

 

『これで終わりではありませんよ、エイミ? ……ほら、指をこちらに』

 

「部長……?」

 

『ふふ……。エイミ……。覚悟してくださいね? ……あむっ』

 

 

「~~~~~~っ!?!?」

 

 

 彼女は小さく口を開いて、ぱくり、と

 部長の口の中に、私の人差し指が咥えられた。

 直後、ぬるりとした感覚が指を通じて脳へと行き渡る。

 

 部長が私の指を咥えている。恍惚そうな表情を浮かべる彼女は、普段からは信じられない程に妖艶で、大人びていた。

 私はというと、ただ強すぎる刺激と快楽に脳を焼かれて、口ごもりながら答えることしか出来ない。

 

 

「ぅ、あっ……! 部長……っ。 そ、それ駄目、駄目だって……!」

 

『んー……? 嫌、ですか?』

 

「ぅ……。い、嫌……じゃないけど。……で、でも駄目。これ、ちょっとやらしすぎるから……!」

 

 

 部長は私の指に舌を這わせると、一本一本、丁寧に舐めていく。

 指のてっぺん、爪の先から、指のお腹へ。指のお腹から、指と指の間、指間膜へ。

 ぺろぺろ、といった可愛らしいものじゃない。それこそ嬲り尽くすような、舌先を這わせるような、性的意味を持っていそうな動作。

 

 彼女のぬるりとした、それでいて少しだけざらざらとした舌の表面が、私の指の表面に擦り付けられる。

 時折触れる、柔らかい唇。それが指に触れる度に、頭がおかしくなるのではないかと思うくらい、ゾクゾクとした快感が走る。

 頭と顔に熱が登っていくのが分かった。

 

 

『エイミはこういうの、好きなのですね』

 

「……い、いや。別にそういう趣味はないと思う、けど」

 

『そんなに嬉しそうな顔をして言われても説得力がありませんよ?』

 

「う、うぅ……」

 

 

 部長が意地悪そうに目を細めて笑う。いつものニコリと笑う仕草でもなければ、悪戯するときの悪い笑みでもない。

 そう、例えるならばサキュバスのような妖艶な笑みだ。

 私の反応を心底楽しんでおり、私を弄ぶことに悦びを見出しているような、そんな笑顔。

 

 普段の部長なら、こんな顔は絶対にしない。というか、想像もつかない。

 だというのに、眼の前の部長はそんな艶やかな笑みを浮かべて、私を手のひらでコロコロと転がして遊んでいる。

 

 でも、ちっとも嫌じゃなかった。指を舐められて喜ぶなんて、完全に変態のソレだと思うけど、もはやどうでもいい。

 もっと部長と触れ合いたい。言葉での触れ合いだけでなく、こうして肌と肌を合わせた触れ合いがしたい。

 

 

『ふふ、いいですよ? ほら、エイミ。もっとこっちに……』

 

「―――っ」

 

 

 いつの間にか部長は一糸まとわぬ姿になっていた。

 それはあの日、私が部長が入っている浴室に乱入してしまったときの光景そのまま。

 急激な場面展開にも関わらず、私は一切の疑問を抱かずにその言葉に誘われる。

 

 

『ほら、触れても良いのですよ、エイミ? 私の身体に触れてもいいのは、世界でただ一人。あなただけなのですから』

 

 

 まるで花の蜜に誘われる蝶のよう。目を背けたくとも背けることができない、本能に根ざした誘惑。

 例え同性だろうが関係ない。この魅力には抗うことができない。

 

 

(あ、駄目だ。もう我慢できない)

 

 

 グツグツと欲望が煮え立つ音がする。

 身体の中に蓄積していく熱が限界を迎えようとしたとき、私の理性は決壊した。

 

 

「―――部長。部長がいいって言ったんだからね? もう、我慢できないから」

 

 

 そう言って、私は彼女の透き通るような白い肌に触れようとして―――。

 

 

 


 

 

 キーンコーンカーンコーン。

 

 

 

 

「……ぅえっ?」

 

 

 突如として鳴り響くチャイムの音によって私の意識が現実へと引き戻される。

 周囲を見渡すと、いつもどおりのミレニアムの光景。

 廊下を行き交う生徒たち。ウィーンと稼働音を鳴らす清掃ロボット。何処からか聞こえてくる部活動中の掛け声。

 

 それを見て、私は今まで自分が何処で何をしていたのかを改めて認識する。

 

 

(そっか……。今の、私の妄想か……)

 

 

 妄想。それも淫らな類の。

 よく考えたらあまりにも整合性の取れていない状況だった。

 場所も違えば季節も違う。更に部長は近くにすら居らず、今は入院中。何一つとして合っていない。

 

 しかし現実感のある想像に、妄想と現実の区別が一瞬だけ曖昧になっていたのも事実。

 

 

(……私、学校でこんなはしたない妄想して……。何やってるんだろう)

 

 

 私くらいの年頃の女の子であれば、多かれ少なかれこの手の想像はするだろうけれど、それにしても場所とタイミングが悪い。

 これじゃあ年がら年中発情してるウサギとかの動物と変わらない。

 

 

(でも……。さっきの部長、すごく良かったな……。いつもより積極的で、すごく距離が近くて)

 

 

 まだ色濃く残る想像の中の部長の姿を思い出す。

 あんなに積極的に私を求めてくれた。手だけとはいえ、身体の触れ合いは妙に生々しく感触として残っている。

 もし現実でもあんな風に求められたら……。多分私は興奮しすぎて頭が沸騰してしまうかもしれない。

 

 

(……っていうか手を舐められて興奮するって。私、本当に変態じゃん)

 

 

 ふと冷静に考えると、それはそうだった。

 普通、こういうエッチな妄想って、もっと"実用的"なものを題材にするのが普通なんじゃないだろうか。

 

 例えば裸を想像したりだとか、相手との"行為"を妄想したりだとか。

 そちらのほうがより刺激的だし、その……題材としては"使える"んじゃないかなって思う。

 

 でも私はなぜか部長の手に釘付けになっていた。そういう性的趣向(フェチズム)がある事は私も知っているが、少なくとも今まで私はそれに興奮したこともなければ、興味を抱いたこともない。

 

 にも関わらず、私の妄想の中では、部長との手の触れ合いがメインになっていた。

 明らかにノーマルではない類の妄想。比較的ライトな部類ではあるが、間違いなくアブノーマルな性癖に片足突っ込んでいるとは思う。

 

 

(私は別にそんな……変態じゃないと思うんだけど。……違うよね?)

 

 

 自問自答。しかし答えてくれる人は私以外には居ない。

 

 手のひらを見る。いつも通りの見慣れた自らの手。

 当たり前だが、自分の手を見ても全くと言っていいほど興奮しない。というかそれで興奮したら変態というより自己性愛者(ナルシスト)だ。

 

 次に部長の手を思い出す。白くて細くて、拳銃すら持てないんじゃないかと思うほどの華奢な手。

 確かに綺麗だとは思うけれど、特段それだけでは何も感じない。

 では先程までの異常なほどの興奮は一体何だったのか。それを考える。

 

 

(……あれ、そういえば)

 

 

 似たような感覚を味わったことがあったのを思い出した。

 それは部長が入院する前日。リオ会長がセーフハウスを訪れ、部長と口論をしていた時のことだ。

 

 あのとき、部長は冗談半分で『撫でてあげましょうか』と言って、私の頭をわしゃわしゃと撫で回した。

 それこそ犬を撫で回すような、やや乱暴なものだったが、あのとき私は得体の知れない高揚感と心地よさを感じていた。

 

 あのときは深く考えていなかったが、自分の気持ちを認識した今であれば理解できる。

 そうだ、あのときにも私は興奮を味わっていた。性的なものとまでは言えないが、明らかにそれに近い……。身体の中心から湧き上がってくるような、ぞくぞくする快感を。

 

 

(あれはすごく良かったけど……。なんでだろう?)

 

 

 考える。きっと何か条件があるはずだ。

 

 

 部長とお風呂に入ったとき―――。ドキドキはする。でもそこまで強烈じゃない。

 

 部長の髪を結ってあげたとき―――。今考えたらすごいことしてたんだな、私。

 

 部長に頭を撫でられたとき―――。うん、これはドキドキしてくる。なんでだろう?

 

 部長に頬をむにむにされたとき―――。……あー、これも結構"クる"。……っていうかちょっと顔が熱くなってきた。

 そういえばあのときの部長の手、すごくひんやりしてて気持ちよかったな……。

 

 あの日は外も結構熱くて、当然私の体温もすごく高くなっていたから、部長のひんやりとした体温がすごく心地よかった。

 まるで私の体温が部長に奪われていくみたいで……。部長と身体の熱を交換しているみたいで、すごく…………良かっ―――。

 

 

 

 

(―――ッ!)

 

 

 ぽたり、と鼻から血が垂れていくのが分かった。

 顔が熱い。体中の熱が上へ上へと上がっていき、尽きることなく体の熱が溢れ出てくる。

 やがて限界を迎え、決壊してしまったのだろう。鼻腔の中の血管から血となって流れてくる。

 体温よりも更に熱い血が胸元へ、そして地面へと滴り落ちていく。

 

 

(うわ、ヤバっ……!?)

 

 

 慌ててティッシュを手に取る。乱暴にそれを取り出して、大絶賛出血中の鼻の中にぶすりと突き刺す。

 正直、あまりかわいいものじゃない。他人には見られたくない光景だ。

 

 

(いや、でも……分かった。"コレ"が元凶か)

 

 

 私の興奮の原因が分かった。

 部長そのものが興奮のトリガーになっているわけではない。

 

 "部長と触れ合う"もしくは"体温を交換する"こと。

 ヒマリのひんやりとした体温を持つ肌に、私の熱が伝わっていく感触。私の熱が彼女のものになっていく光景。

 それにものすごく興奮してしまうんだ、私は。

 

 自らも知らなかった己の性癖に困惑してしまう。

 世間一般的には確実にアブノーマルな癖であることは間違いないだろう。

 しかし決して変態的とは言えないはずだ。客観的に見れば、好きな人に触れたい、暖めてあげたいと思うのはごく自然なことなのではないだろうか?

 

 

(いや、普通に変態じゃん)

 

 

 心の中で、常識人の私が突っ込んだ。

 確かに"あなたを暖めるのが私の性癖です"と告げられたら、まず違いなくドン引きされるだろう。

 ドン引きで済めば良いのだが、下手したら通報される。

 

 この性癖は隠しておかないとまずいかもしれない、そう思った。

 

 

(……っていうか、血が止まらない……。どうしよ、コレ)

 

 

 先ほどから鼻にティッシュを詰めて血が止まるのを待っているのだが、一向に止まる気配がない。

 さて、どうしたものかと考えているうちに、私の背後から誰かの声が掛けられた。

 

 

「……あっ! 負傷中の村人を発見しました! アリス、救護クエストを開始します!」

 

 

 ちらりと振り返る。

 そこには長い髪を伸ばし、天真爛漫な笑顔を振りまいている、小さな少女の姿があった。

 

 

 

 

 

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