しばらくして、アヤネの遺体を引き取って...私達はアビドスに戻った。
アヤネはホシノ先輩の隣に埋葬した。
本当は葬式も上げたかったがそんな余裕はなかった。
時間も、体力も気力も...何もかもがなかった。
埋葬も終わり、私達はみんなで使っていた教室にある椅子に座っていた。
元々5人+先生という大して多くない人数だったが...今では2人だけになり、静かだった。
「...そろそろ私、出掛けるね」
「出掛けるってどこにですか?」
「セリカを探しにだけど...」
「......無駄なことなのに?」
そう言われて、私は驚いた。
ノノミがそんなことを言うなんて...
「無駄かは...わからない...」
「いいえ、わかってるはずですよね...無駄なのも...あの時アヤネちゃんがあんなことをするのも最初から全部」
「それは...」
「だからあの時...シロコちゃん驚いてなかったですよね...あの顔は...ああやっぱり...って顔ですよね」
「......」
「いい加減、教えてください...シロコちゃんはなんなんですか?
何を考えてるんですか?
ホシノ先輩はシロコちゃんのこと信じてましたが...私にはホシノ先輩と比べると人を見る目はないのでもう信じられないですよ!」
「...ノノミは...私が未来から来たって言ったら信じる?」
「えっ?」
私の発言にノノミは固まる。
それもまあ...仕方ないとは思う。
私だって同じ立場ならそうする。
だが、私を話を続ける。
「て言っても...正確には少し違う...
実は元の世界で私も死んだ...
そしたら...なぜかホシノ先輩とノノミに拾われた日に戻っていた」
「ちょっちょっとシロコちゃん...何の冗談ですか!?」
「冗談じゃない...難しいとは思うけど今は受け止めて...
じゃないと話が進まない」
「......続けてください」
ノノミに促されて話を続ける。
「なんでそうなったか、どうやってそうなったかは私にもわからない
けれど事実として...私は過去に戻った...
記憶を残したまま...
私が色々知っていたのはそういうこと...」
「全て...?」
「そう...先生が来て、ホシノ先輩がカイザーに行って...
列車砲の事件が起きて...ホシノ先輩が1人で行って...私がホシノ先輩を殺すことも」
ノノミは少し唖然としていた。
だが、すぐに口を開いた。
「だったら...どうして...
どうしてなにもしなかったんですか!?」
何もしなかった...?
「...本当になにもしなかった...そう思ってる?」
私の言葉にノノミはハッとしていた。
頭ではノノミも本心で言ったわけではないのはわかってるが...我慢できなかった。
「なにもしなかった...そんなわけない!
私が...どれだけ頑張ったか...!
私を救ってくれたホシノ先輩とノノミ、後輩として来てくれたアヤネとセリカ...私達を助けてくれた先生!
全員...大好きだから助けようとした!
それなのに...それなのに私は結局、何も変えられなかった!
先生は爆発に巻き込まれて...ホシノ先輩を止められずに私は2回も殺した!
頑張ったのに全部...私の手から零れていく...」
思いの丈を...ノノミにぶちまけた。
ノノミの表情は読めなかった。
沈黙が続く。
結局今日はセリカを探しには行かず、ノノミと座ったまま動かない。
日も暮れ始めた頃...ノノミが立ち上がった。
「...何するの...ノノミ」
「わかってるはずですよね...」
「...そっか」
「止めないんですか...?」
「止めたら...思いとどまってくれるの?」
「......さあ...でももう...疲れちゃいました」
そのまま歩いて出口に向かうノノミを私は見ているだけだった。
「さっき...大好きって言ってくれましたよね」
「うん...」
「...嬉しかったですよ...でも...ごめんなさい
さようなら...シロコちゃん」
そのまま私は朝日が昇ってもその場から動けなかった。
ネフティスグループの執事からノノミが自殺したのを伝えられたのはそれからすぐだった。
意識があやふやな中、私はノノミの家に向かっていた。
無理だとは思いつつも、ノノミの遺体を引き取りに来た。
ホシノ先輩とアヤネと同じ場所に埋めるためだった。
だが、意外とすんなりと引き取ることが出来た。
ノノミは結構無茶してアビドスに来て、実家からよくは思われてなかったのだろう。
それにしてもこの扱いは悲しく思う。
そのままアビドスに戻り、遺体を埋めるために穴を掘る。
ホシノ先輩の時はノノミとセリカ、アヤネの時はノノミと一緒に穴を掘っていたが今日は1人だった。
そのため、穴を掘るだけでもかなり時間を要した。
埋葬を終える頃にはすっかり日も落ちていた。
家に帰ることもなく、私は教室に戻る。
「...ただいま」
挨拶をするが返事はもちろん、返ってこない。
電気すら付ける気にもならずに、部屋の端っこに座る。
私以外誰いない教室はとても静かだった。
目を瞑れば今にでも楽しかったあの日々が鮮明に浮かぶ。
騒がしいセリカの声、それに反応する先生。
それを止めるアヤネ、楽しそうに混ざるノノミ
優しく見ていたホシノ先輩。
そんな日々は...1つの出来事であっという間に崩れ去ってしまった。
私はそれを知っていたのに...
この寂しさは知っていたのに...
2度目は避けようとしたのに...
結局、何も変えられなかった。
先輩も、友達も、後輩も、先生も...すべてを失ってしまった。
私はまた...1人になった
「どうして...かな....」
教室の端っこで私は膝を抱えて泣いていた。
「どうしてまた...こんなことに...
これを避けたかったから私は頑張ってきたのに...結局...なにもかも変えられなかった...
ホシノ先輩...ノノミ...セリカ...アヤネ...先生...ごめん...ごめんなさい」
私の声は小さいのに教室によく響いた。
誰もいない教室には十分だったのだろう。
「...セリカ...どうしてるかな...」
ふとそんな疑問がわいた。
元の世界ではセリカは行方不明のままで私は反転した。
仮にまだ生きてるのなら...探さないと。
いや、生きている...そうだ。
そうじゃないと私の心は持たない。
「...探してみよう」
私はふらふらと歩いて地図を取り出す。
とりあえずは元の世界で探してない場所を巡ってみるつもりだ。
地図にはできる限り巡った場所をマークする。
「待っててね...セリカ
かならず見つけ出すから」
銃と地図...あと必要になりそうなものを持って学校を出る。
銃をもつのは少し久しぶりな気がする。
「...重い」
使い慣れたはずの銃が不思議と重かった。
それでも手放さずに持っていく。
キヴォトスは広い。
だが、前回見てない地域だけに絞れば...いくらかは楽になるはずだ。
そう思って踏み出す足も重かった。
私はもう...諦めているのかもしれない。
これはただの探しているフリをして、自分の死に場所を探しているだけも知れない。
はたまたは罪滅ぼし...のつもりかもしれない。
自分の事なのに考えていることがわからない。
ただひたすら...セリカがいないことを確認して歩く。
「人は苦しむために生まれてきた...」
これは以前私が見つけた人生の結論だった。
先生はこれを否定したけれど...私の心にはまたこの考えが浮かんでいた。
「あっ...」
そんな考えごとをしていると足が砂に取られて私は転がる。
いつの間にか砂漠に来ていたようだった。
とりあえず、立ち上がろうとしたが...立ち上がれなかった。
私の体は動かなかった。
「お腹空いた...」
ここ数日、なにかを口に入れた記憶がない。
セリカを探しに出る準備をしていた時も、無意識か否か...水も食料も入れていなかった。
やはり、私も死のうとしているのだろう。
「...寒い」
見上げた空は既に暗く...あるのは月と星の光だけだった。
夜の砂漠が寒いのは当然だが...いつもより寒さを感じる。
「...ああ...そっか...また、無くしたんだ...」
マフラーがなかった。
2度と無くさないって決めたのにマフラーはなくなっており、それにすら気づいていなかった。
探したいな...と思ったがやはり体は動かない。
「もう...一歩も動けない...
...死んだら...皆に会えるかな」
自分はきっと地獄行きだろう。
それでもまた会いたいと思った。
「もうすぐ会える...といいな...」
自分の死を確信しながら目を閉じる。
不思議と寒さや体の痛みなどが消えていく。
目を閉じてるのに何かが見える。
「......色彩」
そうだ...死の間際、私は色彩に触れるんだった。
抵抗、するべきなのだろう...
だが、そんな気力は湧かなかった。
「いいよ...好きにして」
全てを諦めて、私は色彩に触れる。
目を覚ますと私は砂漠に立っていた。
視線も高くなり...潰れていた片方の目も見えていた。
服も変わっていて...嫌に力が沸き上がるのを感じる。
そして何かが心に語り掛けてくる。
全てを殺せ、キヴォトスを滅ぼせと。
無論、そんなことはすべてを諦めた私だって嫌だった。
けれど体は自然と街に向かう。
心も抵抗の意志を抜かれてただ茫然としている。
「...ねえ、あなた」
声を掛けられて振り向く。
いつの間にか小さな町に着いていて、見知らぬ生徒に声を掛けられた。。
「大丈夫...?
顔色悪そうだけど...救急車呼んだら...?」
この生徒はきっと...所謂「いい子」なんだろう。
見知らぬ私を心配して声を掛けてくれた。
それができる人が何人いるか...
だが、そんな人相手に私は銃を向ける。
「えっ...ちょっと...なに...?」
困惑している間に私は銃を放った。
本来、キヴォトスの生徒なら銃弾1つでは少し痛がる程度だ。
だが、相手が無抵抗なのと、色彩から与えられた力が原因か...一撃でその命が散った。
私はまた...人を殺した。
悲鳴が上がるのが聞こえた。
それと同時に私は...その場にいる全員を殺すために動き出す。
「や、やめ...」
命乞いをする人を殺した。
「くそっ...殺されてたまるか!」
当然の抵抗をする人を殺した。
「私が...なにをしたの...?」
困惑している人を殺した。
全員...殺した。
私だってそんなことはしたくなかった。
けれど勝手に体は動き、抵抗の意志さえも持たせてもらえない。
何人も殺しながら私はキヴォトスの中心地に向かっていくが...私に障害はない。
ここでもし、空崎ヒナや美甘ネルといったいわゆる「キヴォトス最強」と言った人物がいればまた話は変わってきただろう。
だが、空崎ヒナはアビドスでホシノ先輩を止めるために、美甘ネルや剣先ツルギ、聖園ミカは先のセトの憤怒との戦いで重傷を負って未だに目を覚まさない。
そしてもう1人、私を止めてくれるであろうホシノ先輩はもう...私が殺した。
キヴォトスの中心に向かう最中...段々見知った顔も出てきた。
「...あっ」
1人の遺体が目に入った。
生徒ではないが...アビドスのみんなにとって...私にとっても大事な人...
柴関ラーメンの大将だった。
大事な人を殺しても私はすぐに気付くこともなかった。
呆然としていると...雨が降り始めた。
辺りを見渡すと人の気配はまだちらほらとある。
だが全員、隠れたり逃げたりしている。
色彩が全員、逃がすなと声を掛けてくる気がした。
「...はは」
乾いた笑みが零れた。
どういう意味で笑ったのか...自分でもわからない。
沢山の人を殺し、大事な人を殺してもなお、止められない自分への嘲笑か...はたまた別の意味か。
「砂狼シロコさん...ですね...?」
声を掛けられる。
目の前には七神リンが険しい顔して立っていた。
「...あなたを殺人の現行犯で拘束させていただきます
既に多数の生徒や民間人が犠牲になっているため、抵抗するのであればこちらも容赦しません」
気付けば周りには多数の生徒が私を囲んでいた。
ゲヘナの風紀委員、トリニティの正義実現委員と言った各学園の治安維持を担ってる生徒たちがそこにはいた。
「私としてもあなたを殺したいわけではありません
ですので...このまま拘束されていただけないでしょうか」
「それは無理だね...
もう...私自身でも止められないから...
出来れば...私を殺してほしい...
...じゃないと私がキヴォトスを滅ぼしちゃうから」
「そうですか...残念です...
...総員、攻撃開始!」
七神リンの言葉と同時に戦闘が始まる。
いや...始まったのは戦闘ではなかった。
蹂躙だった。
どれだけ集まろうとも...私の障害にはならなかった。
「...まさか...これほどとは」
七神リンは瓦礫に背を預けて呟いていた。
その腹部は私の凶弾に貫かれ...出血が激しい。
間もなく死を迎えるだろう。
他の生徒も既に死んだか、七神リンのように死ぬ寸前だろう。
「...すみません...シロコさん」
「なんであなたが謝るの...」
「だって...とても辛そうにしていますから
戦闘が始まる前に言った...殺してほしいは本心からだったのでしょう
殺す...はともかく...そんなあなたを止められずに不甲斐ないです」
「...謝ることじゃない」
「ですが...私は代理とは連邦生徒会のトップ...ですから...」
「...私の方こそ...ごめん」
「大丈夫です...私は恨んでいませんので...
まったく...生徒が困っているのに先生は何をしているのでしょうか...」
「...」
「シロコさん...あなたは今、罪を犯しています...
ですがきっと...贖罪の機会は訪れますよ...」
そう言い残すと七神リンの目は光を失った。
1人殺す度に喪失感が強くなる。
心は段々弱まり、抵抗する力がどんどんなくなっていく。
そんな私はまだ生きてる生徒を探して歩く。
皆、私から逃げていく。
だが...1人だけ、私に向かって歩いてくる音が聞こえた。
色彩が最大級の警戒を発する。
今すぐ殺せ、そいつだけは確実に...と。
私は後ろを振り向く。
「せん...せい...」
先生が...私の元に歩いてくる。
色彩は今もなお、殺せと激しく語り掛ける。
先生は色彩が激しく警戒するのとは対照的に弱々しく、ゆっくりと歩いてくる。
「来ないで...先生...」
私の警告は聞かずに歩いてくる。
「来ないで!」
そんな先生に向けて発砲する。
それは先生ではなく...先生が持っているタブレット...シッテムの箱と呼ばれた先生を守っているものを撃ち抜いた。
その衝撃で先生は倒れる。
「もう...先生を守るものはない...」
先生を殺す絶好の機会。
色彩も一際激しく殺せと語り掛ける。
震えながら私は先生に銃を向ける。
「.......やっぱり...撃てない」
どれだけ色彩が激しく語り掛けても...
どれだけ体を自由にされても...
抵抗する意思が奪われてもなお...私は引き金を引けずに銃を下した。
「先生...私...大変なことしちゃった...
助けて...」
その言葉に先生の反応はなかった。
元々喋る体力もなかったのだろう。
だがそれでも...その目は強い光があった。
私のことはきっと怒ってるんだろう。
だが当然だ...悪いことをすれば怒られるのは当たり前...
けれどそれはまだ私を生徒として見ていてくれている証拠だ。
私は先生に手を伸ばし、先生も私に手を伸ばしてくれた。
「...なに?」
けれど、手を取る瞬間...不穏なものを感じた。
それは...私の体が変わった時と同じもの...色彩の出現。
「だめ、先生逃げて!」
色彩は先生に接触しようとする。
私は必死に先生を逃がそうとするが...先生はやはり...以前と変わらずに逃げなかった。
そうして先生は...あの時のようにプレナパテスとなった。
それは先生の死を意味していた
「――――!」
声にならない悲鳴が私から発せられる。
また...また変えられなかった。
結局何一つ、私は変えられなかった。
心が張り裂けた...もう...耐えられなかった...
雨が降りしきるなか、鈍く光る大きなガラス片を見つけた。
私はそれを手に取り...迷いなくそれを動かした。
静寂が訪れた。
私の体はその場に倒れ...水たまりを赤く染めた。
何も見えない、何も感じない。
そんな中、声だけが聞こえてくる。
前を向けと...
...前を向いたところで何になる?
まだ...ホシノ先輩たちを救えてるならまだしも...今の私に何があるのだろうか
それなら私はいっそ...
やるべき贖罪を果たして早く死にたい。
「はっ...!?」
不意に意識が戻る。
自分は確か...自決したはずだ。
だがその傷はどこにもなく...血だまりもない。
崩壊したキヴォトスもなく、プレナパテスと化した先生もいない。
ただ白い空間が広がり...真ん中にポツンと扉がある。
暖かな雰囲気があたりを包んでいる。
「...また、ここなの?」
私は...またここに戻ってきた。
目の前のある扉をくぐればまた私は1年の頃に戻るだろ。
だが、なぜ?
私は何をしなければならないんだろうか...
みんなを救えなかったから戻らされたのか...
とりあえずドアノブを掴む。
その手は震えていた。
「...また...同じ状況になったらどうしよう」
恐怖を感じ、震える手で私は扉を開けた。
――流石にやり過ぎでは...
――仕方ないよ、この子結構強かったし...下手に手加減したらやられてたのはこっちだよ?
気が付いたら再び寒さを感じる。
それと、体の痛み。
ホシノ先輩とノノミが小さくなった私を見下ろしていた。
「あっ...」
また...戻ってこれた。
「ああ...」
ホシノ先輩が...ノノミが...生きている...
「あああああ!」
それだけで私は嬉しくて...その場に泣き崩れた。
いきなり泣き出した私を2人はさすがに怪訝そうな顔をして見ていた。
おかしい人だと思われそうだが...それでも感情が抑えられなかった。
また2人に会えただけで私は...
「ほ、ほら...落ち着いて...
とりあえず...これ...寒そうだから付けなよ」
そういうとホシノ先輩はマフラーを巻いてくれた。
私はより一層泣いていた。
2人はさらに困惑していた。
しばらくして私はアビドスに連れていかれた。
「えーっと...とりあえず君の名前は砂狼シロコちゃんね
んで...記憶喪失...っと...
...記憶喪失!?」
私はアビドスに連れてこられた。
そこで一通り泣いて落ち着いたころ、ホシノ先輩の質問に答える。
以前のように必要以上に不審に思われないように注意をしながら。
その中で考える。
なぜ...戻ったのだろうか?
最初に戻った時のことも考えればきっとトリガーは私の死だ。
それを機にきっと時間が戻るのだろう。
だがそれはなぜだろうか...
何のために戻るのか...わからない。
けれど私は...チャンスをもう一度掴んだ。
再度ホシノ先輩たちとのやり直しの機会だ。
正直...怖さは今もある。
けれど、これはきっと...逃れられないのだろう。
なら私は...せめて足搔こう。
まだ完全に救えないと決まったわけではない。
以前失敗した理由を考える...おそらくきっとバタフライエフェクトというものだろう。
私は以前は似たようで少し違う歴史を歩んでいた。
その結果の失敗だ。
結果だけは変わらなかったのは少し気になるが...今気にしたところで何もわからないだろう。
であれば...今度はできるだけ、元の世界をなぞろう。
そうすれば必要な時にだけ動いて...最悪を避けられるはずだ。
そうだ...そうしよう...
セリカの誘拐はわかっていても...
ホシノ先輩の事件をわかっていても...
結果はすべてハッピーエンドで終わるのだから...
それ以外はすべて、切り捨てよう。