マギアレコード A world rewound 巻き戻された世界   作:ジャックノルテ

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プロローグ~1

□プロローグ 見滝原市 スーパーセルが接近する早朝に近い深夜

 

 

(マギアレコードファイナルシーズン1話~最終回と同時期)

 神浜市において環いろはを中心にした魔法少女達がアリナ・イブを撃破する少し前・・・・・。

 

 

 

 見滝原市を蹂躙するスーパーセル、否。それは最強の魔女であるワルプルギスの夜による攻撃では無く蹂躙だった。

 既に街はは多くの建物が破壊され、避難所のいた人も多くの人が犠牲になっていた。

 一つのビルの屋上に二人の少女がいた。

 鹿目まどかと美国織莉子。

 ある世界では一方的な敵視に至るこの二人だがこの世界では並び立ち共闘していた。

 

美国織莉子「鹿目さん!」

 

 二人に向かってワルプルギスの夜の使い魔が迫る!

 

織莉子「オラクルレイ!」

 

 織莉子の周囲から浮遊する宝石の先端から光の刃が出て回転すると織莉子とまどかに迫る使い魔を切り裂き二人の身を守った。

 

鹿目まどか「もう少し・・・・・」

 

 まどかは自身のソウルジェムに魔力を集中している。

 

織莉子(持たせなければ・・・・・。彼女でなければワルプルギスの夜を倒せないのだから・・・・・)

 

 既に織莉子も連戦で魔力を消耗している。

 

まどか「今!!」

 

 まどかの持つ弓から膨大な魔力によって輝きピンク色の魔法陣が光輝く。

 

まどか「もうこれが残された最後のチャンスなんだから・・・・・。お願い!これで!」

 

 まどかの脳裏には仲間の魔法少女達の顔が浮かんで行く。

 

まどか(マミさん。さやかちゃん。杏子ちゃん。ほむらちゃん。それに・・・・・。いろはちゃんにやちよさん達、みんなの戦いを無駄にしない為にも!)

 

 全ての魔力を集中した魔力の一撃をまどかはワルプルギスの夜に向かって放とうとした。

 

織莉子(そう。それでいい。わたしが予知した通りにあなただけがワルプルギスの夜を倒せるのだから・・・・・)

 

 織莉子の口元には笑みが浮かんでいた。

 そしてその手には魔力の刃が展開した球体が握られていた。

 

 

 

□1 見滝原市 五郷近辺 約一ヵ月前

 

 

 優木沙々との戦いを経て美国織莉子と呉キリカが二人で初めて街へ出かけた日。

 偶然にも以前助けた千歳ゆまと言う少女が祖父母に引き取られて行くのを目撃して二人は自分達の行動が一人の少女を救った事に喜びを感じていた。

 二人でパフェを食べたその帰り道。

 

 

織莉子「!!」

 

 

 織莉子の脳裏に無数のイメージが巡る。

 神浜市、魔法少女の解放、マギウスの翼、巴マミ、神浜市に向かうスーパーセル。

 

呉キリカ「織莉子?どうしたんだい?」

 

織莉子「キリカ。予知魔法が発動したわ」

 

キリカ「何を見たんだい?」

 

織莉子「私達はこれから別の街で戦う事になりそうよ」

 

キリカ「別の街で?でも見滝原には」

 

織莉子「どうもワルプルギスの夜と関係がありそうなのよ」

 

 織莉子は既に予知で見滝原市に来るスーパーセルがワルプルギスの夜だと知っていた。

 

キリカ「なんだって?一体どういう」

 

織莉子「今夜、キュウべえから呼び出しがあるわ。目下の死活問題でもある魔女の減少とも関係がありそうよ」

 

キリカ「成程・・・・・。私は君に従うだけさ」

 

織莉子「頼むわね。キリカ。貴女は私の相棒なんだから」

 

 

 

(アニメマギアレコード 第3話Cパート直後)

 夜。神浜市の近隣にあるYADOKITA SERVICE AREA(宿北サービスエリア)の屋上において。

 既に到着していた巴マミとキュウべえが人目に付かない神浜市との境上にある宿北サービスエリアの格子状構造物の上で会話をしていた。

 近くには無人の観覧車が回っている。

 

キュウべえ「それと他の優秀な魔法少女にも協力を要請してこれから来てくれる事になっているんだ」

 

巴マミ「えっ?そうだったの!?」

 

キュウべえ「協力を得られたのは今日だったからね。もう直ぐこの場に来るよ」

 

マミ(誰なのかしら・・・・・)

 

 マミの脳裏に浮かんだのはかつて師弟関係にあった風見野市の魔法少女の事だった。

 

??「待たせたわね。キュウべえ」

 

 そこへマミが聞き覚えのある声が響く。

 美国織莉子と呉キリカの二人がその場に姿を見せた。

 

マミ「美国さん。呉さん。あなた達だったのね」

 

 既に見滝原市で共闘した事のある二人が現れた事にマミは安堵した表情を見せていた。

 

??=織莉子「巴さん。あなたもキュウべえからの招集に応じたのね」

 

マミ「ええ。あなたもキュウべえから事情を聞いているのね?」

 

織莉子「ええ。神浜市の魔法少女が魔女を独占しようと神浜市に魔女を誘導していると」

 

キリカ「それにキュウべえが意識を保てないから神浜市内で何が起こっているのか分からないって事だよね」

 

マミ「そうよ。早速だけど調査の方はどう進めようかしら?」

 

織莉子「地図を見たのだけれど神浜市は9つの区で構成されているわ。だから受け持ちの区を決めて調査をするのはどうかしら?」

 

 織莉子は自身のスマホに神浜市の地図を表示させてマミに見せる。

 

マミ「それが良いわね。それじゃあどの区から調査を」

 

織莉子「外側から内側に向かって行くのはどうかしら?巴さんは新西区から。私とキリカは大東区から始めれば効率的に調査が出来ると思うわ」

 

マミ「そうね。手掛かりが無い以上はそれで進めましょう」

 

織莉子「巴さんは一人で探索を?確か他にも仲間がいた筈」

 

 織莉子はマミとその後輩達と顔見知りだった。

 

マミ「遠征となると付いて来れる人が限られるから今日は一人よ。本格的な調査をする時には私も仲間を連れて来るわ」

 

織莉子「くれぐれも単独行動はしない方が良いと思うわ。よろしくね。巴さん」

 

マミ「こちらこそ。美国さん。呉さん」

 

 マミの差し出した手を握り返す織莉子。

 それを見つめるキリカの瞳はただ目の前の出来事を直視していた。

 

 

 

 




補足説明

 織莉子とキリカはこのアニメマギレコ―ド時間軸においてはおりこマギカ別編に近い出来事を経た二人です。
 完全に別編の後日談にしなかった理由は、別編において優木沙々との戦いがワルプルギスの夜襲来の2週間前と明言されており2週間でアニメマギアレコードの出来事が纏まると思えなかったらです。
 また別編ではそもそもワルプルギスの夜討伐を目的にしている為に巴マミと敵対する必要が無いと言う事も別編に近い時間軸設定にした理由の一つでした。

 キュウべえの性格を考えればいくら実力者とは言え広い神浜市を単独で調査させるよりも話しに応じるなら織莉子とキリカを投入するのも考えられると思いました。
 今回の作品においてはアニメマギアレコードの裏側を書くと言う目的もあります。


 なお今回の作品においては私が書いているマギアレコード 偽書e/s memorysに登場するオリジナルキャラは言及はされても登場はしない予定です。
 一部のオリジナル設定は転用するかもしれませんが。
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