マギアレコード A world rewound 巻き戻された世界   作:ジャックノルテ

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□11 神浜市内 大東区 キレーションフェントホープ

 

 

(アニメマギアレコードセカンドシーズン2話~6話)

その後、里見灯花による宣言を切っ掛けにねむは二つのウワサ、ホテルフェントホープのウワサとキレーションランドのウワサは合体してキレーションフェントホープのウワサへと姿を変えると同時に神浜市内には魔女誘導装置のウワサによって半径200キロ圏内全ての魔女が神浜市に殺到した。

 

 南凪区で観測をしていた織莉子とキリカの目の前にも無数の魔女が現れる。

 

織莉子「キリカ!ここには誰もいないから思いっ切り戦って良いわよ」

 

キリカ「久しぶりだね。ローブを着ないで戦うのは!!」

 

 ローブを脱ぎ捨てたキリカが魔女と戦う中で織莉子は観測装置を見る。

 未だ反応は無い。

 

織莉子「本当にここに来ると言うの・・・・・」

 

 神浜市では市内にいる魔法少女達が魔女へ応戦する中でキレーションフェントホープのウワサにおいて騒動が起きていた。

 マギウスの計画に動揺した一部の羽根達が反発しキレーションフェントホープ内部に裏切り者の手引きを受けて潜入した魔法少女の存在が明らかになっていた。

 灯花の指示で反逆を起こした羽根達は地下牢に連れられて白羽根達の手によって隔離瓶と言われる魔法少女から感情エネルギーを吸い取る独房に拘束される事になっていた。

 3名の白羽根が反逆した黒羽根2名を隔離瓶に入れようとした時に白羽根の一人が他の白羽根を鎖鎌で切り裂いた!

 

白羽根二人「「なっ!?」」

 

改革派A「ここからは我々、改革派が全てを握らせて貰う」

 

黒羽根1番「あっあなた達は改革派なのですか?」

 

黒羽根2番「確か羽根の権利向上をマギウスに進言し続けているって言うあの」

 

改革派A「そう。その改革派だよ。これ以上はマギウスの暴走は見過ごせないからね。これからは我々、改革派が全てを収める!」

 

 改革派Aが手を上げると独房の周囲から現れた改革派の黒羽根達が次々と独房である隔離瓶に閉じ込められた羽根や魔法少女を次々と解放する。

 改革派を名乗る羽根達は羽根の権利向上を訴えて度々、上層部に訴状を出していた。

 しかしエンブリオ・イブの覚醒を優先した灯花達はその訴えを退けていた。

 組織の目的が達成目前だった事もあり些細な羽根の権利向上に意識を向ける意味を感じていなかったのだ。

 それ故に改革派は今日蜂起したのだ。

 

改革派A「私達改革派の魔法を駆使すればマギウスとて無事では済まない。行くぞ!我ら全員でマギウスの元へ進軍する!」

 

反逆者達「おー!!」

 

 50人以上の規模に膨れ上がった反逆者達がマギウスの元へ向かおうとする。

 

黒羽根1番「しかしここはマギウスのウワサの中。既に反逆はバレて何か手を打って来るのでは?」

 

改革派A「問題は無い。ここは既に私の領域だ」

 

 ウワサで作られた周囲の壁が変質して行く。

 

改革派A「私の能力は浸食魔法。この周辺は既に私の浸食魔法によってウワサは機能していない」

 

??「成程。だから他の羽根が集まらない訳ね」

 

改革派A「その声。神楽教官ですね」

 

??=神楽教官「そうよ。マギウスの読み通りね。こういう時こそ独房に閉じ込められた者は脅威となる」

 

 白羽根のローブを身に纏った神楽教官と黒羽根の衣装を身に纏った遊狩ミユリ、それに数名の白羽根、黒羽根に混じって親衛隊である黄羽根1名が反逆者の討伐に現れた。

 

神楽教官「このタイミングでの裏切りは許す事は出来ないわ。ミユ!」

 

ミユリ「はい!燦様!」

 

黄羽根7「・・・・・・・」

 

 瞬間にミユリの意識が飛ぶと高速で動きながら足のインラインスケートで次々と裏切り者の羽根を切り付けて行く。

 

神楽教官「手加減無しで攻撃なさい!ソウルジェムさえ無事なら相手は死なないわ!」

 

改革派B「どけ!自動浄化システムが完成するならその使用者は誰でも良い筈だ!」

 

改革派C「ソウルジェムを攻撃しろ!その方が合理的に敵を減らせる!」

 

 地下独房の入り口では羽根同士の戦い=魔法少女同士の戦いが始まっていた。

 その中で3人いる黄羽根の中で一人だけ戦闘力が高く羽根の装備である鎖鎌のオリジンでもある黄羽根7は黙々と裏切り者を切り捨てていた。

 

黄羽根7「・・・・・・・」

 

改革派A「やはりアナタが壁となりますか」

 

 白羽根でもある改革派Aは黄羽根7の強さを知っているからこそこの中で一番の実力者である自らが黄羽根7に立ち向かっていた。

 

神楽教官(親衛隊の黄羽根を投入してやっと抑えられているのね・・・・・。グリーフシード泥棒と潜入した裏切り者達は観鳥の方が何とかしているでしょうから私達はここで改革派を・・・・・)

 

アリナ「アッハハハハハハハ!!」

 

神楽教官「アリナ様!?」

 

 そこへ突如としてアリナ・グレイが手に無数のキューブを持ちながら現れた。

 

アリナ「何の騒ぎか知らないケド、アリナがもっと盛り上げてあげるカラ!」

 

 そう言って無数のキューブをその場にばら撒くと同時にその中から無数の魔女が現れた!

 

神楽教官「なっ!?」

 

改革派A「!?」

 

アリナ「どうせだから失敗作もここで処分するワケ。生き残れなかったらソーリー」

 

 そう言って笑みを浮かべたアリナはその場から去って行った。

 

アリナ(これで嫌いなヤツが一人消えるかも知れないワケ)

 

 アリナは嫌っていた黄羽根7がここで消えるかも知れないと思うと笑みが浮かんでいた。

 

黄羽根7「!!」

 

改革派A「お前の相手は私だ!」

 

 黄羽根7は反射的にアリナを追おうとしたが改革派Aの攻撃が右腕を切り裂いてしまう。

 改革派Aの固有魔法である浸食によって右腕は使い物にならなくなった。

 

黄羽根7「・・・・・・・」

 

改革派A(・・・・・。やはり痛覚遮断を使ったか)

 

 左腕しか動かないがそれでも黄羽根7は意に介する事無く戦闘を続けた。

 地下独房の入り口は無数の魔女と反逆者と羽根達による三つ巴の争いとなり地獄絵図と化していた。

 羽根が反逆者を倒せば魔女に襲われ、魔女を倒そうとすれば反逆者に殺されそうになる。

 地に付す羽根と反逆者達。

 

改革派A(何を考えている!?アリナ・グレイ!まさか我々ごと!?)

 

黄羽根7「!!」

 

 改革派Aの目の前に迫る黄羽根7。

 両者の武器がぶつかり互いに鍔迫り合いになり力を抜けないその瞬間に真上から現れた魔女が抵抗する事すら出来ずに両者をその巨大な口で噛み砕いた。

 同時に魔力が弾けて両者のソウルジェムが砕けたのは明白だった。

 

神楽教官(これ・・・・・。生き残れるのかしら)

 

 神楽教官の抱いた懸念は間違っていなかった。

 

神楽教官(それでも私は!!)

 

 

 

 その頃、南凪区で魔女と戦う織莉子とキリカ。

 織莉子の持っていた観測装置が反応を見せる。

 

織莉子(ここに来ると言うの!?ワルプルギスの夜が!?)

 

 予知と異なる出来事に織莉子は驚きを隠せなかった。

 

織莉子(私の予知が外れると言うの!?いえ・・・・・。それでも今は!)

 

 織莉子は目の前に迫る魔女に意識を向け直した。

 

 

キレーションフェントホープ内部で起こったこの争いがあったからこそ羽根達は侵入して来た環いろは達への追撃を行う余力を持てなかった。

 そしてホーリーマミとウワサの鶴乃を下し環いろはが鹿目まどかと共に魔女誘導装置のウワサを破壊したその時、神浜市に集まっていた魔女達が四散して行った。

 ワルプルギスの夜だけは見滝原市に向かって行ったが。

 

 

 南凪区で魔女と戦っていた織莉子達もその異変に気が付いていた。

 

織莉子「魔女が退いて行く・・・・・」

 

キリカ「何があったんだ?」

 

織莉子「!!」

 

 織莉子の脳裏に無数のイメージが走る。

 見滝原市、迫るワルプルギスの夜、それを迎え撃つ織莉子とキリカ、そして遅れて来る巴マミ達5人の魔法少女、巴マミと光線を撃ち合うワルプルギスの夜、倒される魔法少女のイメージ、そしてワルプルギスの夜を倒す鹿目まどかのイメージ。

 

キリカ「織莉子・・・・・。予知かい?」

 

織莉子「ええ。どうやらマギウスの計画は失敗したみたいね」

 

 織莉子の握っていた観測装置には計画失敗と画面に映し出されている。

 

織莉子「ワルプルギスの夜は見滝原に移動するわ。行きましょう。見滝原を守る為に」

 

キリカ「ああ。ようやく君の願いが叶う時が来たようだね」

 

織莉子「ええ。ここからが私達の本当の戦いよ」

 

 織莉子とキリカは神浜市南凪区から見滝原市へと向かった。

 その時、既に見滝原市は暴風域に包まれていた。

 到着すると同時に無数のワルプルギスの夜の使い魔が姿を見せる中で織莉子とキリカは次々と使い魔を倒して行く。

 

キリカ「キリがない・・・・」

 

織莉子「流石に使い魔の強さも尋常じゃ無いわね」

 

 使い魔との戦いに疲弊する織莉子達。

 そこへピンク色の無数の矢が降り注ぐ。

 

織莉子「来た・・・・・」

 

まどか「大丈夫ですか!?」

 

 その声と共に現れたのは鹿目まどか。

 後ろからは美樹さやか、暁美ほむら、グリーフシードの入った袋を背負う佐倉杏子に肩で担がれる巴マミの姿があった。

 

(マギアレコードファイナルシーズン全4話の時期)

 

織莉子「大丈夫よ」

 

さやか「もしかしてマミさんから聞いていた見滝原にいる他の魔法少女ですか?」

 

織莉子「美国織莉子よ。それと」

 

キリカ「呉キリカ。手伝ってくれるかい?流石に二人じゃキツイと思ったんだ」

 

杏子「はあ。ここまで来たからには仕方ないか。手伝ってやるよ」

 

マミ「美国さん。呉さん・・・・・」

 

織莉子「話は後にしましょう。巴さんは戦えるの?」

 

織莉子(愛生さんは一緒じゃない様ね・・・・・・)

 

ほむら「巴さん!佐倉さんから貰ったグリーフシードを」

 

 ほむらはそう言ってマミにグリーフシードを渡す。

 

マミ「ありがとう。浄化すれば戦えるわ」

 

 マミはソウルジェムを浄化する。

 

杏子「こうなりゃ出し惜しみは無しだ。全員このグリーフシードを使ってありったけの魔法を使って戦いな!」

 

織莉子「ありがたいわ。これでまだ戦えるわ」

 

まどか「みんなでワルプルギスの夜をやっつけよう!」

 

 

 




あとがき

 黄羽根7は私が書いている別作品マギアレコード偽書e/s memorysに登場するオリジナルキャラクター、ナナツメこと七部セナです。
 親衛隊である黄羽根で最も強い戦闘力を持つ梓みふゆや神楽教官と同じ強さを持つマギウスの3強と言う設定です。
 元々寡黙と言う設定だったので台詞が無くても違和感のないキャラだったのは計算通りでは無く偶然の一致です。


 なおマギアレコード偽書e/s memorysでは愛生まばゆでは無い別のオリジナルキャラクターである菖蒲彩月が黄羽根になっている筈がこの世界ではマギウスの翼と出会う事すら無かったので黄羽根にならずに生き延びていると言う事です。



 反逆を起こした改革派もマギアレコード偽書e/s memorysにおいて創作した羽根の権利拡大を図りながらマギウスの翼で勢力を拡大しようとした勢力集団です。


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