ナレーション(永井一郎)
宇宙世紀0079年6月3日。
ジオン公国視察団は、オルタネイティヴ4誇る技術研究拠点──横浜基地内「研究区画」へと足を踏み入れていた。
それは、破壊された世界の中に残された、数少ない“創造”の場。
そして、科学という名の孤独な戦いが繰り広げられる“静かなる最前線”だった。
だがその奥に、ジオンの未来と一人の男の運命を揺さぶる“視線”が潜んでいた。
横浜基地 研究区画・正面ブリーフィングルーム
コンクリートと強化ガラスで覆われた施設
「ようこそ、初めましてジオン公国の皆様。こちらが我々の技術研究所です」
研究員の案内で、視察団は自動ドアを抜け、静謐な通路を進む。
天井には鋼鉄製の吊りレール、壁には汚染対策の中和装置。
そして、ガラス越しに見えるのは、数機のF-4ファントム、F-15イーグル、そして新鋭機「不知火」。
リヒャルト准将が一歩近づいて尋ねた。
「……これは、すべて地球側の戦術機か?」
研究員は頷く。
「はい。F-4とF-15は米軍の機体。不知火は日本帝国製のTSF(戦術歩行戦闘機)で、現在の主力です。
いずれも国連軍への供与を経て、ここでは実戦データと応用技術の解析が行われています」
レオノーレが腕を組んだまま、じっと一機の不知火を見つめた。
「……いささか芸術的で機能美とは言えないが、これがこの世界の人間が作った“戦う翼”という事ですか…」
視察団が足を進めるその背後──
モニター越しに、静かにそれを見つめる少女がいた。
社 霞(やしろ・かすみ)。
オルタネイティヴ4に深く関与し、ESP能力により人心を読むことができるオルタネイティヴ3の遺児。
視察団が霞の方へ一瞥しながら小声でつぶやいた。
「彼女の様な少女もいるのか…末期だな…」
研究区画・観察室裏手
視察団から少し遅れて別行動を取っていたシャア・アズナブルは、ひとり静かな回廊を歩いていた。
どこか閉ざされたような空気。
それでも、彼は特有の研ぎ澄まされた感覚で、何かを“感じて”いた。
──誰かが、見ている。
(……気のせいか?)
ふと足を止めた瞬間、胸の奥に微かな“触感”のようなものが走った。
感情の波──戸惑い、焦り、悲しみ。
それらを包み込むような、冷たいまなざし。
(……誰だ……?)
反射的に後ろを振り返る。だが、そこには誰もいない。
空間は静まり返り、ただ空調の音だけが耳に残る。
その“気配”は、霧のように消え去っていた。
研究区画・観察室内部
社霞は無表情のまま、モニターに映るシャアの姿を見ていた。
彼の感情の断片が、まるで壊れた音楽のように、彼女の中に届いてくる。
──怒りと使命。
──冷静と情熱。
──そして、深い深い“孤独”。
霞は小さく、誰にも聞こえぬ声でつぶやく。
「……あなたは何を迷ってるの?」
だが、それが何であるかは、彼女には分からなかった。
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ナレーション(永井一郎風)
沈黙の観察者が、赤い彗星を“知覚”した。
それは共感ではない。導きでもない。
ただ、理論を超えた“感応”だけが、そこにあった。
人類の未来にとって、その邂逅が意味するものは──まだ、誰にも解らない。
だが、それでも“何か”が確かに動き始めていた。
連邦も途中で転移した方がいいかな?
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一部隊
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一個艦隊
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モブコロニー(生産性向上の為)
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サイド7(天パと親父込み)
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ジュピトリス(若いシロッコ込み)
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連邦なんて腐敗した奴らは要らん!