ナレーション(永井一郎)
宇宙世紀0079年6月18日
ルナツー。かつての連邦軍が築いた宇宙要塞にして、いまやジオンの最前線拠点。
その静かな一室で、月面進行以来“赤い彗星”と呼ばれた男は、深く瞑想に沈んでいた。
戦いの疲れでもなく、勝利の余韻でもない。
彼の精神は今、“何か”を探していた。
それはまだ形を持たぬ感覚。
しかし確かにそこにある、何か大きな変化の“予兆”だった──
ルナツー内部・士官専用居室
室内の照明は落とされ、唯一、壁際に置かれたキャンドル型の非常灯が、微かに揺らいでいる。
床に胡座かきシャア・アズナブルは、背筋を伸ばし、目を閉じていた。
深く、深く、呼吸を整え、己の精神を沈めていく。
月面進行以来、心の奥に燻っていた“違和感”。
戦場では異常とも言える勘が働き、危機の瞬間に“敵の動き”が見える──
(……あのときもそうだった。あの突撃級が飛びかかる直前、俺は……)
その思考の最中、静寂の中に、微かに──“声”が聞こえた。
……シャア……
(──!?)
目を開けた。だが、誰もいない。
(……今のは……)
鼓動がわずかに早まる。
ふたたび瞑想に入る。だが今度は、意識の奥で何かが“触れて”きた。
……あなたは……気づきはじめている……
(誰だ……? なぜ……聞こえる……?)
言葉では説明できない。
だが確かに、“誰か”がこちらに語りかけている。
それは音ではない。
理屈でも、視覚でもない。
感情の“色”。温度を帯びた“波”。
まるで……魂がささやくような、微かな感触。
……私は、あなたを……知っている……
(……やめろ……誰なんだ、お前は……)
返事は、返ってこなかった。
だが、その代わりに“別の存在”が混じる気配を、シャアは感じた。
それは、柔らかく、だが脆く……
まるで、記憶の底から湧き出した亡霊のように。
…いかないで……たすけて……ここから出して……
(……この声は……?)
一瞬だけ、ヴィジョンが脳裏に差し込む。
実験用カプセル。体に繋げれるケーブル。薄い青色の少女の叫び
(……あれは……知らない……だが、なぜ……苦しみが伝わる……?)
(……誰かが、彼女を……閉じ込めた……?)
シャアの手が、わずかに震える。
精神世界のイメージ
濃霧に包まれた虚無のような空間。
そこに、ふたつの“光”が浮かんでいる。
一つは、金色の光──ララァ・スン。
もう一つは、薄い青──マリオン・ウェルチ。
ララァは静かに、その光の向こうを見つめている。
「……彼は、まだ気づけない……でも、きっと……」
マリオンの意識の断片が、不安定に震えていた。
「……また……ここに……あなた、また来たのね……」
ララァはそれに向けて、祈るように手を伸ばす。
だが、二人の間にはまだ、超えられぬ“壁”があった。
「……届いて……あなたの魂に……」
ルナツー・シャアの自室
目を開けたシャアは、しばらく身動きができなかった。
額に、うっすらと汗。
手の平は、冷たく濡れている。
だが、その胸には確かに“何か”が残っていた。
……私を、見つけて……
もう声は聞こえなかった。
だが、シャアはそれを確かに“感じていた”。
(……誰だ、お前は。なぜ……俺に……)
彼はふと、手帳を開いてその日の日付に小さく書き込んだ。
(超能力的な精神感応なのか?あるいは……妄想か?)
静かに、照明が戻る。
それでも、シャア・アズナブルの思考は、もう戻らなかった。
彼はまだ知らない
その“声”が、彼の運命を大きく変えていくことを。
ナレーション(永井一郎風)
交わることのないはずだった魂が、いま、時空を超えて“触れ合った”。
それは偶然ではない。
運命でもない。
それは、戦争を超えた人類の“進化”の兆し。
まだ始まったばかりの“夜明けの感応”。
それが導くものは、希望か、絶望か──
今はまだ、誰にも分からない。
連邦も途中で転移した方がいいかな?
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一部隊
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一個艦隊
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モブコロニー(生産性向上の為)
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サイド7(天パと親父込み)
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ジュピトリス(若いシロッコ込み)
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連邦なんて腐敗した奴らは要らん!