ナレーション(永井一郎)
宇宙世紀0079年6月22日。
ジオン公国・サイド3、フラナガン機関
かつては“ニュータイプ”という言葉すら信じられていなかったその研究所で、今、確かに“扉”が開かれようとしていた。
それは、知覚を超えた“意識”の領域。
それは、肉体を離れた“魂”の共鳴。
そしてそれは──彼女の“覚醒”の始まりだった。
サイド3・フラナガン機関
ララァ・スンは、薄黄色のワンピース姿で椅子に座っていた。
周囲には複数のバイタルセンサー、脳波計、そして最新型のサイコミュ波形干渉装置が並んでいる。
「ララァ、リラックスして……。今回のテストは、君の“感じる力”に任せるテストだ。いいね?」
フラナガン博士が、やさしく声をかける。
彼女は軽く頷き、目を閉じた。
直後──
光が、内面から溢れ出す。
精神世界・光の深層
果てのない虚無。
だが、その中心に、あの“青白い光”が浮かんでいた。
「……また、来たのね」
かすかな声が、霧の中から響く。
マリオン・ウェルチ。
フラナガン機関の過去の被験者にして、未だ目覚めぬ少女。
彼女の意識の残滓が、ララァの“感応”に呼応して再び現れる。
ララァは静かに言った。
「……あの人はまだ、揺れています。自分の中にある“何か”に気づきかけているのに、戸惑っている……」
マリオンが不安げに目を伏せる。
「……あの、赤い仮面の……人?」
「ええ。でも……きっと、辿り着けるわ。シャアなら」
マリオンは笑う。
「……きっと、あなたには“壁”がないのね……私は、まだ……怖いのに……」
その時、精神の深層に、まったく異なる“存在”が差し込んできた。
横浜基地・地下施設 第1隔離区画(00ユニット収容区画)
「脳波が乱れてる……! ノイズじゃないわ、これは……強制的な干渉波!?」
香月夕呼博士が、モニターの前で鋭く声を上げた。
その隣、社霞が息を飲む。「……今、純夏さんが“誰かに話しかけた”気がます」
その瞬間、室内の空気が凍りつく。
鑑純夏──元横浜ハイヴ唯一の“生存者”。
その肉体から、まるで“因果”そのものを漏出させるように、何かが膨れ上がっていた。
そして次の瞬間、精神世界が、繋がる。
精神世界・接触の場
ララァの周囲が、光と共に変容する。
気づけば、彼女の横には──フラナガン博士。
そしてその反対側には、霞、そして香月の姿があった。
「ここは……!?」香月が戸惑う。
「これは……精神が、“場”そのものを通じて繋がった……? いや、それだけじゃない……」
霞は、ゆっくりと純夏の元に歩み寄る。
だが、純夏の“存在”はぼやけていた。
まるで、この現実と夢の境界を漂うような、不確かな存在として。
「ねえ……あなたは、どうしたいの?」
それは、ララァの問いだった。
静かな、だが真剣なまなざしで、彼女は問いかけた。
鑑純夏の中に、かすかに揺れる意識。
(──たすけて。こわい。でも、武ちゃんのために……)
それは、決して言葉では返らない。
だが、確かに“意志”が、存在していた。
ララァが、そっとその光に手を伸ばした。
「あなたの心は……私に届いてる。大丈夫、もうひとりじゃない。もうすぐ、あなたにとって大切な人が……きっと、ここに ──」
フラナガン機関・観測室(現実世界)
「接続解除! 被験者の脳波が限界だ!」
緊急停止の指示が飛ぶ中、ララァはゆっくりと目を開けた。
頬にはうっすらと涙が伝っている。
その様子を見ていたフラナガン博士は、目を見開いた。
「……今のは……あの子の能力は……」
博士は震えるように呟いた。
「……空間だけじゃない。彼女は“因果”というものにすら触れている。ララァは……“未来”にも関わりかねん……」
フラナガン博士は黙ってララァを見つめる。
その眼差しには、“畏れ”すら混じっていた。
ナレーション(永井一郎)
これは、奇跡ではない。
人類が、その可能性を自らの手で切り拓こうとする瞬間。
ララァ・スン──その存在はもはや、“一人の少女”ではなかった。
それは、新たな時代を告げる鐘の音。
人類が変わろうとしている。
戦いの果てに、ではなく、“意識”の深層で──
そしてその先にあるのは、希望か、破滅か。
まだ、それを知る者はいない。
連邦も途中で転移した方がいいかな?
-
一部隊
-
一個艦隊
-
モブコロニー(生産性向上の為)
-
サイド7(天パと親父込み)
-
ジュピトリス(若いシロッコ込み)
-
連邦なんて腐敗した奴らは要らん!