ナレーション(永井一郎)
宇宙世紀0079年6月25日。
ジオン公国。ズム・シティ。
異世界への転移から半年が過ぎ、ジオンは月面での戦いに勝利し、地球との通信を確立した。
しかしその先に待つのは、単なる共闘ではない。
技術、思想、そして「人としての在り方」──
それぞれの選択が、いま試されようとしていた。
これは、ある男が“何を信じて戦うのか”を問う物語である。
ズム・シティ・ザビ家本邸 執務室
ギレン・ザビは、ディスプレイに映る数十ページに及ぶ報告書を、沈着な表情で読み進めていた。
内容は、地球降下視察団の記録とその分析。
香月夕呼、オルタネイティヴ計画、戦術機、BETAの生態──すべてが膨大な情報として整理されていた。
「……生存領域は、地表の10%〜15%にも満たない。だが、その中には我々と“共通の敵”もいる……か」
背後の扉が開き、キシリア・ザビが姿を現す。
彼女は手に持った報告書の最後の一枚を静かに差し出した。
「香月博士からの通信です。“長期的な技術交流と代表団の派遣を希望する”とのこと」
ギレンはしばし沈黙し、やがて口を開いた。
「……人類が滅びかけている今、“技術”は道具に過ぎん。ジオンが差し伸べるのは“救いの手”ではない──“新たな秩序”だ」
彼は背筋を伸ばし、静かに宣言する。
「よろしい。ジオンは、正式に技術供与と交流代表団の派遣を決定する。
ただしその派遣団には──私の代理となる“調停者”となるモノを置く」
キシリアが目を細める。
「その役は……?」
ギレンは微かに笑う。
緊張感漂う会議室の中央。
ギレン・ザビ総帥は、静かに立ち上がり、出席する各局代表たちに視線を送った。
「……各位、我がジオンは地球との“正式な技術交流と対話の場”を設けるべき時に来た。敵か味方かと線を引く段階は、すでに終わったと見る」
映し出されたのは、香月夕呼博士からの書簡。
そこには、定期的な技術交流会議、情報共有の場の提案、さらには“共通の敵BETAに対する共同研究”の要請があった。
一部の保守派が顔をしかめる中、ギレンは重ねて告げる。
「ならば我々は応じるべきだ。“選ばれた者たち”として、導く覚悟を示すためにな」
そして彼は、傍らに控えていた男に視線を向けた。
「エギーユ・デラーズ大佐。貴様に代表団の筆頭を任せたい。地球との“第一の橋”となれ」
「……はっ」
デラーズは直立し、静かに敬礼した。
その瞳に宿るのは、ジオンの理念と未来を信じる者の覚悟だった。
「義の旗を掲げ、誠意をもって挑ませていただきます。ジオンの誇りを胸に──」
ギレンは満足げに頷く。
「我らは力を示すのではない。“存在”を証明するのだ。……人類の未来にとって、な」
ルナツー 士官居室
シャア・アズナブルは、窓際の椅子に座り、外の静かな宇宙を見つめていた。
月の地表、かつて戦った戦域が、遠くに見える。
(地球の人間は、BETAと戦ってきた。死ぬためにではなく、生きるために。
……俺は……何のために戦ってきた?)
彼の指が、無意識にグローブを握り締める。
(ザビ家への怒り。復讐。そうだ、最初はそれだけだった……だが──)
脳裏をよぎるのは、あの“声”。
……シャア……
初めて聞こえたその声は、確かに「誰か」の意志を宿していた。
それは、彼の中の“過去”だけでは説明できない、あまりに温かな響きだった。
(……俺は……まだ答えを持っていない。だが、進むしかない。答えがあるとすれば、それは……)
精神世界──光の深層
虚無の中に、微かな光が浮かぶ。
その光に、今、シャアの“声”が届いた。
「……お前は、誰だ……なぜ、俺に……語りかける……」
──沈黙の中、優しい声が返る。
「……シャア……やっと答えてくれた…
あなたは、いずれ“選ぶ”時が来る」
「選ぶ……?」
「そう。復讐か、安寧か……
怒りを力に変えるか、優しさで世界を変えるか……」
──金色の光が、静かに揺れる。
「でも……どちらを選んでも、私は……あなたのそばにいる」
その声に、シャアの瞳がわずかに揺らぐ。
(……この声は……誰なんだ……)
(……彼女は、なぜ俺に語りかけた? 俺に……何をさせたい?)
答えは、まだ出ない。
だが彼の中で、“何か”が確実に動き出していた。
ナレーション(永井一郎風)
選択とは、時に剣より鋭く、銃弾より重い。
ジオンと地球。
過去と未来。
憎しみと希望。
シャア・アズナブルはまだ、その狭間に立っている。
だが“声”は確かに届いた。
そして、世界は次なる段階へと進もうとしていた
連邦も途中で転移した方がいいかな?
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一部隊
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一個艦隊
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モブコロニー(生産性向上の為)
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サイド7(天パと親父込み)
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ジュピトリス(若いシロッコ込み)
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連邦なんて腐敗した奴らは要らん!