宇宙世紀マブラヴ   作:vault101のアルチョム

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ちょいと内容は薄いです(汗)


【第42話】大気圏突入

ナレーション(永井一郎)

──空を、越える。

 

それはただ、星の外から地上へと戻る行為ではない。

異なる世界に生きる者たちが、“手を取り合う”覚悟を試される通過儀礼だ。

 

機体を焼き、大気を割きながら、一隻の艦が地球を目指す。

その軌道には、まだ信頼はなく、ただ“可能性”だけが浮かんでいた。

 

 

 

月軌道上・ザンジバル艦橋

 

ミノフスキー粒子散布、完了。

レーザー級BETAの観測ライン、回避コースを維持。

電子妨害衛星ジャミング波、送信継続中。

 

「──最終進入コース、確定」

 

通信士官の報告に、艦橋中央に立つエギーユ・デラーズ大佐は無言で頷いた。

その視線は、前方スクリーンに映る青く美しい惑星──地球へと向けられている。

 

「レーザー級、予測配置より北へズレあり。降下軌道は安全域を確保」

 

「……こちらの“賭け”が上手くいったようだな」

 

艦長席の後方で、デラーズが低く呟く。

この降下作戦は、事前に国連軍との外交調整を行った上でのものであったが、

それでも軌道上からの直接降下には、BETAや自動迎撃システムの誤作動という危険が常につきまとう。

 

「これより《ザンジバル》、大気圏への突入フェーズに入る。視察団各位、着座固定を確認せよ」

 

艦内アナウンスが流れ、ジオンの外交局員・技術官僚・軍幹部らがそれぞれ座席の固定を行っていく。

 

艦外には、粒子のもやが機体を包み込むように広がっていた。

ミノフスキー粒子とジャミング波の組み合わせ──

 

それは、“敵”にも“味方”にも、こちらの真意を読み切らせないための、ぎりぎりの策だった。

 

 

 

地球・横浜基地・管制センター

「……未確認熱源、降下中!」

 

オペレーターの緊迫した声が室内に響いた。

 

「サイズ判定、200m以上、速度、減衰なし! 軌道修正なし! 全隊、対空迎撃、レベル2の管制に移行しますか!」

 

緊張が一気に高まり、各担当が慌ただしく動き出す。

 

その中心で、香月夕呼博士は冷静にスクリーンを注視していた。

望遠カメラがやっとモニターに映像を映す。燃えるような尾を引きながら降下する1隻の艦影──

 

その形状に見覚えがあった。

 

「……あれは、ザンジバル級。ジオンの艦よ。予定より早いけど、確かに来るとは聞いていたわ」

 

「しかし、BETA警戒衛星の通信に妨害が入ってます! これは……」

 

「ミノフスキー粒子ね。しかも衛星ジャミングを重ねてる。向こうも“レーザー級には絶対に撃たれたくない”ってわけ」

 

香月はひとつ深く息を吸った後、短く命じた。

 

「──迎撃中止。全システムを待機に。通信チャンネルを開いて、彼らにこちらの判断を伝えて」

 

「了解。通信確立中……応答あり。ジオン側、エギーユ・デラーズ大佐です」

 

 

 

音声通信・連絡ライン確立

スクリーンに現れたのは、軍服に身を包んだ厳格な男──

その口元に、わずかな安堵が滲んでいる。

 

『こちら、ジオン公国外交代表エギーユ・デラーズ。横浜基地へ降下中である。先ほどの行動、不安を与えたならば謝罪しよう。』

 

「こちら国連太平洋方面第11軍・横浜基地、副司令の香月夕呼です。安全確認済み、迎撃を中止しました。

降下コース、予測通りです。ビーコンを発信中、着陸後は案内班を向かわせます」

 

『感謝する』

 

とデラーズはジオン式の敬礼して通信を終えた

 

通信が一時切れると、司令室の緊張がふっと和らいだ。

 

オペレーターたちが一様に息を吐く。

 

香月は静かに椅子に腰を下ろし、画面の青い光を見つめながら呟いた。

 

「……ようこそ、地球へ」

 

 

 

成層圏上空・ザンジバル艦内

機体が振動する。外殻温度、急上昇。

空気の層を貫きながら、艦体が赤く燃える。

 

しかし、揺れることなくそのまま高度を下げていくザンジバル級。

 

デラーズは、艦窓の外に広がる地球の雲と大地を静かに見下ろしていた。

 

「……ここに、我々の“答え”があるのだな」

 

 

 

ナレーション(永井一郎)

空を超えた者が、地に降りる。

それは、戦火に沈んだ人類の最後の可能性を試す“架け橋”だった。

 

対話と協力は、まだ脆く、不安定で、頼りない。

それでも──その第一歩を踏み出さなければ、未来など築けはしない。

 

今、歴史がひとつの転機を迎える。

 

ジオンと地球、その邂逅の幕が、静かに、だが確かに──上がったのである。

連邦も途中で転移した方がいいかな?

  • 一部隊
  • 一個艦隊
  • モブコロニー(生産性向上の為)
  • サイド7(天パと親父込み)
  • ジュピトリス(若いシロッコ込み)
  • 連邦なんて腐敗した奴らは要らん!
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