宇宙世紀マブラヴ   作:vault101のアルチョム

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拙い内容の小説を出して早一週間!皆さん穴だらけの設定の作品をご視聴ありがとうございます(泣)
ランキングを見ると一般二次の週間=49位、ルーキー=20位、新作=33位で感無量であります(泣)
引き続き「宇宙世紀マブラヴ」をよろしくお願い致します!


【第47話】鹵獲の砲声

ナレーション(CV:永井一郎風)

争いとは、本来──命を奪うために用いられるもの。

しかし、今その火力は“命を守る”ためにこそ撃ち放たれている。

 

戦術の理も、国家の境も意味を失い──

ただ“今を生き延びるため”に、かつての敵同士が肩を並べる。

 

ジオンの兵器。連邦の技術。国連の血。

その全てが混じり合い、“新たな連携”が戦場に誕生しつつあった。

 

これは、かつて奪い合った力が──

「人類という名の種を、守るために使われる」、

そんな希望の一幕である。

 

 

 

「目標ロック──レーザー級、距離18000、弾種:特殊榴弾、発射!」

 

──ドォン!!

 

120mm低反動キャノン砲が火を噴き、細身の砲弾が空を切る。

同時にレーザー級が迎撃のレーザーを放つが、弾頭は光線の中を突き進み寸前で炸裂!

 

飛散した破片の一片が、照射粘膜を貫き、背後まで突き抜ける。

直後、その体はくぐもった音を残して、無様に崩れ落ちた。

 

この弾丸は、ジオンが開発した臨界半透体コーティング弾――

通称「ビームコート弾」だ。レーザーを瞬間的に偏向し、命中率を維持する。

 

コストが高いため、レーザー級狙撃時にのみ許可されているが――

その威力は、実戦で立証された。

 

「一体撃破! 続いて重レーザー級──砲身冷却完了、二射目、発射!」

 

──ドン、ドンッ!

 

ガンタンクの両肩に備えられた砲門が再度火を噴く。

一発が動きを止めさせ、続くもう一発が重レーザー級の頭部を貫いた。

 

「重レーザー級、撃破確認! 撹乱幕の効果が切れる前に、掃討急げ!」

 

 

 

支援展開/ガンキャノン鹵獲機

 

戦線の中腹では、赤い装甲が特徴のガンキャノン鹵獲機が膝を突き、

突撃級と小型種の群れに240mmキャノンを撃ち込んでいた。

 

「こちら第2支援班、目標:突撃級前列。座標入力──発射!」

 

──ズガァン!

 

2門の240mmある巨砲が交互に唸りを上げ、密集した突撃級の塊に直撃。

吹き飛ぶ肉塊、分断される戦列。味方の防衛線が一気に持ち直す。

 

「続いて小型種、弾幕展開──マシンガンで掃射!」

 

ガンキャノンがMMP-80を引き抜き、腰を落として構え撃つ。

精密なセンサー補正により、小型種の頭部や関節を正確に撃ち抜いていく。

 

「クラッカー投擲──後退しつつ牽制!」

 

右腰から放られた榴弾が地面に転がり、

小型BETAの群れを爆煙ごと呑み込んだ。

 

「全弾命中──小型種の進行、停止を確認! 支援続行する!」

 

 

 

共同戦線/戦術機部隊との連携

 

戦術機部隊は、事前にジオンから供与されたMMP-80を装備していた。

そのおかげで、弾薬の統一・補給ラインの簡略化が実現している。

 

「こちらフレイム02。弾切れ寸前だ──ジオン部隊、支援可能か?」

 

「了解、補給ポッドを送る。

ついでに前方の要撃級をこちらで牽制する。君たちは左から回り込め!」

 

即応したのは、ザクⅡホバーユニット換装機の小隊。

弾薬を積んだポッドを前線へ投下しつつ、火線を集中させて敵の進行方向を逸らす。

 

その動きに呼応して、戦術機部隊が一斉に移動し、BETAの横腹を切り裂いた。

 

「あの動き……匍匐飛行よりホバー走行の方が撃った時の安定性は高そうだな。」

 

「最初は不安だったが……やってみるもんだな。モビルスーツとの連携も…」

 

 

 

しかし──戦場は甘くない。

 

次第にBETAの反撃は激しさを増し、いくつもの防衛ラインが押し込まれ始める。

 

「コヨーテ小隊、全滅……! ガンタンク、右履帯損傷──行動不能!俺らは脱出する!誰か拾ってくれ!」

 

「くそっ……!」

 

爆煙が立ち込める戦場の片隅、

倒れたMSの残骸が、火花を散らしながら地面に横たわる。

 

それでもなお──立ち上がろうとする者がいた。

 

迫り来る突撃級2体。

その巨体が火線をすり抜け、獣のように地を蹴る。

 

対峙するのは、右肩の砲が破損したガンキャノン。

だが、その双眸に宿る闘志は、微塵も失われていない。

 

「まだ終わっちゃいない……来いよ、化け物!」

 

【挿絵表示】

 

猛然と突進してくる突撃級の一体を、ガンキャノンが正面から受け止める。

巨体と巨体が激突し、ルナチタニウムと甲殻の軋みが大地に響き渡る。

 

――そして次の瞬間。

 

ガンキャノンが両腕で突撃級の胴体を持ち上げた!

 

唸る駆動系、軋む関節。

赤い機体が、核融合炉の出力を限界まで引き絞り

岩を投げる要領でそのまま、もう一体の突撃級へと投擲する!

 

「おおおおおッ!!」

 

突撃級の巨体が空を裂き、標的へと飛ぶ──しかし、狙いはわずかに逸れ、回避した突撃級がそのまま体当たりで反撃。

ガンキャノンの胴体が、土煙の中に吹き飛ばされる!

 

「──ぐっ……!」

 

地面に叩きつけられ、警告音と装甲の悲鳴が機体を満たす。

それでも、ガンキャノンは──膝を突き、再び立ち上がる。

 

残された左肩の240mmキャノンを、静かに構え、

照準を合わせるのは目前の突撃級。

 

「まだ……終わりじゃねぇ……!」

 

──ズドォン!!

 

轟音が戦場を裂く。

撃ち出された砲弾が突撃級の頭部を粉砕し、巨体は膝を折って沈み込む。

静かに、重く、地面に崩れ落ちた。

 

 

 

ナレーション(永井一郎)

 

本来、命を奪うために作られた兵器が──

いま、命を守るために、その砲を撃つ。

 

正史では敵として対峙した者たちが、

いまは背中を預け合い、戦場に並び立つ。

 

必要なのは、掲げる旗ではない。

信じられる仲間がいること。

そして──その隣に、共に立つ者がいるという事実だ。

 

ジオンの鋼、連邦の技術、国連の意志。

異なる力がひとつに重なり、

“人類”という名の運命を、いま共に背負っている。

 

そして彼らは、知ったのだ。

「この星を守るために、共に戦う意味」を。

 

それは、戦術をも超えた力。

絆と呼ばれる、新たな“連携”のかたちである──。

連邦も途中で転移した方がいいかな?

  • 一部隊
  • 一個艦隊
  • モブコロニー(生産性向上の為)
  • サイド7(天パと親父込み)
  • ジュピトリス(若いシロッコ込み)
  • 連邦なんて腐敗した奴らは要らん!
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