ナレーション(永井一郎)
──戦いは、火線と硝煙の中で終わるのではない。
真に恐るべきものは、“見えない脅威”が静かに牙を研ぐ、その沈黙である。
地中。
目に映らぬ深淵を進むもの──それは、BETAの本性であった。
この日、人類は再びその“足音”を耳にすることになる。
そして、ジオンは語る。
「ならば、その歩みごと地面から吹き飛ばしてやろう」と。
鉄原戦域 北東前線 0079年7月24日 夕刻
「ホバートラックE-13より緊急報告──地中反応あり。深度80から150メートル、密集体……数、約3万以上!」
「なに……地下から!?」
「馬鹿な、既に地表での交戦は──」
「こちら観測班。振動波の確認……音響パターン照合完了。間違いなくBETAの地下侵攻!かなりの大集団です!」
BETAの地下侵攻。
それは、ハイヴに属さずとも地形に適応したBETAが、地中深くを蠕動し、陣地の裏手を狙う最悪の戦術だった。
国連・ジオン合同作戦司令部(横浜基地通信経由)
国連軍 参謀
「……撤退も視野に入れるべきでは? 現状の戦力では、正面に加えて地中への対応は困難です」
国連軍 海軍オペレーター
「撹乱幕も薄れています。後衛艦隊の支援も弾薬の残量が4割を切りました……」
ジオン軍 連絡将校
「お言葉ですが──我等に策があります」
「策……?」
「“正面から押し返す”のではなく、“地中ごと焼き払う”のです」
静止軌道上:ジオン艦隊・実験艦隊
彼方の宇宙。地球を俯瞰する軌道上に、通常では編成されない艦隊構成が展開されていた。
艦隊管制AI
《ターゲット・パラメーター更新。》
《圧縮・加速・発射シークエンス──全段階正常。試作型 超大型核融合プラズマ砲 “JORMUNGAND” 型式7、起動準備完了。》
《発射ベクトル計算中──地表座標:鉄原 38°16'48"N/127°12'0"E》
艦隊に搭載されたのは、かつて「無用の長物」と評価された超大型実験兵器──
しかし今、その兵器は連邦の全自動統合設計機構(OMNIA-AUTO)の手で改良されていた。
・プラズマ収束率 210%向上
・ミノフスキー粒子散布下への対応…自動対流制御
・環境パラメーター入力確認…オールグリーン
ジオンが“宇宙でしか撃てなかった砲”を、“地球の敵に撃ち下ろせる砲”へと変貌させていた。
パプア級オライオン 発射指令室
射撃管制官
「目標、地中侵攻中のBETA群に──」
艦隊司令官
ヨルムンガンド1番から7番まで、同時発射。目標は“鉄原の大地そのもの”だ」
艦隊管制AI
《オールユニット、同期完了。》
《ヨルムンガンド・フォーメーション、起動──カウント、5、4、3……》
──そして、空が鳴いた。
宇宙から突き刺さるように撃ち出された
7本の“灼熱の杭”が大気を焼き裂きながら地上へと降下する。
「着弾まで──3秒!」
──2──
──1──
──衝撃。
大地が抉れ、地表ごと砕け、地下を進行していた数万のBETAの大半が、一撃で蒸発した。
核融合とプラズマを併せ持ったその熱線は、地中に空洞を生じさせ、残存BETAを崩落で押し潰した。
戦場 その後
「……反応なし。地中のBETA、全滅を確認」
「小型の地表個体が散発的に暴れてはいますが……もはや組織性なし」
沈黙の大地に、ようやく夕闇が戻る。
ジオンMSパイロット
「……あの着弾…凄かったな…衝撃で漏らしちまいそうだったわ」
国連軍 観測員
「……あんたら、まさか……あんなのまで持ち出せるのかよ……」
ジオン軍少佐
「保険は必要だろう?“必要だから撃った”まで、それだけだ」
ナレーション(永井一郎)
──かつては誤算、あるいは浪費とさえ言われた兵器が、この日、“地球を守る力”として再定義された。
それは、技術の勝利ではない。
恐怖に立ち向かい、力を預け合うという、“意志の勝利”だった。
地球に立つ者と、宇宙から降り立った者──
彼らが共に、敵の根を断つその砲声を以って、こう叫んでいた。
「ここが、人類の生きる場所だ」と。
連邦も途中で転移した方がいいかな?
-
一部隊
-
一個艦隊
-
モブコロニー(生産性向上の為)
-
サイド7(天パと親父込み)
-
ジュピトリス(若いシロッコ込み)
-
連邦なんて腐敗した奴らは要らん!