弄られるのは嫌なので強キャラになろうと思います。   作:名無し

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はい、色々飛ばして第一回イベントです。
しょうがないじゃん……リンの基本はPSチートなんだから。


死神少女とイベント開始

イベント開始前の広場にて、リンは自身のステータスを確認していた。

 

 

Name リン

 

Lv.36

 

HP 60/60〈+35〉

 

MP 35/35〈+50〉

 

 

【STR 100〈+60〉】

【VIT 0〈+60〉】

【AGI 70〈+35〉】

【DEX 20〈+45〉】

【INT 0〈+10〉】

 

 

装備

頭 【キュエネ】

体 【死への誘い】

右手 【アダマス】

左手 【アダマス】

足 【】

靴 【タラリア】

装飾品 【グウウェン】

【ハルモニア】

【アンク】

 

 

新しく2つのユニークシリーズを入手したこともあり、凄まじい数値になっている。

リンが脳内で戦闘のシミュレートをしていると、『NewWorld Online』のマスコットキャラクターが現れてイベントの説明を始めた。

 

『がぉ~!それじゃあ、第一回『NewWorld Online』イベントを開始するドラ!!』

 

以外と可愛いマスコットの説明を聞き流していると、カウントダウンが始まった。

数字が0になると集まっていたプレイヤーたちが光に包まれる。

次にリンが目を開けたときは、森の中だった。

 

「【レジングル】!」

 

イベントが始まっていることを認識したリンはすぐさま鎖を出した。

そして鎖を木に引っかけて移動を開始する。

 

「見つけた」

 

先ず1人、視界にプレイヤーを捕らえ、その方向へ移動する。

 

「え!?うわあ!」

 

音がしたとプレイヤーが振り返ったときにはもう首は刈られていた。

そんなプレイヤーのことなどいざ知らず、リンは既にその場に居なかった。

 

「え、ちょ」

 

「ヒィ!」

 

「ま、待って!」

 

正に"見敵必殺"とでもいうかのように高速で森を飛び回りながらプレイヤーを狩り、駆り、刈る。

そんなことをしているうちに時間は過ぎていき、あっという間に2時間が経っていた。

 

『ガォ~!それじゃあ途中順位を発表するドラ!』

 

その時、運営からのアナウンスが入る。

リンは意識をアナウンスに向けながらも移動を続け、プレイヤーを倒していく。

 

『1位はペインさん!2位はドレッドさん!そして3位は、メイプルさんドラ~!』

 

しかし、そのアナウンスを聞いた途端、リンは移動を辞めた。

かなりの数のプレイヤーを狩っているのに、トップ3入りを逃していることに憤りを覚えたのだ。

 

『残り1時間!これからは、上位3名を倒した際に得点の3割が譲り渡されるドラ!3人の位置は、マップに表示されるドラ~!』

 

そして次のアナウンスを開いた瞬間、すぐにマップを開く。

森から出てすぐの岩場に2位のドレッドが居ることを確認した。

 

「Lock on」

 

ドレッドに狙いを定め、真っ直ぐに岩場の方へ移動する。

見えてきたのは多くのプレイヤーを短剣で相手取るドレッドの姿だった。

 

「見つけた」

 

小声で呟き、移動に使っていた鎖を振り回してドレッドの周りに居るプレイヤーを蹴散らしてく。

 

「うわぁ!」

 

「な、何だ!?」

 

ドレッド以外に敵は居ないと思っていたプレイヤーたちは呆気なく倒されていく。

【レジングル】で作られた鎖もまた、リンのSTRの補正が乗るのだ。

 

「何だ?」

 

急な出来事にドレッドもまた、状況の理解が追いついていない。

 

「貰った」

 

その隙に、跳躍でドレッドを飛び越えたリンが後ろから鎌を振るう。

しかしその一撃は短剣によって防がれてしまった。

 

「これはお前の仕業か……」

 

「……」

 

言葉を交わす必要などないと言わんばかりにリンはドレッドへ猛攻を仕掛ける。

自身の倍近い大きさのある大鎌を自在に扱い、手足のように鎖を動かすリンに対してドレッドは直感と反射神経で回避していく。

 

(ヤベェな……このままだとジリ貧だ)

 

(何なのこの人!初撃は弾くし攻撃は躱すし!)

 

なお、涼しい顔をしている両者だが、内心ではかなり焦っているようだ。

 

「お返しだ!」

 

リンが跳躍した一瞬の隙を狙ってドレッドが斬りかかる。

鎖を使った加速では間に合わない一撃に、ドレッドは勝利を確信するが、リンはニヤりと笑って虚空を蹴って回避する。

 

「勝ちを確信した瞬間が一番隙がある……」

 

ドレッドの刃を回避したリンはそのまま大鎌を振りかぶって。

 

「Checkmate」

 

ドレッドの首へ振り下ろした。

その一撃はドレッドのHPを全て削り切り、ポイントの3割がリンへ譲渡される。

そしてその瞬間……

 

『終~了~!』

 

イベントの終了が宣言された。

 

『結果発表~!1位はペインさん!2位はなんと順位が変わってリンさん!3位はメイプルさんだドラ~!』

 

そうして表彰式となり、インタビューで3位のメイプルが噛んだのを冷ややかな目で見てからリンは言った。

 

「ペイン……だっけ。私は貴方を超える」

 

最強プレイヤーとして知られており、イベントでその座を確かなものにしたペインに対する宣戦布告に、掲示板は大いに沸いていた。




リンちゃん、なんと追加でユニークシリーズ入手したことが判明。
それぞれ元ネタは『キュエネ』と『ハルモニア』はギリシャ、『アンク』はエジプトです。
それぞれキュエネが【VIT+15】、【HP+35】でハルモニアが【MP+30】、【INT+10】でアンクが【MP+20】、【DEX+20】です。
ステータスでスキルは省略。

ドレッドは4位になってます。ドレッドを倒す前のリンも4位でした。

次回 『周囲の反応』
イベントの裏での話とかイベント終了後の掲示板とかその辺りです。

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