弄られるのは嫌なので強キャラになろうと思います。   作:名無し

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久しぶりにこっちの更新です。
ところで、自分はいつこの話を書いていたと思いますか?


死神少女と階層攻略

第一回イベントの次の日、リンは公開された情報を眺めていた。

 

「明日か……」

 

明日、第一回イベントの2日後にこの『New World Online』は3か月を迎え、アップデートにより最北にあるダンジョンから二層へ行けるようになる。

教会に居た死神や神殿に居た巨大な蛇*1はギミックも無く、直ぐに終わってしまったこともあってリンは「次こそは」と楽しみにしていた。

そして翌日……というよりその日の深夜、リンは件のダンジョンへ1人やって来ていた。

時間は夜11時過ぎと小学生であるリンは眠気と格闘していたが、ショートスリーパー気質なこともあってそこまで深刻なものではなかった。

 

「来たか」

 

ダンジョンが解放されると同時にリンは駆け出し、石造りの遺跡の中を進んでいく。

数時間かけてダンジョンの入り口に居座っていたこともあり、他のプレイヤーたちよりも早く入ることができていた。

 

「【レジングル】」

 

遺跡の中を駆け抜けながら伸ばした鎖と音の反響を利用して構造を把握し、正解の道を迷わず選んでいく。

そうしてリンが超高速で進んでいくと、前方から大きめの猪が現れた。

 

「邪魔」

 

しかし現れた瞬間に猪は鎖で持ち上げられ、大鎌で首を断ち切られた。

道幅が狭く、ただ前進することしかできない猪などリンの前では無力に等しかった。

同じ要領で猪を倒していくと熊が現れた。

 

「っと」

 

熊がその太い腕をブンッと振ると、爪の形の白いエフェクトが飛んできた。

リンはそれを紙一重で避けつつ急接近して首を切り落とすが……

 

(ビックリしたよ!急に遠距離攻撃してこないで欲しい!)

 

内心はかなーり驚いていた。

そんなこともありながら10回ほどのモンスターとの戦闘を終えるとボス部屋へ繋がる大扉へと辿り着いた。

 

「……行くか」

 

リンが大扉を開け放つと、天井の高い広い部屋で奥行きがあり、一番奥には大樹がそびえ立っていた。

部屋に入って少しすると背後で扉が閉まる音がし、大樹がメキメキと音を立てて変形し、巨大な鹿になってゆく。

樹木が変形して出来た角には青々とした木の葉が茂り、赤く煌めく林檎が実っていて、樹木で出来た体を一度震わせると大地を踏みしめリンを睨みつける。

鹿が地面を踏み鳴らすと魔法陣が輝き、巨大な蔓が次々に地面を突き破り現れ、リンに襲い掛かった。

 

「遅い」

 

しかしその蔦をリンは全て斬り、鹿へ向かって駆けていき、その体に大鎌を振り下ろそうとし……

 

「!?」

 

緑色の障壁に阻まれて弾かれてしまった。

 

「【レジングル】!」

 

急いで鎖を出して態勢を整え、襲い掛かる蔦を排除する。

 

「……魔法陣か」

 

先程の障壁は鹿の足元で緑色に輝く魔法陣と同じ色をしており、関係していることは一目瞭然だ。

初めて戦うギミックのあるボス、普通ならギミック解除に動くのだどうが……

 

「障壁ごと、斬ってやる」

 

リンは燃えていた。

ドレッドとの戦い以外、全てが弱く、満足できていなかったリンにとって、それくらいの縛りプレイは上等だったのだ。

そして蔦を斬り、回避しながら何度も何度も障壁へ大鎌を打ち付け……

 

パリン

 

「来た」

 

一瞬入ったヒビを見逃さず、そこへ追撃して障壁を割ってみせた。

 

「Checkmate」

 

そして鎖で一気に上昇し、落下の勢いと共に鹿の首を切り落とした。

 

「All clear……mission complete」

 

そして、エフェクトとなって消えゆく鹿を背に、死神を倒したときと同じように決め台詞を吐くのだった。

*1
キュエネ、ハルモニア、アンクを手に入れたダンジョンのボス




前書きにあった「いつ書いているか」の答えは文化祭中です。二日間合計で10時間中6時間半もシフト入ったのに客が一気に来てすぐに完売したから暇だったんですよ。9月10月は文化祭がほぼ毎週どっかで行われているんで一般公開しているところへ行ってみるのも面白いかもですね。

アンケートについては、ただ単にそういう世界線を考えただけです。どちらの作品とも完全に同じになることはありません。
なお、今のところハルとリンは第一回イベントや若干のクロム強化以外は同じ世界線でも問題なさそうなので書くとしたらギルド結成~になるかと。

次回 『第二回イベント』
こっちは真っ当に強いから音楽家より展開が早いなぁ……

ハルとリンが両方居る世界線

  • 新作で
  • 幕間・番外編で
  • 不要
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