ヒーローとは、正義の味方である。それは当然だが、正義の味方は必ずしもヒーローであるとは言えない。それこそジャンヌとかがそうだろ?*1確かに民衆を導いた正義の味方だったが導き終わってしまえば処刑。そんなよヒーローではないからな。*2
なんのことだって?ヒーロー情報学とやらでの最初の授業、俺だけ何もやる事ないんだよ。*32VS2?それはいいだろうな。戦闘スキルを鍛えて損はない。ましてやヴィランとかいうエネミーが存在するなら尚更な。*4
「なぁオールマイトよぉ、俺だけ暇なんだけど?」*5
「確かに1人だけ実践がないのは不平等だとは思いますわね」*6
「だろぅ?だからさ、俺対全員やろうぜ!俺がヒーロー側でお前らが全員で核兵器・・・は邪魔だな!*7捕縛のみがルール!準備時間は5分!それでどうよ!?」
「ん〜〜〜・・・いいね、やろうか!」*8
まぁ映像で見てるだけ俺の方に情報アドバンテージがある。個性の詳細は隠してる。拒絶とかだと思ってるんだろうな。*9だが違う。俺の本領は魔術師だぜ?
『それじゃあ、ヨーーーイ、スターーート!!』
初手氷、いいね。だけどそれは拒める。虚数転移*10・・・あ、やっぱり想定外だね?なら乱王塵殺も不要かな。
「まだまだ鍛え方が足りないね・・・ほら、もう1/4が居なくなった」
まぁ捕まえたのはブドウ頭*11と蛙*12、電気*13と透明*14によくわからん奴*15だけどな
「っと、驚いてる暇があるなら手を出しな。悩む暇があるなら足を出しな。ヴィランが考えるべきは如何にヒーローを殺すかだけだ。お前らは無我夢中になってでも俺を止めなければならない。だが俺は止まらない。ならどうするか?殺すしかないだろうが・・・!」*16
さて、そんなこんなですでに残ったのは爆豪とやらだけ。こいつは名前を覚える価値があると思った。だから覚えた。*17
「やぁ、肩は暖まったかな?」
「お陰様で完璧よ・・・!死ねぇ!」
「読みやすい読みやすい。なにせ爆発起点が掌だけって躱して下さいって言ってるようなもんだぞ?*18当たる方がどうかしてる」*19
「だがどうやらテメェの個性も俺には使えねぇみてぇだなぁ!?」*20
「・・・ん?あー、そうか。悪いな・・・俺は個性の本領を発揮していないんだぜ?*21だって本気出す必要がないんだもん。武術だけでどうにかなる相手に個性使うほど俺は馬鹿じゃあねぇよ」
「あぁ!?舐めプかよクソ緑がよぉ・・・!」*22
「おっと案外気に入ってるんだぜ?この髪色。親譲り*23なんだよ」
んー、長引かせるのもあれだな。・・・虚数転移を個性だと言われると微妙*24なんだよな。アレも魔術だけど属性としてはエクストラだからどっかで見た【特異点理論】とやら*25みたいなもんだし。
「はい、これで終わり」
『そこまで!ヒーロー、WIN!』
「うん、大体の実力が分かったしこれくらいで勘弁しておくか」
「テメェ・・・一応聞いとく、手札全部切って本気出したらテメェはどこまで上にいんだよ」
「え?そりゃあ間違いなく・・・」
俺は宙を指差す
「
だって今の俺の手札ってそもそも人から外れるし。人を辞めたハサンになった上で霊基編纂でビーストなりグラ鯖*27なりになるとか神霊化するとかやりようはあるし。それこそアルジュナ・オルタになれば世界を廻せる。そんな俺が最強でなくてなんなんだよ。・・・いやまぁ?異聞帯の王が基本このクラスなのやばいと思うんだけどな。ただジュナオは範囲技だからってのもあるのかアトランティスとかオリュンポスだと何故か対策されてたし。過去に呼ばれてたのかね?
それから数日、委員長決め*28とかなんやかんやしながら過ごしていた。漫画とかの世界*29ならまだ始まってから短いから大きく動く事はないんだろうなぁとか思いながら。
今日はバスで移動だとさ。広い敷地だからこんなこともあるのか。*30
「そういやよぉ、柳星の個性って結局なんなんだ?個性把握テストの時のような挙動ってこの前も見せなかったしよ」
「あ?言うわけ無いだろ。手札の一つだぞ?態々開けっぴろげに言う必要はないと思うんだけどなぁ・・・まぁどっかのタイミングで見れたら良いな?」*31
「個性はヒーローを表すって言うくらいには大事な要素だと思うんだけどなぁ・・・まぁいいか!いつか絶対使わせてみせる!」
っと、着いたか。んで、なんだこの宇宙服・・・女かよ。はぁやだやだ、対して心が強くない、強くあろうともしない奴でもヒーローになれるとか世も末だねぇ・・・
「・・・あ?なんだこの感覚」
「全員動くな!アレは」パァン!*32
「敵か。なら殺す」*33
身体中なら手をつけた異常者、黒い霧に包まれた異形系、黒い皮膚に脳丸出しのホムンクルス。あとは一般的な賊どもか。個性は*34・・・黒い霧が転移系、あるいは虚数魔術。黒皮膚は・・・単純な力押しだな。あと他に・・・この感覚はリジェネか?あとは防御バフ系の複数か。手を付けた奴もだが全員青山の同類か。てことは黒幕は個性の付与は奪取が可能ってところか。まぁ俺のこれは個性じゃないし問題ないが・・・*35
「まさかこんな早くに手札一つ切ることになるとはなぁ・・・まぁ武術側だしいいか」
「あぁ?テメェ、なんでそんなに余裕でいられんだよ」
「何故か?当たり前だろ。俺だぜ?*36それで十分。・・・さて、この技を使うのもここだと初めて。とくとご覧にいれるがいい!乱王塵殺・・・!」
キャメロットで学んだんだが、どうやらこの技は魔術属性的にはエクストラクラスなんだってさ。だからまぁ俺用に調整する事で発揮。結果どうなるって・・・
「はぁぁぁ!?なんで脳無が消えてんだよ!?」
「消えた・・・というより影に堕ちたって方が正しいんだけどな。ほら、死人相手に手加減不要だろ?つまりそう言う事そう言う事。な?だからさっさと降参してくれよ。どうやらそれが常識らしいんでね」
「ちっ、ゲームオーバーだ。ずらかるぞ、黒霧」
「もう来るんじゃねぇぞー」
なお後日、相澤先生に怒られたしなんか公安とかにも色々言われた。えぇ、なんでよ。人を殺してはいけません?ふざけるな。*37死んでるやつを殺しても問題ないだろうが。死体損壊?それはそう。でもまぁホムンクルスは眠らせるのが常識だから・・・ヒーローを目指すならヴィランは見逃すな?だからなに?いやいや、見逃すよ?*38だって俺からしたら子供の癇癪と同じだし。*39あとここで見逃さなくても多分結果は同じ・・・いや、俺が殺せば話は変わるだろうが殺すか殺さないかでしか変わらず、俺は殺す選択肢を取るほど追い詰められていないなら結果はどうなろうと変わらんでしょ。アンタら全員が死んだら殺してたかもだがな。な?変わらないだろ?
全く・・・とても生きづらい世界だぜ*40