えー、年明けです。なんかタルタロスに来いやー言われたんで移動中です。
「んで、俺に何をお求めで?」
「今日この後、異能解放軍に対して奇襲をかける。その時に確実に社会が混乱するだろうからお前にはAFOを止めてもらう」
「にゃるにゃる。おけおけいいよ」
てことでタルタロス内部、特殊面会室。
「やぁAFO。こうして会うのは初めてだね」
「キミは・・・ああ、神野の時の君か」
「アンタは今日一日俺に付き合って貰う」
「てことは弔に奇襲をしかけるつもりだね?」
やっぱ頭の回転は速いよなぁ
「まぁな。俺たちにとってアンタが一番の乱数だからな」
「乱数か・・・確かにそうだね」
「まぁ俺としても聞きたいこと、確かめたいことが多いから答えて貰う。その代わり俺もある程度外の事を語ってやるよ。感知系の個性も使えるよう調整させた。この部屋の外に被害が出ないうちは許す。そのかわり、被害が出た瞬間に死刑が執行されるから、気を付けろよ?」
『死』は見えてる。どうにかなるはずだ
「それじゃあ、オールマイトはどうしてるかな?」
「あの人は既に引退したよ。そもそも神野の時点でギリギリだったんだ。そりゃ引退だよな」
「そうか、オールマイトは引退したか」
「・・・てか、よく生きてたな?俺もキッチリ殺したと思ったんだが?」
「それが原因だよ、君はボクをキッチリ殺しすぎたんだ。お陰で蘇生系個性*1が活躍してくれた」
「あー・・・それは頭から抜けてた。まぁ生きてるならそうなんだろうとは思ったが神野の時にそれは思いついてなかったな・・・」
「それより君は一体なんなんだ?君の経歴は全く出て来ない。個性検査記録も無ければ雄英以前の就学記録も存在しない。公安に掛け合ってた記録は見つけたが内容は皆無。一体君はなんなんだ?」
「おっと、予想外の質問。んー・・・俺か・・・なんなんだろうな?異聞帯の王?人理の補正者?終わりのない
「やはり君はそうなんだね?神秘側だ。ボクの時代ですら希少だったんだから君以外見つからないのも当然か?」
「おー・・・神秘知ってるって事は・・・そういやそうだな。元々アンタは個性の歴史とほぼ同一と語ってもおかしくないんだし知っててもおかしくないのか」
「君は・・・一体誰だ?」
「俺?フォーリナーか、インベーダーだよ」
「そうか。君はこれからどうなると思う?」
「社会は崩壊するだろうな。恐らくアンタはここから抜け出すだろう。しかし体が復活したわけでもないんだから暫くは動かないはずだ。そうなると・・・うん。予言出来る。アンタを殺すのは俺かオールマイト、もしくは死柄木の誰かだ」
「オールマイトが?それはあり得ない話じゃないかな?」
「いいや、あの人はお前との決着を着けていない。それは即ち運命が結論を述べてないのさ。ならば決着を着けるタイミングが来る。これは絶対だろうよ。かつての死闘?そんなの過程でしかない。それに甘えるなよ、お前も、あの人も」
「なるほど、運命か・・・確かにコレは運命なんだろうね。OFAはAFOと決着をつけなければならない。この運命は逃げる事ができないんだからそれは確かに・・・だけど今のボクはここから抜け出す事はできない。それはどうなんだい?」
「ぶっちゃけた話。公安が一番危惧してるのは『今日脱走される』ことだ。それは何故って、だって今日はまだマスコミが機能してるからな。だが今日マイナス方面の結果になった場合確実に社会は崩壊する。そうしたらタルタロスも壊れるだろうさ。そうしたらこう言えばいいだけだ。『社会の治安が乱れた結果数多くの凶悪犯も世に放たれてしまいました』ってな。ほら、そしたらいいだろ?お互いにとって。そりゃあ本音を言えば脱走はしてほしくないさ。だがそれを止めるにたる力はないんだ。職員はそもそも全滅。ヴィランは社会に戻れてwin。国は理由を社会の治安の悪さにできるからwin。お互いwin─winなんだ。まぁ、そもそも治安が悪くなった原因が大規模ミッションの失敗なんだからどうなんだ、っていうツッコミは無しだぞ」
ちなみにこの部屋、特別にテレビが置かれてあって。まぁ暇になるだろ読みで。
「あれこいつ・・・ああそうだ荼毘だ。今更放送ジャックってなんだろ」
ホークスが?トゥワイス殺して?んで荼毘自身は?エンデヴァーの息子と。
「クハハ」
「ボクが言うのもアレだけどヒーロー側からしたら笑い事ではないんじゃないかな?」
「言ったろ?今日確実に社会は滅ぶ。元々公安も認可済みなんだよ。にしてもホークスがねぇ・・・前任ですら人殺しはやらずに俺達に投げてたってのに殺したってのは・・・現場判断か。にしても殺すだけで非難されるとか可哀想だな」
「しかし現実に人は殺してはいけないと教わらなかったのかい?」
「教わらなかったね。正確には『関係のない一般市民は殺すな』だ。殺す必要があるのなら相手がどんなに偉かろうが殺すのが俺達だ」
「しかしそれでも君はヒーローになろうとしている。それはどうしてかな?」
「あ?免許なんて偶々取ろうと思っただけだ。ヒーローは目指してない。公安直属の殺し屋で居れば問題ないからな」
「しかしその公安が君たちを裏切ったらどうするつもりかな?」
「その時は公安を殺す。アイツらは仕事を俺たちに渡す。俺達はそれを吟味して受けるかどうかを決めて、受けたら確実に執行する。アイツらは俺達を裏切った場合どうなるかをよく知っている。そもそも俺達の上は国家そのものだったからな。それが裏切ったから社会が崩壊したのであって・・・個性なんて存在する前から殺しは俺達の特権だった。それは取られてはならない特権だ。たかが個性持ち如きが、命の重さを語るんじゃねぇよクソが」
命の重さを語っていいのは命の重さを背負ってる奴だけだ。それこそ立香はこれまで大量の命を奪ってきた。大量の『もしもの明日』を奪ってきた。だからこそアイツは命の重みを知っている。それはアイツだからこそ背負えたものだ。同じものを、高々個性を持ってるだけの一般人が語るんじゃねぇよ
「っと、電話だ・・・もしもし」
『作戦は終了。九代目は気絶、死柄木は覚醒。治安は崩壊する見込み』
「おけです。なら契約はここまでっすね」
『ああ。帰還を許す』
「てことでおさらばです。AFO。またいつか、会えるといいっすね」