防衛大臣が殺されてたらしい。*1だからどうした、としか思わないほどの関係性だがどうやらここの後ろ盾になっていたらしい。新しい防衛大臣は親米らしいからこれからどうなることか。*2
「デュランダル輸送任務、か」
「そう!地下に置いてあったデュランダルを政府本邸の方に輸送するっていう任務ね。何か質問あるかしら?」
そういやこいつの魂、人間じゃないように見えるんだよな。*3そのための揺動か?いや、考えすぎも良くないか。
「運び方は?箱に入れるだけで誤魔化せると思ってるのか?」
「それは流石に無いわね。だ〜か〜ら〜」
てことで今、俺達は公道を独り占めして走ってる。
「名付けて!『天下の往来独り占め作戦』!ナイスなアイディアだと思わないかしら!?」
なお俺は横を並走してる。これくらいは出来る*4
「車と並走するなんて最初聞いた時はどういう事かと思ったけど貴方本当に人間なのかしら?」*5
「これくらいは鍛えれば誰でも出来るだろ。知り合いの元一般人も一年とかで俺と同じくらいの速度出せるようになったし。弦十郎なんか俺以上の速さ出せるかもだし。はぁ・・・一応俺も人類の頂点クラスはあると思ってたんだがな」*6
っと、下からノイズの気配?だが・・・!
「奴さんのお出ましだぜ!水道管通っての移動なんざ知恵働かせるじゃあねぇか!」
だがどうする?ここで倒すのはいいが後続がいないとも限らないし。そうなるとデュランダルの輸送そのものが危険か?つまり俺のここでの最善手は・・・ん?アレは───ネフシュタンか。ならそこと合流させましょうかね。*7
「工業地帯に逃げな!そこなら奴さんも迂闊な攻撃出来ねぇだろうさ!」
『うむ!先に言われたが俺も同意見だ!』
「でもそれで何の保証があるのかしら!?確率は!?」
『思いつきを数字で語れるものかよ!』*8
ひゅー!良い台詞だねぇ。ま、俺は工業地帯の方が戦い慣れてるんだけど。だって環境が山と変わらないじゃん?だから楽なんだよねぇ
「んー、あんまり関わらないでおこうかね。あーいうのは俺の役割じゃないし。誰かと手を繋ぐのは───恐ろしい。*9だからこそ、繋がれるその掌は美しい」
おっと、デュランダルの箱がこっちに来やがった*10
「んー、デュランダルは目覚めてくれないか。いや?確かシンフォニックゲインが必要なんだったな?ネフシュタンもそうやって目覚めたと聞く。ならば───」
「ッ!デュランダルが!?」*11
「およ?目覚めさせちゃダメだったか?アンタはコレを望んでたと思ったんだが?まぁ自己責任だけども」
別に俺に歌は必要ない。だが、なんとなく。そう、ただなんとなくで歌いたくなる時はあるんだよね
「絶望からの 旅立ちを決めたあの日 私達の前にはただ風が吹いてたね」
なんか驚いてらぁw*12
「えっ、歌えるんですか!?」
悪いかよ!?そりゃあ歌ってこなかったのが俺なんだけどもね?
「伝えたい気持ちほど コトバ途切れ途切れで」
鎧の鞭は受け流す。巻きつき?知らんな。膂力はこっちのが上だ
「何も言えないまま いつもホントは不安で」
「完全聖遺物二つの同時使用・・・!?そんな事が可能なの!?というかコントロール出来てる・・・!?」*13
「明日がもしも見えてしまえば 人は夢を描くことともなく 生きるでしょう!」
さぁ、俺の間合いだぜ?
「サヨナラを抱きしめて 愛しさを抱きしめて 君への想いで世界」
「歌えるのかよお前・・・ッ!」
当然だろう!?俺を誰だと思ってる!?なぁ!
「埋め尽くしたい───!」
「これが・・・柳星さんの歌・・・!」
「ヒラリヒラリ飛んでった ポロリポロリ泣いちゃった 約束の地の果てで」
持ってけ泥棒!というテメェ聖遺物もう一つ持ってそうだよな!?なんか隠してる雰囲気出てるから多分もってるんだろ
「も一度会いた───い・・・!」
ふぅ。偶には歌うものだな。今ならエリザベートの気持ちも理解・・・いや、あんなに下手な理由がわからん
「ちっ、覚えてろ・・・!」
「───っ!くそっ、慣れねぇ事はするもんじゃねぇな。というかよく歌いながら戦えること。辛くないのかね?」
んー、消費が激しい。コレアレか?必要量が多いから必然持ってかれたシンフォニックゲインも多い、と?あー、ありえそうだな。てことはシンフォギアをもう一個くらい纏えるようになるか、この【歌唱戦闘】中のシンフォニックゲインの扱いを覚える必要があるな
「とりあえず帰るぞ。このまま搬送なんざ出来るわけない。一旦持ち帰るのがベストだろ」
シンフォギアでマクロスを歌う暴挙。割と好き。