黒いガングニールの少女:前
結局あの後月周辺の片付け*1とかついでにムーンセルの確認*2、月遺跡=先史文明の遺産:【バラルの呪詛】の存在を確認*3して神=アヌンナキの存在に気が付いたり*4それを隠したりと色々あったが3ヶ月もすればまぁどうにかなるわけで。
「柳星さんって流行りとか認識してるんですか?」
「おう急にどうした響」*5
「いや、どうしても気になってしまって・・・」
「流行りか・・・あぁ、BBが話題に出したからアレは知ってるぞ。【マリア・カデンツァヴナ・イブ】・・・メジャーデビュー数ヶ月で今や世界的トップとは驚くしかないな」
「歌えたりします!?」
・・・なに?お前らそんなに気になるの?翼まで?
「しょうがないなぁ・・・コホン。私の歌を聞けぇ!」
───こうして歌ってみるとアレだな。覚悟とかを感じるよな、この歌詞。まぁそこら辺は今夜の【Queen of Music】で分かるだろ
「わぁ・・・なんか元気出てきました!」
「けっ、アンタにゃ何が出来ないんだか・・・まぁ歌は良かったけどよ」*6
「いや驚いた・・・ライブ会場に向かう直前だったがつい聴き入ってしまったな・・・どうだ?本格的にアイドルを目指すと言うのは」*7
「無理だろ。メタモルフォーゼも長時間は使えないんだからさ・・・練習に付き合う、とかは出来るしフォーメーションの確認とかも可能*8だが本番だけは無理だ。出来て一曲。それが限界だな」*9
いやほんと。多分長時間用に中身組み換えれば行けるだろうがその場合のデメリットが予想につかない。多分戦闘能力の著しい低下だろうな。魔術の禁止まで読んで良い。
「んじゃ響達はソロモンの杖の移送だったか?・・・本当は俺が貰っておきたかったんだがな・・・」
「あら、そんなにアレに思い入れがあったのかしら?」
何当たり前の事を聞いているんだこいつは?そんなの当然じゃないか
「最後のウルク市民だぞ俺は。*10その上で俺はソロモン本人と会話し、生活していた時期がある。*11そりゃバビロニアの蔵とかソロモンの杖とか言われたら所有権の主張していいだろ?」
「それもそうね」
てことでここからは別行動。翼はQoMの準備、響とクリスはソロモンの杖の移送。俺は暇。と言うかニ、三
「てことでドーン」*12
「あなたも唐突に来るわね・・・で、何かしら?」
「2037年アメリカ、F.I.Sが完全聖遺物ネフィリムを用いた実験があったな?確かその頃のアンタもF.I.Sに在籍してたはずだ。記録が残っていた」
「えぇ、そうね。*13それでその何を聞きたいのかしら?」
「あの時銀の腕=アガートラム*14を用いて絶唱したのは現アイドル、マリア・カデンツァヴナ・イブの妹・・・セレナ・カデンツァヴナ・イブだな?」
「えぇ。まさかあそこでネフィリムが暴走するなんて思わなかったのよ。*15渡されてたデータは問題無かったし。*16どうしてこうも完全聖遺物はどれもこれも暴走するのかしらね・・・」
「そういやネフシュタンは体内に侵食するわデュランダルは精神の暴走があるわ確かに周囲への影響でかいな・・・てことは俺の槍もヤバかったり・・・するな。うん。コレもヤバい*17し。・・・まぁそれはいいとして」
「それで、本題は何かしら?」
「いや、F.I.Sが天羽奏のガングニールを接収した上でどうやら今マリアが持ってるらしいんだよな」*18
「はぁ!?と言うかそれをどこで知ったのよ・・・!?いいえ、待ちなさい。考えてみるわ・・・・・・電子の妖精、BBね?」
「正解。9ヶ月前には知ってたんだけどな。やっと今理解出来た。なるほど、確かにそうなるか」
「どう言うこと・・・!?まさか・・・ドクター・ウェル!?」*19
「正解!アイツも今はF.I.S!恐らく強奪するぞ?まぁそこまで計算してるからなんの問題もないんだけどね!」
「貴方の読みではこの後どうなるのかしら?」
ん?だってコレはお前もやった事だぞ?
「え?襲撃に遭うでしょ。アイツら」