IF:YAMA育ちが行く他世界攻略シリーズ   作:柳瀬塔矢

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黒いガングニールの少女:中

 

そもそもだが、忘れてはないだろうか?柳星は一度バビロニアの蔵のノイズをガッツリ間引いているのだ。*1その際まぁまぁでかい奴は重点的に倒している為実はそこまで被害が酷くなることはないのだが・・・

 

「ノイズ!?」

 

まぁ、襲われるのはほぼ確定していた。しかしまぁ数が居ない。ましてや大物は1体しかいないのだ。*2

 

「はっ!襲撃にしてはしょぼいんじゃねぇか!?」

 

「まぁ柳星さんが一度間引いてたらしいから・・・」

 

「そういやそんな事言ってたな・・・」*3

 

 

 

 

「ん?どうしたBB」

 

『読み通りですね、彼女らが襲われてますよ。まぁ数が居ないし強個体も一体だけ。特に苦戦はなさそうですけどねえ』*4

 

「そうか。まぁ見ていくか。暇だしな」

 

『翼さんの所には行かないんですか?』*5

 

「それはコレ見た後でも間に合うだろ」

 

『それもそうですね』

 

んー、やっぱり苦戦はしてないが・・・

 

「なんだ、こいつ。ノイズの中ではかなり速い方じゃねぇか?」

 

『そうですね。コレまでの記録と比べると大きさも考慮すると最速の可能性まで出てくる個体ですね』*6

 

「さて、響はどう対処するかな?」

 

『ちなみに柳星さんならどうするんですか?』

 

「影牢一択」

 

『あぁ、速くはあるけど目で追えるなら捉えられる、と言う理屈ですか。確かにそれが出来るなら早いですねぇー』*7

 

「あ、それはそれとして一個頼み事あるんだけど」

 

『はいはいなんですか?』

 

「Queen of Musicって全世界同時中継じゃん?」

 

『そうですね』

 

「それの放送ジャックの準備しといてくれない?」

 

『へぇ、それは何故です?』

 

「いやさ?このまま調子良く行くとドクター・ウェルがソロモンの杖手にいれるじゃん?」

 

『そうですね。・・・あぁ、ライブを用いて宣戦布告の襲撃ですか』

 

「そそ。特機部二は櫻井理論の公開はしたけど装者は隠し切ったからね。翼がその1人だとバレるのは嫌なんだよね」*8

 

『嫌、ですか。随分と人らしい感情で動くんですね?』

 

「悪いか?」

 

『いいえ?人らしくなるのはカルデアからしても有難い*9ですからねー』

 

「んじゃ準備よろしく」

 

んー、響はっと・・・なるほど、トンネルで機動性を封じて一撃、か。なるほど確かにそれも一つの正解だな。ノイズはバビロニアの蔵から現れる=神性を持ち合わせていると解釈したら確かに神殺しの槍は刺さるだろうな。・・・となると鬼門はマリアのガングニール*10か。LiNKER切れ狙うのは少し大人気ないよな・・・

 

「さてさて、なら折角だし()()データでも確認してみたいな」

 

てことで指令室

 

「おや、随分と慌ただしい」

 

「ドクター・ウェルが行方不明になったんですよ」

 

「マ?響が守ってたと思うんだけど?」*11

 

「その後の話です。ソロモンの杖は確かにアメリカに譲渡されましたがその直後にノイズの襲撃に遭いまして」

 

・・・あー、そういう方法で身を眩ませるのね

 

「まぁアレよ。譲渡した後のことなんざ知らね!で通せば良いんじゃない?完全聖遺物にノイズが近寄るのなんて割と当たり前なんだし」

 

否、それは断じて否である

 

「・・・」

 

現れたか。風鳴訃堂。凡そ俺の予測では最悪の敵。まだ味方だと思うんだけど?

 

日ノ本が脅かされたのだ。ならば急いででもその襲撃者、自然的ならばその原因を突き止めなくてはならない。*12コレは今後の日ノ本を守護する為の基盤なのだから。護国たれ

 

「はぁ・・・まぁ俺の方で探ってみるわ。ソロモンの杖に似たような物なんざ幾つか心当たりある*13からな。それの所在を探ってみる事にする」

 

すると通信が切れた

 

「しかし驚いたな」

 

「何がだよ」

 

「親父に初見でそこまで自らが崩れないとは・・・流石の精神力だな」

 

「まぁ風鳴訃堂については存在は知ってたしその【護国の鬼】という人間性も知ってたしね。なら耐えられるに決まってる。それにどこまで人間離れしようとも所詮は人間。本物の神と比べるとなぁ・・・」

 

それにあの人全然本気での威嚇じゃなかったし?なら余裕でしょ

 

「それで、何しに来たんだ?」

 

「いやアレよ。天羽奏の方のガングニールのデータ欲しいなって」

 

「・・・それで何する気だ?」

 

「え?完全再現かつ上位互換にでもしようかなって。ガングニールのギアデータ自体は既に取ってあるから後は内部を組み上げるだけなんだよね」

 

「はぁ・・・これだ。ちなみにどれくらいかかりそうだ?」

 

「データの予測は出来てるのと神殺しの特性は割とありふれてるから・・・まぁQoMには間に合うんじゃないか?ギリギリになりそうだからとりあえずはガワ優先だけどな」

 

というか胸の歌のデータとかあるのか?まぁ纏えばなんとなく分かるだろ多分。行き当たりばったりが俺だろ

 

「ほーん、コイツもLiNKER使ってたのか。・・・てことはどこかにまだ薬残ってるな?それ探すのは後でいいか」

 

ふむ、やはり神殺しは見つかってなかったのか。使い方も大雑多。となると男勝りって感じの性格だったのかな?インタビューからもそんなイメージはするしな

 

「さてガワは出来た。神殺しの槍としても出来上がった。んじゃ起動するか!」

 

 

【Croitzal ronzell Gungnir zizzl】(人と死しても、戦士と生きる)

 

 

「・・・ふぅ、うん。これは使いやすいな。まぁまだ()()()()*14()()()()()()*15も見つけてないんだけど原型としては100点だろ。これなら他のモードにも拡張できる。いやぁ、気づいたときには焦ったよな。まさか()()()()()()()とか誰が思うのさ。まぁなんか変な予感がするんだよな。賢者の石ってもしや俺の想定よりヤバいのか?俺の知ってる賢者の石と比べてみたいよな」

 

さてさて、今の時刻は17:00。翼のステージまで30分か

 

 

 

ガングニールが三本揃う事は基本無い。それこそ【最初の分岐点】に於いて風鳴翼が死んだ世界線が主になる*16のだが、そのどちらも死ななかった場合体内に溜まるLiNKERの毒素の除去を急ぐ必要が消える為自然と前線からは退くのが天羽奏という人間である。故に、故にだが。誰にも分からない事ではあるのだが・・・

 

いつか、誰かが気付くといいのだが。このライブは後世に語り継ぐべき邂逅なのだと。

 

 

*1
シンフォギア編6話【ガバチャー】参照

*2
お陰で原作よりかはすこしばかり楽になっている

*3
ウェル「柳星・・・?」

*4
なおその個体もシンフォギア時空だから強めなだけで型月で見るなら中堅に入れるのかも微妙。確かに耐性は優秀だけど魔力が通ってしまうのはダメだよね

*5
現在時刻13:00

*6
他がS80とかなのに102あるのでは?とかいう個体

*7
だってコイツTSUBAME以下でしょ。なら捉えられる。TSUBAME並の速度だろうと技術はない。だから当てやすい

*8
最悪俺ならバレても問題ないけどまだ学生だしそういう大人の世界には巻き込みたくないっていう我儘

*9
偶に訳分からん神視点で動くんだよ・・・

*10
スカサハから貰った&冥府そのもの&ORT由来込みだからガッツリ神性特攻刺さるんだよね

*11
なんかあいつやらかしたか?と思ったらしい

*12
そもそも「なんでウチで見つけた聖遺物をテメェらに渡さなくちゃならねぇんだよシンフォギアに関してはテメェら後進国じゃねぇか」というのもあるし無印編でフィーネのアジトを無断で探してたのもあってキレてる

*13
ムーンセル(ない)とか秘匿された第四魔法(見つかる訳ない)とか。まぁつまり「無いものを有ると言っている」状況です

*14
メイン使いするのはXVでのアマルガムだけど存在を認識さえすればAXZの段階で使えそうだよな

*15
どうやらどの世界にも自らの星を観測する為の道具があるっぽい、という共通項を見つけた。それを歯車と呼んでいるのはなんとなく。この世界だと【アンティキティラの歯車】が該当する

*16
XDなんすよね。なお作者はXDミリしら




風鳴訃堂、支部の辞典にも書いてあるけど可哀想な人ではあるんですよね。無印ではアメリカの部隊が無断で捜索するわGではアメリカの組織たるF.I.Sが星落としで日本に迷惑かけるわGXでは魔女狩りが元凶の侵略されるわAXZでは本土にミサイル撃たれるわと。割とあの人目線だとキレてもおかしくないんです。誰かに相談とかしろよ、とかそもそもアメリカ大統領はもう少し我慢を覚えろよ、とか割と言いたい事はあるんですがXVですらやらかした事がデカすぎるだけでやろうとしてた事は納得がいくんですよね。「お前らそんなに舐めてんなら叛逆すんぞ?あ?」ってなってるだけですから。内なる侍魂ですねぇ・・・
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