えー、職業体験?に行くらしい。なんか俺にも大量に指名が来ている。エンデヴァーだったり*1ミルコだったり*2と、直感的に良さそうな所もあるが・・・
「んで、公安が今更俺に何のようです?」
「君には我々から指令を出させて貰う。そもそも君の経歴的にどこかに行こうにも悩んでいるだろう?」*3
「それもそうっすね。まぁこんな社会になってから俺達の立場なんてヴィジランテとかと変わらんのでしょう?なら受けますよ」
「うむ、それは助かる。それで君には【ステイン】の捕縛を頼みたい。殺しは無しだ。いいな?」*4
「いいっすけど資料と拠点は用意してくださいよ?」
「それくらいはしよう。ではまた後日」
さてさて、ステインねぇ・・・確かどっかで聞いた記憶なんだが・・・
「なあ緑谷、なんかステイン?だっけ?って何者なんだ?なぁんか頭から離れないんだよな」*5
今は放課後。とある訓練場を借りて緑谷の個性を鍛えようとしてた。今は休憩中。
「ステイン、多分頭から離れない理由は飯田君のお兄さん、インゲニウムが襲われたからかな。ステインは本物のヒーローを探してるとか言われてるけど・・・」
「ふーん、じゃあ委員長のあの目は
「それで、なんで僕はまだ個性を使っちゃいけないの?そろそろ教えてくれると助かるんだけど・・・」*7
「緑谷なら気付くと思ったんだけど*8なぁ・・・まぁいいか。そもそも緑谷は身体許容上限値を超えて個性を起動させてるから自爆してるんだよな。それは分かるな?」
「う、うん」
「ならどうすればいいか?それは簡単だ。【1%】で起動するんだ。まぁもっと簡単なやり方もあるけど、それはまだ先だな」
「1%?」
「100は無理だ。だがあの感じなら1%なら動かせるだろ」*9
「で、でもどうやって起動させればいいのかな?1%って・・・」
「そりゃあ・・・絞れ。絞れば大体の縛りは使えるって常識だからな」
「そんな常識聞いた事ないよ!?」*10
100%で起動、そこから絞って、絞って・・・
「あ、切れた」*11
「ハァッ、ハァッ───」
「5%か。大体それくらいまでは絞れたな。んじゃ今日はその感覚を掴むまで絞りまくれ。それに慣れたら5%スマッシュとか使えるようになるだろ。多分」
「多分!?」
「だって俺の身体強化って割と適当だし。自壊してる分はすぐに修復してるし・・・」
「やっぱり無疆君の個性ってわからないものだよね」
時は職業体験当日。何日間かするんだってさ。1週間だったかな?
ホテルの一室*12を与えられ、そこにステインの資料もあった。襲撃された人の証言も欲しかったが・・・それは手に入らなかったか
「同じ地域で何度か襲って、治安が良くなってから去ってる・・・?目的はヒーローの選別か?聖罰でもないのに何やってんだよコイツァ」*13
武器はナイフのみ?なら槍でいいかな。*14シバルバーは起動させるほど強くはなさそうだし。集団の気配は無し、つまりさ単独犯か。
「んで、最新の事件がインゲニウム襲撃。つまり保須か」
てことは次も保須だな。んでその路地裏。んじゃそこにマーキングしておくか。
てことでやって来ました保須。路地裏路地裏・・・割と多いな?んじゃマーキングしていきますかぁ。
にしても暇だよな。なにせ俺は対ステインにおいてのみ個性の使用及び指揮権が与えられてるんだから・・・んじゃホテルに戻るか。
それから数日経った夕方。保須に来てみたら反応ありか。あったりぃ♪
「やぁステイン。大人しく捕まる気はないかい?」
「はぁ───お前は、本物か?」
「ヒーローとして?なら偽物・・・というかさ。本物って何?」
一つ気になっていた事。本物のヒーローとは何なのか。英霊を、英雄を知っているからこそ気になってしまった。
「本物とは、自らを顧みず、名誉を気にせず、社会に奉仕し、人々を助ける───オールマイトのような存在を本物と呼ぶ」
「あーなるほどね・・・はぁ・・・まぁ俺から言わせて貰えば、だけども。なら───何故お前は本物になろうとしなかった?俺からしたら免許の有無なんか関係ないんだよ。だからヴィジランテなんて居るんだし。ヴィランに走った時点で・・・お前の言葉に価値はない。オールマイトはヒーローだが英雄ではないし、お前の行動に意味なんかない」
来いよ。お前の個性ごと俺が潰してくれる
「偽物が───!」
ナイフ、まぁまぁだな。っと、これも当たらない。まぁ当たりに行く理由もないよな。避けて反撃、避けて反撃。これを繰り返してればまぁ勝てるだろ。*15個性はスタン系か?奥に倒れてる人がいる。アレは・・・顔は見覚えがある。ここ数日の記憶だからヒーローだな。*16死んではなさそうだからまぁいいか。
「うーん千日手。割としぶとい」*17
にしても復讐しようとした委員長が来ないとか驚きだな。まぁ
「お前、手を抜いてるな?体育祭は見たぞ、何故個性を使おうとしない?」
「えぇ?だってステイン、お前弱いじゃん?個性無しで勝てるさ。個性は読めた。なら───終わりにしようぜ?」
まともに構える。乱王塵殺・・・これにするか
「ガッ───」
今回は慈悲はない。気絶して貰う
ん?何だこの気配・・・ああ、脳無か。てことは連合と連んでた?マジ?そんな気配しなかったんだけど。まぁ脳無は放っておくか。どうせアレくらいならヒーローでも倒せるだろ。倒せるよな?まぁ近くのビルの屋上から見下ろしておくか。
「あっ」
「あ?」
うそーん。死柄木と被ったんだが?*18
「何してんだよお前ら。脳無なんか放りやがって」*19
「あ?お前はヒーローの卵じゃねぇのか?何で捕まえようとしねぇんだよ」*20
「えー、だって俺卵であってヒーローの免許?ないしというかなんで免許制なんかにしたんだろうなぁ・・・」*21
「はぁ?お前ヒーロー目指してるわけじゃあねぇのか?」
「おう。何やろっかなぁって考えた時になんとなぁくヒーロー目指すか、ってなっただけでヒーロー免許制のこの社会自体は嫌いだぞ?だから思考はヴィラン寄りなんだよなぁ、カッカッカッ」
いやぁ、笑うしかないよな。本物の英雄を知ってるからこそ、この社会からしたら俺は癌でしかない!これを滑稽と呼ばずに何と呼ぶ!?
「んじゃあ俺がここでお前を殺そうとしたらお前はどうする?」
「ん?殺すが?俺は別になんとなくでしかヒーロー目指してないんだから殺しに忌避感はないんだよ。元々命掛けて生きて来たからな。だから狙うなよ?死にたくないならな───っと、緑谷も来てたのか。んで脳無に捕まって?へぇ、ステインってまだ動けたんだ」
「あ?ステイン倒してたのかよ。その割にそこで放っておくってどんな価値観してるんだか・・・」
「いいだろ別に。倒しておけば誰かが見つけるんだろうし」
そんで死柄木達は帰っていった。俺も戻るかぁ。公安には連絡入れてるから多分緑谷達もお咎め無しだろ。知らんけど
なおそもそもお咎めとかは何もなかった模様。対ステインのせいであんなことになっただけでね
緑谷→グラントリノの元に移動してるから問題なかった
轟→原作での参戦理由が緑谷のLINEだしそれが無ければ当然来ない
飯田→実はステインに気が付かなかった。飯田ぇ・・・