【完結】オーバードーズ・ヒロイズム 〜時限能力獲得ドラッグ中毒TSヒーローちゃん〜   作:相竹空区

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3話 承認/レスキュー

 

 幼いレイモンドが気付いた時には、その日々が始まっていた。

 きっかけがいつの間にかいなくなっていた父親である事は想像出来ていたのだが、その居なくなった理由までは理解していない。

 その為、レイモンドは訳も分からず母親から邪険にされる毎日を唐突に送らされ、その日々の終わりまで幼い感性によって悪い事をしたから怒られたのだと思い込んでいた。

 

「お母さん、これ……」

 

 そんなレイモンドが許してもらおうと、母親の機嫌を取ろうとしたのはただ純粋に以前のような、幸せな家族の形を取り戻そうとする思いからだった。

 父親が居た時と同じように、仲の良い家族は互いの誕生日を祝うもの。

 レイモンドは恐る恐る、それでも胸に希望を抱いてそれをキッチンに立つ母親に差し出す。

 子供の拙い手技で作ったバースデーカードは不恰好だが、確かに心の籠った贈り物だ。

 レイモンド自身は悪くなどないのに、それでも許してもらおうと、機嫌を良くしてもらおうと考えて作った贈り物。

 リズミカルな包丁の音が短くない時間途切れる事なく続き、やがて根負けといった様子で包丁が止まった。

 

「……何これ」

「!お母さん誕生日でしょ、だからバースデーカード!」

 

 反応が返って来た事に踵を浮かせ、捲し立てるように説明をしたレイモンドの表情は明るい。

 対する母親はじっとりと、差し出されたバースデーカードに視線を落として口を結ぶ。

 レイモンドが期待を込めて差し出したそれを暫く見つめ、摘むようにして受け取りポツリと溢す。

 

「何のつもり?」

「え?た、誕生日だからお母さんに喜んで欲し──」

 

 焦りと困惑で見上げるレイモンドの説明などハナから聞くつもりが無く、レイモンドの言葉は紙の引き裂かれる音で途切れてしまう。

 一瞬前までレイモンドの目に映っていたのは期待。

 だが、今ではゴミ箱に落ちる紙屑だ。

 

「ご機嫌取り?」

「えと、ちが……ごめんなさい」

「私がこんな物で喜ぶような安い女に見える!?」

 

 レイモンドの左肩から胸に掛けて衝撃が走る。

 当人には暫く状況が飲み込めない事であったが、それは母親からの前蹴りを喰らった結果だと、見上げた天井と鈍い痛みで嫌でも理解する事だった。

 

「あの男が殺したような娼婦と一緒にしないで!?」

「ぅ……はっ」

 

 衝撃で肺から抜けてしまった空気、そして後頭部を打ち揺れる思考がただ苦痛に喘ぐ音だけをレイモンドの口から放っている。

 それを見て、余計に激昂するのは他ならぬレイモンドの母親だ。

 

「そうやって被害者ぶって!ほんとあの男そっくり……!」

 

 吐き捨てるようにそう言った母親は包丁を再び握って物を切る。

 ただそのリズムは先程よりも荒々しく、不揃いなもの。

 今この瞬間、包丁が向かう先がレイモンドではないという点ではまだ良いと言えた。

 その程度の冷静さ、最後の一線だけは越えていない。

 

 だがレイモンドが心を込めて手作りしたバースデーカードは紙屑としてゴミ箱の中。

 許してもらえると、褒めてもらえるとまで期待をしていた代わりにもらったものといえば蹴りによる苦痛だけ。

 希望的な未来とままならない現実に、余計にレイモンドの思考は揺れて、視界は歪む。

 じんわりと浸透する痛みで身体は床に縫い付けられたようで、大の字のまま動かないレイモンドの耳に、耳鳴り以外の音が聞こえた。

 

「母さん……?」

 

 その心配を声に滲ませた少女の声が控えめに聞こえると、包丁の音は即座に止まって明るい声色で言葉が返って来る。

 

「エレイン?どうしたの」

「あの、レイは……」

 

 レイモンドが声の聞こえた方向に頭を向けると、頬を雫が伝う。

 そんな姿とゴミ箱に入ったカラフルな紙屑を交互に見てエレイン──レイモンドの姉は困惑と、そして恐怖で身を竦ませる。

 両手を背後に隠し、硬く握って隠すのだ。

 

「おやおや、何を隠してるの?見せてごらん──あらバースデーカード!」

「ち、違うの私……」

 

 エレインの恐怖ももっともだ。

 バースデーカードのプレゼントで母親の怒りに触れたのだろうとは、子供であっても察せられる事。

 咄嗟に隠した自分のカードを暴かれた、それを含めてエレインは母親からの続く言葉に備え、固く目を閉じた。

 ──のだが、しかし。

 

「素敵なバースデーカード!ありがとうエレイン……貴女は自慢の娘よ」

「あ、ありがとう、誕生日おめでとう母さん……」

 

 抱き締められたエレインは遠慮がちに抱き返し、ただレイモンドの方に視線を向ける事は無かった。

 それが母親からの承認を受けた彼女の視界にレイモンドは存在しないのか、もしくは後ろめたさによるものか、レイモンド自身には分からない事だ。

 

「お母さん、僕も……」

 

 

 ただはっきりとしている事といえば、レイモンドの願いはひとつ。

 

「見て……」

 

 ただ、認められたいだけなのだ。

 

◆◆◆

 

 レイモンドはトラウマを抱えた少年だ。

 そのトラウマの根本的な部分は幼い頃の母との記憶。

 それがある程度時間が経過した今でもレイモンドを苛むものだから、彼の保護者である叔父さんは当然出来る限りの事をした。

 警察官という忙しい職業の為、あまり時間は取れないもののよく話を聞き、そして聞けない時間はプロに任せる。

 レイモンドは定期的にカウンセリングを受けて、日々の事を話すのだ。

 

「最近、少し良い事があったんです」

 

 レイモンドは対面に座る男性カウンセラーにそう切り出した。

 清潔で、それでいて無機質ではない室内でカウンセラーは優しく微笑んでレイモンドの話に耳を傾ける。

 

「他人を助けるような事が出来て、嬉しかった」

「以前から言っていましたね。良い子になりたいと」

「はい……でも、まだ足りないんです」

「どうして?」

「お母さんはきっと、まだ怒っているから」

 

 レイモンドは怒られる事を恐れる子供のように身を竦ませて、ここには居ない存在に怯える様子を見せる。

 

「何故そう思うんですか?」

「僕がまだ悪い子だから……捨てられたのも、そのせいで」

「貴方は何も悪い事をしていませんよ」

「……ならなんで」

 

 レイモンドが溢した言葉は誰かに聞かせる気も無く、ただ霧散して、カウンセリングが終わるまで当たり障りのない会話が続く。

 カウンセラーは自らの学んだ内容に基づいたプログラムを行い、レイモンドもそれに従う。

 

 レイモンドはトラウマを抱えた少年だ。

 だが、そのトラウマ自体を行動原理とするヒーローへと変わろうとしている。

 彼はカウンセリングよりも自らの心を慰める事の出来る方へと傾いて、自己救済と言えば聞こえの良い非合法の自警団活動へと走っている。

 更にはレイモンドの最初のヒーロー活動は成功裏に終わり、その後何日経ってもレイモンドが暴行で捕まるような事にはならなかった。

 むしろ普段に増してニュースを調べても、レイモンドの行った善行が記されない。

 ならば、と調子着くのも若さによる衝動的な善性……そして承認欲求を持つレイモンドには当然と言えた。

 

「よし……計画は立てた。テレポートしてれば足は付かない筈」

 

 中層ビルの屋上で、少女の姿のレイモンドは自分に言い聞かせるように呟く。

 あの日と同じパーカーはやはりオーバーサイズ。

 しかし今日はこのように変身(・・)すると分かっていたので、物持ちのよいレイモンドは昔使っていたショートパンツとスニーカーを引っ張り出してきた。

 そして安物の腕時計を念入りにチェックする。

 

「薬の効果時間の間に家まで戻る。叔父さんは仕事で帰りが遅くなるから大丈夫。早めの時間にアラームをセットして準備完了……」

 

 ひとつずつ、懸念事項をクリアしてもなお不安は拭えない。

 あの日と違うのは突発的な状況ではなく、レイモンド自身がこれから危険を探そうとしている事だ。

 自らあのような場面に身を投じようとするのだから、一時的に特殊な力を得ていても、普通の少年であるレイモンドが緊張するのは道理と言えた。

 

「この街の犯罪発生率は日に日に上がってる。あちこち跳んでパトロールすれば何かが起きているかも……僕がこの街を救うんだ」

 

 暗い窮状を伝えるニュースを想起し、レイモンドは跳ぶ。

 空間を越えて、遠く離れた空中まで一瞬で。

 

「う──わ!次はあそこ!」

 

 身構えていてもテレポートによる一瞬の移動にまだ慣れず、レイモンドはぎこちなく跳躍を行う。

 視界の中のここと決めた位置に身体を移し、落下の最中に次の位置を決めて跳ぶ。

 レイモンドの視界はまるでテレビのチャンネルをザッピングしているように切り替わり、見慣れた街の見慣れないアングルからの景色を堪能する。

 

「やっぱりこの力は凄い……!」

 

 上空を一定の距離で出現と消失を繰り返す少女の姿など、この街の住民は目にもくれず、レイモンドは気ままに空中散歩を続ける事幾分か。

 風切音ばかりを捉えていたレイモンドの耳を、女性の悲鳴が突く。

 

「泥棒!その人ひったくり!」

「あぁ……来た!僕の出番!」

 

 下方から聞こえたその音の源を探って周囲を見回し、落下とテレポートを繰り返しながら見つけた女性はヒールを履いているのだろう、不自由そうに走っていた。

 

「あの人の追い掛ける方向に犯人が居る筈!」

 

 レイモンドはテレポートで高度を上げて、見る範囲を徐々に広げる。

 そうして俯瞰する通りには複数の人の流れが存在した。

 ひしめき合うとは言わないまでも、犯人同様に地面を走って追い掛けていては確実に見失う人の量。

 それをレイモンドは高所から見下ろして追跡する事が出来た。

 

「何処か……居る筈だ……きっと人混みの中を走ってる。流れに逆らったりして、ヒールの女の人が持つ様な鞄を持ったひったくり……」

 

 人混みに紛れても、全力で走っても、それでもレイモンドならば追跡が可能だ。

 超能力を持つ存在としての圧倒的な有利を活かし、視野を広げて目を凝らせば……目的の人物はそう時間が掛からずに見つかった。

 

「居た!そこのひったくり!今すぐ止まって鞄を返すんだ!」

「ヒーロー!?こんなチンケな犯罪に構ってる場合かよ!?」

「チンケだって思うなら真面目に働けよもう!」

 

 上空から聞こえたその声に、ひったくりは驚いた様子で空を見上げる。

 そんな反応にレイモンドは気分を良くして口の端を吊り上げた。

 

「止まらないなら……!」

 

 待っていましたと言わんばかりに、レイモンドは地面を睨んで能力を使う。

 着地点はひったくりの前方、腕を伸ばせば届く距離。

 テレポートの副産物としてごう、と通行人を巻き込む風を巻き起こしながら、レイモンドは地上に降り立つ。

 

「うぉっ!?」

「逃げられないよ。僕はテレポートが出来るからね!」

 

 ああ心地良い。

 これまでの人生で体験した事のない、力の誇示によりレイモンドはそんな気分。

 自信たっぷり、全能感に包まれた小娘を前にひったくりは社会性というものをかなぐり捨てて拳を振りかぶる。

 

「ケガするなんて考えてなかったんだろ……!」

「来たっ!」

 

 理不尽な暴力で我を通そうとした犯罪者相手に、レイモンドは大義名分を得て拳を振るう。

 リーチなど無視したアッパーを彼我の空間に振るい──短距離のテレポート。

 

(ずっと使い方を考えてたんだ!)

 

 内心は舞い上がって仕方ないのだが、冷静を装って狙い澄ましたテレポートによりひったくりの間合の内側、そしてアッパーの軌道上に顎を置く位置へ。

 

「──かっ」

 

 顎をノックするようにコツリと当てたアッパーは見事に意識を刈り取って、道の真ん中にひったくりが大の字に転がる。

 しかしこんな事は日常茶飯事なこの街の住人は距離を取れども干渉せず、遠巻きに携帯を向ける程度だった。

 

「ふぅ……上手く行った。けど、これ目立つなぁ……」

 

 2度目の成功と、達成感でひと息吐いたレイモンドは周囲からカメラを向けられる事に居心地の悪さを覚え、身を縮こませながらひったくりの手から鞄を取り上げる。

 

「こ、この人ひったくりなので!通報しておいてください!この鞄は持ち主に返しますから!」

 

 申し訳程度の弁明をして、レイモンドは上空を睨んでテレポート。

 その場から早く去りたいと、そんな落ち着かない跳躍だった。

 

「持ち主何処だ持ち主何処だ──」

 

 このままでは自分が泥棒……どころか強盗だと、手にした小さな鞄の重さに焦っていると、程なくして息を切らして電柱に寄り掛かる女性を見つけた。

 レイモンドは彼女の前に出現すると、彼女は急に顔を撫でた風と突如現れた少女に驚き小さな悲鳴を漏らす。

 

「あ、あの驚かせるつもりじゃなくて、これを取り返したから……」

「私の鞄!?ああ、ありがとう!貴女は私のヒーローね!」

 

 感動と感謝のハグを受けたレイモンドは、返ってきた予想外の大きな反応に驚きで硬直していると、立て続けに握手に自撮りにと巻き込まれてしまった。

 

「ハッシュタグはなんて付けたらいい?貴女の名前は?」

「えっ……と、まだ無い」

「新人さんね!今日の事自慢出来るように有名になって!応援してるから!」

 

 鞄を手に、大きく手を振る女性を見送りレイモンドは気恥ずかしさと達成感を胸に、口の端が緩むのを押さえ込もうと必死だった。

 レイモンドを新人ヒーローだと勘違いした通行人がカメラを向けていたので、せめて格好付けようとしていたのだが。

 

「見てよ、お礼言われて照れちゃってる。可愛い〜」

「もう、顔赤くしてるじゃん。あれ?ヒーローだけど顔隠さなくて良いのかな?」

「へっ!?あぁ、えと失礼します!」

 

 そこでレイモンドははたと気付く。

 そうして慌ててテレポートしてその場を去り、建物の屋上から屋上へと人目を避けて移動した。

 

「そうだ忘れてた……ヒーローにはコスチュームが必要で……無許可でやってる僕が怪しまれない為にも必要なんだ」

 

 ヒーローとは、警察と協力して治安維持に関わる業務を行う者。

 その活動は政府の許可の下行われており、当然ながら許可なく犯罪者に対して能力を行使すれば、それはある種の致死的な武器を使用した暴行事件でしかない。

 レイモンドが先程行ったのはそのような非合法の活動。

 そしてレイモンドは気付く事が出来なかった。

 自らの正義感によって行ったこれは、冤罪を生みかねない事を。

 レイモンド自身はひったくりの現場を見ておらず、行動から犯人だと推測した相手を気絶させ、鞄を女性へと返した(・・・)

 もしも彼女の虚言だったら?

 そんな懸念はレイモンドの頭には無い。

 ただ今は自らの善行に満足し、次の機会を伺っている。

 

「ヒーローなら身元を隠す為にマスクを着けるけど、僕は要らないよね?顔変わるし」

 

 呑気に顔に触れてみれば、元のレイモンドよりも数段肌艶の良い事が分かる。

 滑らかで柔らかく、瑞々しいその触感は日々ストレスを抱えて過ごすレイモンド・クロスとしての物とはまるで違うので、彼はしきりに自身の頬を触るのだ。

 

「はぁ……良い事すると気分が良いなぁ。感謝されるなんて中々無いし。他にも困ってる人居ないかな」

 

 消失と出現を繰り返し、レイモンドの姿は位置を移す。

 路肩に停まる配達のトラックを眺め、ニューススタンドを眺め、混雑する道路を眺め……交差点を見た。

 複数の車線に跨った横断歩道をキビキビと歩く人の流れの中に、着いていけていないひとりへとレイモンドの視線が注がれる。

 

「あのお婆ちゃん、横断歩道を渡れてないな……」

 

 荷物を抱えて周囲の全てに戸惑うような、そんな姿は見るからにお上りさん。

 更には流れの早い人波に、サイクルの早い信号機。

 そんな都会の荒波に揉まれて困惑する老婆を見つけ、レイモンドは頼る人の存在しない老婆の隣をじっと見つめた。

 

「テレポート……ここ!」

「まあ!驚いた!」

「ああ!ごめんなさい!」

 

 前触れなく現れたレイモンドに老婆は驚き、レイモンドは驚かせてしまった事に慌てる。

 完璧とは言い難い登場だったが、その僅かな失敗と焦りを見せた人間らしさは、都会の冷たさの中にあった老婆を安心させるのに十分だった。

 

「まあまあ、都会って凄いのね。可愛らしいお嬢さんが妖精みたいに出てくるなんて」

「困り事を解決する妖精だよ。横断歩道を渡りたいの?」

「ええ、人も多いし歩くのが早いし困っていたのよ。息子夫婦にはひとりで大丈夫って言ったんだけどねぇ……」

「だったら任せてよ!ちょうど人助けがしたかったんだ」

 

 ひったくりの制圧の次にレイモンドが行ったのは、素朴な人助け。

 老婆の肩に優しく手を置いて、車道を挟んだ向こう側へと目を凝らす。

 レイモンドには確信があった訳ではない。

 ただ自身の能力で人を運ぶ事が出来ると、不思議とそのような確信があったのだ。

 

「また驚くかもしれないから、心の準備をしておいて」

「あらあら、どんな手品を見せてくれるのかしら──あら?」

 

 一瞬にしてガラリと変わった視界に呆然としている老婆に対し、レイモンドは悪戯心と親切心でもって笑顔を見せる。

 

「これで横断歩道は大丈夫。せっかくだから目的地まで送ろうか?」

「いいえ大変なのは分かったからタクシーに乗る事にするわ。若者の貴重な時間を割かせる訳にはいかないもの。それにしても、まさかヒーローさんに助けられるとは思わなかったから……これで孫にするお土産話が出来た」

「僕は時間気にしないけどな」

「親切なのねヒーローさん。お婆ちゃんは本当に大丈夫。きっと貴女の助けを必要としている人が他に居るわ。そちらを助けてあげてちょうだい」

 

 老婆は優しい笑みを浮かべて軽く手を振り、レイモンドも手を振ってそれを見送る。

 実際レイモンドの能力ならば老婆を目的地まで送る事にそう時間は掛からない。

 もう少し強く手伝う意思を押し通せば、短時間でもう1段階人助けは出来たのだが。

 しかしレイモンドとは押しの弱い人物であったので、大丈夫と言われてしまっては強くは出れず、不完全燃焼のやる気を抱えてしまっていた。

 

「よーし!もっと人助けするぞ!」

 

 それはより一層のやる気へと繋がり、レイモンドは軽やかな足取りで次のヒーロー活動へと向かう。

 ヒーロー活動初日、制限時間はまだ多く残り、助けを求める人もまだ多い。

 

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