東方×青響フルスペクトラム!   作:伝説の超三毛猫

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お久しぶりです。ほんっとーーーーにお待たせしました。
別作品のコラボ連作で死にまくって、また別の作品を書いてたりしてたらハロウィンすら終わってました。アホです。

さて今回ですが、C&Cのあの人、襲来です。


レイカの物語
Rainy,rainy days


 ゲーム開発部やヴェリタスがやらかした『鏡』争奪戦後。

 私は今度こそ、あいつらとは関係ない平穏な生活が返ってきたかのような実感を得ていた。

 たわいもない話を、クラスメートと話したりしている。

 

「~~ってことがあってね?」

 

「ふーん。あんたも大変だったね」

 

 私の友達はおしゃべり好きだ。そういった子たちの話を聞くのは結構好きだ。この何気ないやり取りが良いのかもしれない。

 そうそう。こういうのでいいんだよ、こういうので。変に謎のアイテムの捜索に付き合わされたり、生徒会を襲撃したりなんてあっちゃあいけない。アレは夢だ。悪い夢だ。そうに決まっている。私がそうだと決めたらそうなんだ。

 そう思っているからこそ。

 

「ねーねーレイカー」

 

「なに?」

 

「先輩がね、あんたに話があるって」

 

「先輩?誰?」

 

「美甘先輩ってちっこい先輩なんだけど―――」

 

「オイ、誰がちっこいだァ!!?」

 

「ヒイィィィィィィィィッ!!?」

 

 ある先輩に呼び出されたその時には……もうその手の平穏が遠ざかってしまっている事に、私は気付かなかった。

 

「…ったく。あたしは白峰レイカってのに話があるだけなのによぉ…」

 

 教室を覗いたのは、目つきの悪い、オレンジ髪の先輩だった。

 背は高くないようだが、それでも恐怖を煽る、不良のような視線に、私の身体は固まった。

 即座に、その人と目を合わせないよう、俯いて努めてこっちを見ないようにしてる。

 

「―――ちょっと、面貸せよ」

 

 悲報。私の平穏な人生―――終わりました。

 

 

 

 美甘先輩という人についていきながら、私の脳内はぐるぐると思考が巡っていた。

 なんで、こんな人が私に用事……? いったい、何故?

 

「改めて自己紹介しとくか。あたしは美甘ネル。C&Cのリーダーやってる」

 

「C&…C……!?」

 

 忘れるはずもない。

 あのメイド部とは、『鏡争奪戦』でやりあった。

 特にあの虫作戦で恐怖を刻み込んだアカネ先輩と、ミドリ・モモイ込みとはいえ正面切ってやりあったアスナさんがいる。

 ま。まさか……用事、って。

 

「レイカに話があってきたんだけどな」

 

「え、えっと……!」

 

「アカネに勝って、アスナとも戦ったってのは間違いないんだよな?」

 

 やっぱりそうだ…!

 部員がやられたから、そのお礼参りに来たんだ!

 目つきもめちゃくちゃ怖いし間違いない!!

 

 そこからの行動は早かった。持っている財布を抜き出して、眼の前に置いた。そして私は……ためらわず土下座の体制に移って。

 

「これで勘弁してください!」

 

「はぁ!?何言ってんだお前は!!?」

 

「ごめんなさい!今手持ちがこれしかないんです!!」

 

「落ち着け!そんなの貰うワケねーだろ!」

 

「ひぇっ……の、喉だけは勘弁してもらえませんか…?」

 

「落ち着けっつってんだろ!? あぁもう、そういう意味じゃねーってのに……」

 

 カツアゲ…じゃないの?

 でも喉だけは許して欲しい。……っていうか誰か助けて欲しい!

 そう思ったからなのか。

 

「…部長?」

 

「あ…アカネ…」

 

「また1人で行動したと思ったら………後輩をカツアゲですか?」

 

「ちげーーーよ!!!あたしがンなダセェ事するわけねーだろ!」

 

 アカネ先輩の冷ややかな視線に、ネル先輩は顔を真っ赤にして否定した。

 しかし、ネル先輩の言い分が通じるかのように、アカネ先輩は私の前に立ち、深々と頭を下げた。

 

「レイカさん。この度の件は、大変申し訳ありませんでした。うちの部長がご迷惑をおかけしてしまったようで…」

 

「おい」

 

「あ、ア、アカネ先輩……」

 

 恐る恐る頭を上げると、アカネ先輩はいつもの優雅なメイド服姿で、私をまっすぐ見つめていた。その隣で、ネル先輩は不満そうに腕を組み、ため息をついた。

 どうやら……カツアゲ、じゃないみたい。

 

「……まぁ、あたしもすぐに話切り出さなかったのは悪かったよ。ただ、アカネから聞いたお前の能力に興味を持っただけだ」

 

 ネル先輩は、苛立ちを隠せない様子で、私を指差した。

 

「ほら、お前。アカネがなんか変な虫に襲われたって言ってたじゃねーか。その原因がお前の歌なんだろ?」

 

「え、えぇと……その、た、多分……」

 

「レイカの能力は、アスナ先輩とユウカからも報告を受けています。あなたの曲を流した際の戦況の変化も、我々が確認した事実です」

 

 アカネ先輩が冷静に事実を補足する。完全に、私の能力がC&C内で共有情報になってしまっている。平穏な日常は、遠のく一方だ。

 

「まあ、そんなわけで。話があるなら部室に来い。アカネ、案内しろ」

 

「はい。参りましょう、レイカさん」

 

 こうして、誤解が解けた(というか、カツアゲではないと判明した)私は、C&Cのリーダーとメンバーに引きずられるようにして、C&Cの部室へと向かうことになった。

 C&Cの部室は、想像していたよりもずっと整理整頓されており、無駄なものが一切ない、機能的な空間だった。

 

「で、お前。その歌とやら、あたしにも聞かせてみろよ」

 

 た、単刀直入だ……

 ネル先輩は、部室のソファにふんぞり返りながら、私を促す。

 私は、椅子に座りながら、出来る限り謙遜の言葉を選んだ。なんでもいいから、早く元の教室に帰る為に。

 

「い、いえ、そんな大した能力じゃ……。たまたま、状況がうまく噛み合っただけで……。それに、私はそういう荒事にはまったく慣れていませんので……」

 

 私の言葉を聞いたアカネ先輩は、静かに私の言葉を否定した。

 

「レイカさん。謙遜はいけません。例え誰かの助力があったとしても、あなたの能力は、私たちC&Cを二人も戦闘不能に追い込んだことは『事実』です。それは決して偶然や、状況が噛み合った、という言葉で片付けられるものではありません」

 

「そ、そんな……」

 

「だろ? だから、歌え。百聞は一見に如かずだ。お前の歌が、どれだけのモンか、聞けばわかるんじゃねーか」

 

 歌え、って、そんな命令みたいなことを。

 でも、そんなことを言うネル先輩は、まるでゲームの次のステージに進むかのように、目を輝かせている。

 

 ―――本当に、いいのか……?

 この歌は、ただの『バフ』だけじゃない。聴く者にも、何らかの影響を与える危険なものなのに。

 

 私の歌に不思議な力があることに気付いてから、封印している歌はいくつかある。

 歌詞や曲調が、誰かの死や不幸を示唆しているような歌は、避けてきた。能力が最悪な方向に転がれば、死人が出るかもしれないから。

 その予想さえ、正しい保証はない。だから、私が好きになれるように、私の為だけに歌ってきたんだ。

 いくら先輩に頼まれたからって、そう簡単に歌うワケには―――

 

 不安が私の心を支配する。その時、部室のドアが勢いよく開いた。

 

「あれ〜?みんな何してるの?」

 

 声の主は、アスナさんだった。彼女は部室に入ってくるなり、私を見て目を輝かせた。

 

「わあ、レイカちゃんだ! 『鏡』の時ぶりだね!市場で聞いた歌もすごかったけど、あの時も歌も良かったなぁ~!」

 

 アスナさんは無邪気に私の隣に駆け寄ると、興奮したように私の手を握った。

 

「あの歌が流れた時、私ね、すごく身体が軽くなった気がしたんだ!

 もっかい聴きたいな! ね、聴かせてくれるでしょ?」

 

 その言葉は、純粋な好奇心と、子供のような期待に満ちていた。アカネ先輩もネル先輩も、アスナさんの無邪気な一言に何も言えなくなっている。

 

 私に、そこまでの力があるって分かってて、こんなに無邪気に頼めるなんて。

 アスナさんの素直な眼差しに、私は抗うことができなかった。

 私は、諦めたようにため息をついた。

 

「……わかりました。一曲だけ、ですよ」

 

「言っておきますけど、あの虫を呼び寄せる歌以外でお願いします」

 

「分かってますって。今C&Cに喧嘩売る理由もないでしょう」

 

 私は、静かにスマホを取り出し、音源の準備を始めた。

 さて……何を歌おう。『マツヨイナイトバグ』も『トランスダンスアナーキー』もダメ。

 下手に周りに危険なことが起こるような歌も避けたい。

 じゃあ『巡るharvest』とか?『さよなら、ありがとう』とか?……どっちも季節感的に微妙だな。

 

 決めあぐねていると、ふと見た窓の向こうの景色に、一瞬、目が奪われた。

 灰色の雲から、雨がぽつぽつと降っていて、窓に雫たちがぶつかっていた。

 

「―――」

 

「? どうしたんだ?」

 

「……あ、あぁ、いえ。ただ―――」

 

 ―――歌う曲が決まりました。

 ギターを組み立て、息を一つ。

 あとは、音源を流すだけだ。

 

「―――『Rainy rainy days』」

 

 ピックが、弦に触れた。

 

 流れてきたのは、ユウカと戦った時の楽曲たちのような、脳を直接揺さぶる狂騒的なビートではない。優しく、しかし確かなメロディーラインを持つ、静かで透明感のある楽曲だった。

 

 それと同時に、姿も変わっていく。

 短く切りそろえた黒髪は、長く美しい蒼髪へ。緊張で強張っていた表情が、強気と傲慢さの入り混じったそれへ。そして、いちミレニアム生のような出で立ちは、いと高き所に住まう、高貴な天人のそれへ。

 

 スマホから流れ出す音源に合わせ、レイカは静かに、しかし全身を使って歌い始めた。

 

「―――『膨らんでく水溜りは飛び越えられない』」

 

 彼女の歌声は、部室の硬質な空気を一瞬で柔らかく包み込んだ。窓の外で鳴り続ける雨音と、彼女の歌声が重なり合い、部室の中が、まるで深い雨の中にあるような、特別な空間へと変化していく。

 

 ―――始まりは、雨を憂う「私」の心境からだ。

 やがてかかる虹を夢見ながら、雲間から差す太陽を待ちわびる、そんな詩をメロディーに載せながら目の前の三人に届けていく。

 私も、この「私」の心には共感できる。雨よりも晴れの日の方が好きだからね。雨の雫が涙に見えるから、早く晴れて欲しい。あの雨雲の向こうには、輝く景色があるはずだ。

 そう思いながら、言葉を紡ぐ。

 

 ネルは、最初こそ「なんだ、地味だな」とでも言いたげに眉をひそめていたが、歌が進むにつれてその表情は変わっていった。

 アカネ先輩は、静かに目を閉じて聴き入っている。そしてアスナさんは、心底気持ちよさそうに、ふわふわと体を揺らしていた。

 

 曲の中盤。レイカの歌声は、雨音の中に、もう一つの光を見出し始める。

 物語に、もう一人の人物―――「あなた」が現れる。その人は「私」に微笑むのだ。

 

 「雨降りだと空気が優しい気がするね」

 

 そのフレーズを歌った瞬間、部室内の冷たかった空気が、一気に清らかで湿度を帯びた、優しいものへと変わったように感じられた。

 雨の日の空が好きな人がいて……それと同様に、幸せもいろいろだと、他者の存在と価値観の肯定へと繋がっていく。

 ネル先輩の目つきから、鋭さが消えていく。彼女の心の中に常にあった、戦闘やリーダーとしてのプレッシャー、張り詰めた緊張感が、雨に濡れた窓ガラスのように、薄く、和らいでいくのが見て取れた。彼女は、まるで雨宿りをしている時のように、深く息を吐き出した。

 アカネ先輩は目を閉じたまま、微かな微笑を浮かべていた。彼女の「完璧なメイド」としての鎧が、一瞬だけ緩んで見えた。自分自身の厳格な規範だけでなく、異なる感情や価値観をそっと受け入れる余裕を、彼女に与えているようだった。

 

 そして、ラスト。レイカの歌声は、雨の日の景色を完全に塗り替える。

 

 

 ―――雨の雫が宝石に変わる………そう歌った瞬間、本当に魔法がかかったかのように、窓の外の景色が変わった。

 部室の白い蛍光灯の光が、窓を流れる一粒一粒の雨に捕らえられ、ダイヤモンドダストのようにキラキラと輝き出したのだ。

 それは、視覚的な現象というよりも、レイカの歌が聴く者の知覚を操作し、「涙」と見えていた雨粒を「宝石」と認識させている、知覚のバフだった。

 

 アスナさんは、その光景に「わぁ!」と歓声を上げ、窓に駆け寄って、指先で雫に触れようとした。彼女にとって、レイカの歌は、常に世界を驚きと楽しさに満ちたものに変えてくれる「祝福」なのだ。

 ネル先輩は、その幻想的な光景を、息を詰めて見つめていた。彼女の表情は、もはや恐怖でも、苛立ちでもない。純粋な驚嘆と、得体の知れない力に対する畏敬の念だった。

 

 レイカの歌声は、高く、力強く響き渡り、聴く者の心を完全に肯定する。雨を避けようとするのではなく、その中に美しさを見出し、最後には空へと、希望を抱いて羽ばたこうとするメッセージは、彼女たちの心を深く、優しく浄化した。

 

 最後の音が消えた後も、部室には雨音と、歌の余韻がしばらく残った。誰も、すぐに言葉を発することはできなかった。レイカの姿も、気が付けばいつもの姿に戻っていた。

 レイカが最後の音を弾き終え、静かにギターを置いた瞬間、部室の調和が解け、いつものC&Cの部室の空気へと戻った。

 

 ネルは立ち上がり、レイカに向き直った。

 

「おい、お前……」

 

 そして、まるで初めてゲームをクリアした子供のように、目を丸くして呟いた。

 

「すっげぇな……!こんなに歌えんなら、なんで隠すんだよ!!」

 

 彼女は、レイカの歌が持つ、攻撃的な力とは真逆の、「心を整える」力に、強い興味を抱いたのだった。

 というか、すっかり聞き入ってしまっていたようだった。

 

「あはは……そこまで言っていただいて、嬉しいです」

 

「レイカちゃんの歌、今日もすごかったね! 雨がキラキラしてた!!」

 

「……えぇ。音楽にはあまり詳しくないですが、分かります。とんでもない才能です」

 

 アスナさんもアカネ先輩も、大絶賛だ。

 ここまでまっすぐ「すごい」って感情を向けられたのって……ここまで、普通に褒めてもらえたのって……()()()()()

 まるで初めて味わったような、久しぶりの感覚に、嬉しさで胸が熱くなる一方で―――少しだけ、胸の棘がうずいた。

 自分の為に、この力を使うって決めたのに。やっぱり誰かの為に使っちゃってる。私って、チョロいな、って。

 

「それで………レイカさん。

 改めて聞きたいことがあります」

 

「聞きたいこと?」

 

「部長があなたを呼びに来た理由でもあります」

 

 そういえば。

 まぁまぁ思い切って歌ったから、忘れてた。

 

「貴女は、この力をどのように手に入れたのですか?」

 

「生まれつきだけど……」

 

 アカネ先輩の質問に、何気なく答えた、その直後。 

 私は、()()()()()()()()()。中学時代の……あの嫌な思い出を。

 そのことが、顔に出ていたのかもしれない。アカネ先輩の表情が、なんだか気まずいものに変わった気がした。

 

「あの。私の力を……どうするつもりですか?」

 

 私の問いかけは、部室の静寂を切り裂いた。  私の歌が持つ力。それは、羨望と同時に、過去に私から平穏を奪った「呪い」でもあった。賞賛の後に続くのは、決まって「利用」か「排除」だった。

 アカネ先輩は、質問の意図を察したのか、僅かに表情を曇らせた。アスナさんも、先ほどの無邪気な笑顔を引っ込めて、心配そうにこちらを見ている。

 

 その時、ネル先輩が、私の正面までやってきた。

 

「どうもしねーよ」

 

 ネル先輩は、私の頭上に手を伸ばすと、ガシガシと、乱暴に私の髪を撫で始めた。

 

「ひゃっ!?な、何を……」

 

 突然のことに体が固まる。不良っぽい先輩に頭を撫でられるなんて、人生で初めての経験だ。

 

「どうもしねーよ。あたしは勿論、アスナもアカネもンな事考えてねぇ」

 

 ネル先輩は、私の頭を撫でながら、まっすぐな瞳で私を見つめた。

 

「お前が歌うのを隠してた理由なんて、知らねー。ただ、お前の歌は『すっげぇ』んだ。人を元気にもするし、心を落ち着かせもする。そんだけだ」

 

 ネル先輩は、撫でる手を止めると、ソファに戻りながら、吐き捨てるように言った。

 

「カツアゲなんかしねーっつったろ。ましてや、お前の才能を縛りつけたり、利用しようとか、そんなダセェことはしねえ。むしろ、そんな事考えてる奴がいたら、あたしがブッ飛ばしてやる」

 

「どうして……?」

 

「そんな不安そうな顔してる奴、守らねぇワケねーだろ」

 

 最初は、その目つきや態度から、「最悪の不良に目をつけられた」としか思っていなかった。土下座までした相手だ。心から信じることなどできない。

 しかし、彼女が発した言葉は、私の能力を「手段」としてではなく、「才能」として、純粋に褒めてくれた後のものだ。

 そして………そのまっすぐな瞳からは、一切の打算が見えなかった。

 

「(……馬鹿みたい。こんな荒っぽい先輩の言葉を、信じようとしているなんて)」

 

 私の過去の経験が、そう囁く。だが、この部室に残っていた音楽の余韻が、私の心を強く後押しした。

 私は、ネル先輩の言葉を、信じることにした。

 

「……わかりました。信じます」

 

 そう答えると、ネル先輩は満足そうに口角を上げた。

 

「そんじゃあ、話は終わりだ。レイカ、また歌いに来いよ」

「えぇ。今度は、美味しいお菓子と紅茶をご用意させていただきますね」

「またねーレイカちゃん!」

 

 こうして、私のC&C部室での時間は、嵐のように過ぎ去ったのだった。




白峰レイカ
完全に不良だと思っていた先輩が、実は一番いい人だった。
余談だが、中学時代、その才能を「利用」され、「排除」されかけたことがある。
「ネル先輩……不良っぽかったけど、イイ不良なのかな?」

レイカ(比那名居のすがた)
てんこバージョンのレイカ。この姿になると、若干生意気なヤツになる。だが、ミレニアムにはモモイとかコユキとかいう生意気&生意気なヤーツがいるので、誤差の範疇程度にしか認識されない(と思う)。

美甘ネル
いちおう、実はリオに調べてこいと頼まれていたが、普通の歌が上手い学生であり、悪いヤツじゃないと確信。それと同時に、自分自身の才能が原因で嫌な目に遭ったんだろう事くらいは推測できた。音楽の才能にはシンプルにすげーって思ってる。
「ミレニアムに害を加える訳ねーな。……こっちから馬鹿な真似しない限りは、な」

一ノ瀬アスナ&室笠アカネ
ネルと共にレイカの才能の片鱗を見た。
「言ったでしょー!レイカちゃんはすごいって!」
「えぇ……そうですね、先輩」










おまけ・ハロウィン時のレイカのセリフ
「ハッピーハロウィン、先生。じゃあ誰もいない事だし……ハロウィンに相応しいこの一曲がら歌おうかな。―――聞いてください。『Frantic Night』」

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