「さて、改めて自己紹介といこうかな!私の名前は
「私は宵柱音です、音とかタヨとかいう愛称で呼ばれてます」
「タヨリ…漢字はどう書くんだい?」
「音ってかいてタヨリです」
「すごい読みだね」
私を助けてくれた兎こと鈴瑚さんは私の名前を聞いて軽く驚いていた。
ちなみに依頼された流行りそうな団子を作る手伝いの依頼(?)は、しばらく続けたいそうで、私を帝都に案内してからも出来るのなら協力して欲しいとのこと。
「鈴瑚さんはどんなの作りたいんです?」
「出来るのなら斬新なのがいいね!」
…ずんだじゃだめかな。
なんて考えてたら鈴瑚さんが考えていたことを当てるように、すんだはだめだからねと言った。そりゃそうか、団子じゃないもん。
「団子…団子の定義とは」
「急に哲学にならないでよ」
あまりに浮かばない斬新なアイデア。これが浮かびさえすればすぐにでも帝都に向かえるというのに……。
「街を案内するよ、そしたらアイデアも出てくるかもしれないからね」
そうして連れてこられた場所は何故か食べ物屋がたくさんある場所。お好み焼きとか(?)和菓子とか、洋菓子とか。色々あった。そんな中連れてこられたのがたこ焼きの店、丸いから団子に似てるし、なんかいいよねとのこと。
「音ちゃん何頼む?」
頼む前提で私に質問する鈴瑚さん。鈴瑚さんにも同じ質問を返すと、秘密と言われてしまった。
「シークレットお願いします!」
そして、ほんとうに
「はいどうぞ、暑いうちに食べてなー」
シークレットと言ったけど、見た目は普通のたこ焼き。何か他のと違うところがあるわけではない。
「音ちゃん、これがどうしてシークレットなのかって顔してるね?」
「へ?あ、はい」
「これはね、中身がランダムなんだよ!」
中身が…ランダム…!?
「例えばね…」
鈴瑚さんはたこ焼きを一つ頬張りながら私に説明を始めた。
「
「はい」
「
「なるほど…」
つまり中身を当てて楽しむ、みたいな感じのやつ…なのか?
「中身を当てる…」
「どうかした?」
「…これを団子に適用したらいいのでは…?」
「…いいねぇ!」
さっそく鈴瑚さんは、食べ終えたのち
「何を入れたらいいと思う?」
何を入れる、と聞かれれば難しい。あんこは普通すぎるし、生クリームとかも合うか分からない。ならみたらし団子のタレはどうだろう。手はベタベタになるだろうけど、相性は保証されている。中に入れたら斬新さもあるし、きっと面白くなるだろう。
「逆みたらし団子なんてどうです?」
「いいねぇ」
斬新さはなまるだと我ながら思う。これでもう一つの団子屋?を出し抜けるようになっただろう。そして、ようやくちゃんとした案内をしてもらえる。そういう約束だから。
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逆みたらし、存在します。よければ調べて食べてみてください。馬鹿うまいんで。