小さな夢は幻想へ   作:硴里りま

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【数百年経過】能力使わなすぎた

結の能力が進化して、何も起こらぬまま100年以上が経過。八意さんからの依頼の存在などほぼ忘れて、多忙な生活を送っていた。売り上げは上々。依頼数も年々増加、私の身長も125から163になった!やったね!*1

 

「結、能力の方はどんな感じ?」

 

数百年間何もなかったせいで能力の使用頻度が落ちた。おかげで私たちはリハビリ(笑)を行う羽目に。

私は音をどうにか広げるけど、不協和音があたりに響く。どうしろってんだよー

 

「ぐっにゃぐにゃの結界ができた」

 

そんなバカな。そう思って結の手に広げられた能力で作った結界(ダークマター)の方に目をやると…。

 

「ぶっ、あははは!なにその形ちょっと待って!?」

 

想像よりもアメーバみたいな形をしていて、たまに変な顔みたいなのが出来る。笑わずにはいられなかった。

 

「だから言ったじゃん、ぐにゃぐにゃの結界ができたって……」

 

恥ずかしそうに結界を握り潰す結、面白くて涙出そう。いやでも失礼だな、うん。やめようやめよう。

 

「はぁ…ふふっ、それで、どうにかできそうなの?」

「まぁ、出来ると思うわよ…?」

「ちゃんとはわからないんだね…」

 

斯く言う私も点で駄目なんだけどね。私も能力との関係は軋轢。ゴミそのものだ。本当にピアノが下手くそな人の演奏みたいな音が漏れる。あの頃みたいなスピーカーにはなれないね…。

 

「それ終わったら村長のところ行きなさいよ、最近行く頻度落ちてるんだから」

「分かったー」

 

八意さんのところにもついでに行こうかな。いやついでって言ったらおかしいんだけどさ。

 

「よし。休憩がてら行ってくる!」

「いってらっしゃい」

 

この役立たずの能力も上手く使えば移動にも使えそう、なんだけどねぇ…。私は生憎そんなにすごくないもんで。当たり前のように、出来ませんと断言できる。

 

「そーんちょー」

「おぉ、音か…大きくなったなぁ」

「それ毎回言ってるよ?ボケてきた?」

「ボケてはいるが死にはしないぞ」

 

そう、月人は死にません。多分。多分寿命で死ぬと言う概念はないと思う。

 

「もうワシ歳じゃ的なこと言ってたのにねー」

「忘れんかい」

 

たまに誘拐される村長だけど、ここ数年は平和そのもので、怠けそうになってしまうほど何もないらしい。いいことだ。

 

「村長は私がいなくなったら誰にこの村の守り任せるの?」

「うーん…わからんな!」

「そこは分かってよ!?」

「強いて言うなら…××に任せようかな?」

 

××って水無月自警団2人目の月兎だったような気がする。あれ?違った?

 

「彼奴はとりあえず名前は決まっとらんが…まぁ仲良くしてやってくれ」

 

今頃だなぁ…。なんとも不思議な兎だったけど…。仲良くできるのか??

 

「あとついでに別のうさぎも入った」

「なんで!?」

 

もしかしなくても、裏切り防止か何かなのだろう。多分!

 

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ちょっと前の話修正しました。

*1
音「え?全然伸びてないじゃんって?お黙り〜!」

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