ゆかりんの家にお泊まりすることが決まり、家まで連れて行ってくれることになった。ゆかりんは『マエベリー』という人たちと一緒に暮らしているらしい。だから名前は『マエベリー・ハーン』という偽名で過ごしているとか。
「あ、2人とも耳は仕舞ってね、妖怪だってバレたら色々良くないの」
「分かった」
結が結界を能力で張ってくれて、妖力を使うことなく妖怪だという事実を隠せるようになった。結界ってめっちゃ便利なんだね。
ゆかりんは路地裏に入り込んで、スキマを開くと私たちに入るよう促した。仕方なく(?)入ると、別の路地裏に出た。成る程ね、バレないようにショートカットしたってことか。流石。
「
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なんて言ってるんだ…?
「2人とも、いいみたいだよ」
あら、案外あっさり許可取れちゃった。まぁ生きてけるしいっか!
「結、翻訳できる結界とかないの?」
「できるにはできるわよ」
「ほんと?じゃあその結界私につけてくれない?」
「後でずんだ」
「了解っ」
結にずんだ餅をあげる代わりに結に結界をつけてもらった。これでお互いに理解できるようになったらしい。つけてもらった結界は意思疎通結界というものらしくて、言語が違っても普通に話せるらしい。凄いね最近の(結の)技術。
「お邪魔します」
「いらっしゃい、貴方達名前はなんて言うの?」
名前…さっきのゆかりんの様子からしてここはカタカナの方がいいんだよね…?
「私は
何その名前!?!?
「その辺の宇宙好きです」
た、確かに間違ってはないけど…それよりそのネーミングセンス分けて!
「そして、こちらは
勝手に決められたけど…これ黒歴史にならない?大丈夫??私はもう黒いよ?
「よろしくね、なんて呼べばいいかしら?」
「そうですね…なら私は
なんか、可愛らしい名前になったな…。私は暫くこの名前で過ごすのか…と思うと、少し嫌だ。嫌だけど仕方ない、このちょっと可愛い名前を演じるとしましょうか!
「部屋はメリーの部屋でいいかしら?」
「私は構いませんよ!」
「私も大丈夫です」
ゆかりんの部屋かぁ…どんな部屋なんだろ?
そして、案内された場所はとても広かった。
「…これ、ほんとに子供の部屋?」
ゆかりんと結と私で3人になったからここからは漸く日本語。変に疲れたね、まずギリシャ語なのがよくわからない。結の結界に感謝だね。マジで。
「そうだよ、あ、あと私が妖怪なのは黙っててね、両親には言ってないの」
「分かったわ」
そうしてこの日はゆかりんの家でゆっくりして過ごした。