「仲間を探せって言われても…どんな仲間を探せばいいのよ?」
「それは君たちで考えてくれ」
まさかの丸投げをしてきやがった博麗の神。もうちょっといい指示出してよっ。…なんて文句は神に対して言える筈もなく、結局声には出さなかった。多分スルーしてるだけでどうせ心読んでるんだろうけど。ほんとチートだよチート。ずるい。
まぁ、言われた通り探すんですけどね…?
ここ日本だし、神なんてそこら辺に転がってるだろうし後回しにして…あれ?じゃあどんな人を誘えば…??と、とりあえず妖怪を探しまくればいっか?
でも探し回るなんて非効率だろうし…。
「ねえ音、こっちでも何でも屋やらないと生きてけないと私は思うのよ」
「へ?どうして?」
急に話しかけられてちょっとびっくりした。あ、これ本人には言わないでね(?)
しかも要件が何でも屋、いわば宵雲屋を地上でもやろうよという提案。
「まぁ、お金ないし、私達に協力してくれそうな人妖を探すにはうってつけだと思うのよ」
「確かに、それはそうかも?」
いやでも何でも屋でしょ?言っちゃ悪いけど、ここはいつもと違って地上だし稼げなさそうなところもあるんだよね。
これで稼げたら切腹するよ。あ、嘘じゃないよほんとだよ(棒)
「あと、純粋に楽しみたい」
「絶対そっちが本音だよね?」
珍しく私が結にツッコミを入れた。結ってこんなだっけ…?いやまぁ気にするだけ無駄か。
ちなみにこの何でも屋の話を続けてたらあの
あの靈夢って子は案外権力があるみたいで、やると言った瞬間すぐさまそのための店となる建物を他人に作らせていた。一言言うとするならば、ちょっと気が早いと思う。
何でも屋の名前は月の時と同じ宵雲屋で決定。相当楽しみなのか靈夢や萃香が宣伝の紙を作ってた。内容も案外いい感じで、うまくいけば普通に稼げそうだった。
「ちょっと萃香!墨が足りないんだけど!」
「お前が沢山使ってるだけだろう?」
「足すから喧嘩しないで貰ってもいい?」
ゆかりんが手伝い、と言う形で宣伝の作成が進んだ。にしても、ここの文明は中々に進んでないね、私達が住まう月の端でもプリンターがあるっていうのに…。
…おっと、靈夢が手伝って欲しそうにこちらを睨んでいる。一応ここはゆかりんを手伝っておこうかな。墨を擦るの案外時間かかるけど、ちょっと楽だし。
というか絶対こんなに要らなくない?宣伝。うお、すっごい顔、もしかして靈夢も心読めたりするの?だとしたらごめんとだけ言っておこう。
外では今も宵雲屋地上版が作られているんだけど、その速度が想像よりもめっちゃ早い。これはもう今日中に終わりそうな勢いだよ。いやもしかしたら靈夢が今日中に終わらせるように指示してたりするのかも…。いやないか!あったらやばいよね、うんうん。
「宣伝の準備終わったわよ、次は店を開ける準備でもしておく?」
「早くない?それにそんなにすぐ建物が立つわけないし…」
ところがどっこい!靈夢さんはドヤ顔でこういった!!
「大丈夫よ!早く終わらせるよう指示したからもうすぐ建物ができるわ!」
と!!!!
「そんなわけ…な…あるの…???」
外に目を向けたゆかりんの驚きを隠せないと言ったような表情と声色。正直私も疑ってたよ。でも私も外見て分かったよ。
本当にできてるって。
「いやいやいやいや、えぇ?早??」
「結、口調が別人になってるよ」
「だ、だってそりゃあ2時間前まで何もなかった土地にこんな立派な建物が建てられていたら驚いてこうもなるわよ!」
「まぁ、その通りだね☆」
靈夢の方を見やると萃香や鬥我までもがドヤ顔を晒していた。