FAIRY TAIL〜竜に育てられた少年と悪魔の少女 作:からあげ_63
シモン「くそっ!!!ウォーリーもミリアも、エレナまで通信を遮断してやがる!!!これじゃどこに居るのか分からねぇ!!!」
シモンは歯噛みしながら、思念伝達魔法で仲間たちへ呼びかけ続けていた。しかし応答は一切なく、空気は重苦しさを増していく。フェアリーテイルのメンバーもシモンの焦りを察して、口数が少なくなっていた。
ルーシィ「通信?」
ジュビア「思念伝達魔法ですね」
エド「みたいだな、便利な魔法をもってる」
塔の中は薄暗く、どこか不気味な静けさが支配している。隣を走るノアも心なしか緊張気味だ。
ノア「ねぇ、これってみんなバラバラになっちゃってる感じだよね……なんだか嫌な予感がする」
ミラ「大丈夫よ、ノア。みんながいるもの」
エドは周囲の気配をうかがいながら歩調を合わせていた。彼自身も胸の奥に微かな警戒心がよぎる。
エド「(この塔の中……いやな風の流れだ。誰かに見られてるような……)」
ルーシィ達がシモンと一緒に走っているなかショウの足取りが少しだけおぼつかなくなっていた。
エルザ「大丈夫か?ショウ」
エルザはそれに気が付きショウに声をかける。
ショウ「うん…姉さんがいてくれるから」
その言葉を聞いてエルザは少しだけ微笑んだ。
グレイ「なぁ……あいつ……本当に信用してもいいのか?確かに俺たちを殺そうとしなかったのは認めるがあの時ナツとルーシィは死んでもおかしくねぇ状況だった」
グレイはいまだにシモンを信用できずにいた。
シモン「言い訳をするつもりはないあの程度で死んでしまうような魔導士ならば到底ジェラールとは戦えない」
グレイ「聞いてやがったか」
シモン「それにオレには確信があった。ナツは死なない」
ルーシィ「あの…あたしは?」
ノア「ルーシィ、わたしたちが来なかったら絞め殺されるところからね」
ルーシィ「怖いこと言わないで!」
シモン「…おまえ達はエドワードだけではなくナツの本当の力に気付いてないんだ…。
時間は少しだけ前のナツがウォーリーに気がつく前まで戻る。
ナツ「へっくし!」
「うわっ口の回りがふけねぇ!!気持ち悪ぃ」
「くそっやっぱとった方がいいかな…ってかとれねー」
ダキュン!!
「うおっ!!?」
ウォーリーの放った弾がナツのすぐ横を通る。
ウォーリー「ちっ、この俺が外すとは…ダンディじゃねぇな」
「だが次は当てるゼ」
ウォーリーはもう一度拳銃を構える。
ナツ「四角!!!」
ナツはウォーリーの方を見る。
ウォーリー「今度こそ ジ・エンドだゼ」
ミリアーナ「ダメーー!!!」
弾を撃とうとするウォーリーを横からミリアーナが止めた。
ウォーリー「何をするんだミリアーナ!!!」
ミリアーナ「ネコネコいじめちゃダメなのー」
ウォーリー「ネコじゃねぇゼ!!!見りゃわかんだろ!!!」
リートはもう一度ウォーリー達の方を向く。
ナツ「……にゃー」
ミリアーナ「ホラー!!」
ウォーリー「テメェ!!!」
ナツ「あん時はよくもやってくれたなァ!!!!四角野郎ーー!!!」
ナツはいきなり怒りだした。
ウォーリー「どけミリア!!!奴は敵だゼ!!!」
ドン
ミリアーナ「みゃあ!!」
ウォーリーはミリアーナを押し退けてナツ達に突っ込む。
ウォーリー「くらえポリゴンアタック!!!」
ウォーリーの体が分裂し二人に襲いかかる。
ズドドドド
ナツ「おっと!!」
ナツはウォーリーの攻撃を軽々とかわしていった。
ナツ「ネコバリアー!!うははw」
ナツは猫のぬいぐるみを防御に使いだす。
ミリアーナ「敵?ネコネコなのに?」
ミリアーナはいまだに訳がわからないという顔で戦闘を見ていた。
ウォーリー「だからネコじゃねーって言ってんだろ!!!中に人が入ってんだゼ」
ミリアーナ「みゃっ!!?」
ミリアーナはようやく理解した顔をした。
ナツ「ネコファイア!!」
ナツは炎を腕に纏って攻撃する。
ウォーリー「チィ…さすがはジェラールが気を付けろと言うだけのボーイだ。ミリア!!!援護してくれ!!!」
ミリアーナ「みゃあ!!人なのにネコネコのフリするなんて元気最悪ーーー!!!」
ナツ「お前はどーなのよ?」
ミリアーナ「ネ拘束チューブ!!!」
ミリアーナが二本のロープを出しナツ絡み付ける。
ナツ「ぬおっ!!?」
ウォーリー「よくやったゼ ミリアーナ!!!」
ウォーリーがチャンスとばかしにナツに攻撃を仕掛ける。
ミリアーナ「ウォーリー!!!うそネコやっつけちゃってー!!!」
ウォーリー「秒間32フレームアターック!!!」
ナツに向かって無数のブロックがとんでくる。
ナツ「ぐおおっ」
「なんだコレ!!?急に魔法が使えなくなった!!!」
ナツは腕に絡まったロープを見る。
ナツ「こいつのせいか!!」
ナツはロープを引きちぎろうとするが今度は足にロープが絡まりバランスを崩す。
ナツ「うわっ」
更に上からナツに向かってウォーリーが降ってきてナツを地面に叩きつける。
ナツ「うぎゃっ」
そして最後にはナツはミリアーナのロープで体を縛り付けられる。
ウォーリー「どうやらここまでのようだな
ナツ「んぎぎっ」
ウォーリー「プリレンダリングポリゴンショットでもくらいやがれ」
ウォーリーはナツに銃を向けた。
ミリアーナ「ウォーリー!!!はやくやっつけて!!!」
ナツ「やべーぞ!!!魔法の力がねぇとアレくらったら……」
ナツは焦りはじめた。
ウォーリー「おっと…ダンディなキメゼリフを忘れていたゼ」
「お前の運命は俺と出会ったときに終わっ〈バッコーン!!〉べぱっ!!?」
ウォーリーがキメゼリフを言ってる途中でハッピが猫のぬいぐるみを持って飛んできてウォーリーを叩いた。
ナツ「ハッピー!!」
ハッピー「ナツー!!無事で良かったー!!!ってか何その被り物」
ミリアーナ「ネコネコが飛んでる!!!」
ウォーリー「コイツら!!!オレのキメゼリフをよくも!!!」
ダキュン ダキュン
ウォーリーはハッピーに向かって銃を撃ちはじめた。
ハッピー「うわっ!!」
ミリアーナ「ダメーー!!!ネコネコをいじめないで!!!」
ミリアーナがウォーリーを止める。
ウォーリー「ネコは飛ばねぇ!!!喋ってもいいが飛んじゃいけねぇ!!!」
ナツ「ハッピー!!!コレほどいてくれ!!!」
ハッピー「あいさー!!」
ハッピーはナツのところに寄ってロープをほどこうとする。
ウォーリー「させるか!!!」
ミリアーナ「だからダメなのー!!!」
ウォーリー「ネコじゃねぇ!!!あのうそネコをやるんだゼ!!!」
ウォーリーはミリアーナに攻撃を止められて思うように動けない。
ナツ「急いでくれハッピー!!」
ハッピー「なかなかほどけないんだよー!!」
ナツ「くそっこうなったらアレをやるしかねぇ!!」
ナツは座ってミリアーナの方を向いた。
ハッピー「アレ?」
ナツ「必殺!!!苦しんでるネコ!!!」
「にゃあああ…」
ナツは苦しんでいる演技でミリアーナの方を見続けた。
ハッピー「そんなのが通用するわけ…」
ミリアーナ「あ……」
パサリ
ミリアーナがかわいそうなものを見る目でナツのロープをほどいた。
ハッピー「うそぉ!!!」
ナツ「おっし!!!」
ウォーリー「何してんだミリアーナ!!!」
ミリアーナ「だってネコネコが……」
ミリアーナは涙を流しながら言い訳をする。
ハッピー「いけーナツー!!」
ナツ「火竜の翼撃!!!!」
ナツは炎を腕に纏い2人に向けて攻撃を放った。
ウォーリー「イエーース!!!」
ミリアーナ「みゃあああ!!!」
ナツの攻撃で二人は気を失った。
ナツ「ふいーーっ!!四角へのリベンジ完了したぞー!!」
ハッピー「それ、いつまでそれを被ってるの?」
ナツ「とれねぇんだよ」
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ジェラールは状況を把握しつつチェスの駒を動かしていた。
ジェラール「ショウとシモンは裏切った…ウォーリーとミリアーナは
「やはりゲームはこうでないとな。一方的な展開ほど退屈なゲームはない」
ヴィダルダス「ジェラール様、はやくエルザを捕らえ『儀』を行いましょう、もう遊んでる場合じゃありませんぞ」
ジェラール「ならばお前が行くか?ヴィダルダス」
ヴィダルダスは嬉しそうににやける。
ヴィダルダス「よろしいので?」
ジェラール「次は…こちらのターンだろ?」
そう言ってジェラールは4つの駒をチェスの板の上に置いた。
ヴィダルダス「フン!!」
ヴィダルダスが力を入れると先程とは全くの別人に変わる。
ジェラール「暗殺ギルド髑髏会 特別遊撃部隊
するとヴィダルダスの横にあと三人、梟の頭をした男と着物を着た女性、鎖のついた黒いコートに身を包んだ男が現れる
ヴィダルダス・タカ
梟(フクロウ)
斑鳩(イカルガ)
ルガーノ・ヴァルター
この四人が
ヴィダルダス「ゴートゥ ヘーーール!!!!地獄だ!!!最高で最低の地獄を見せてやるぜーーーー!!!!」
梟「ホーホホゥ」
斑鳩「散りゆくは愛と命のさだめかな
今宵は祭りどす」
ルガーノ「......」
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ナツ「ハッピー!!もっと強く引っ張ってくれ!!!」
ハッピー「もう力いっぱいやってるよ!!!」
ナツはハッピーに手を貸してもらいながらなんとか猫の被り物を取ろうと奮闘していた。
ナツ「ぬおおおっ!!!もげるぅぅ…」
ハッピー「うううぅ」
グググッ…スポーン!!!
ナツ「とれたー!!!」
ナツが被っていた猫の頭が後方へ飛んで行く。
その先には意識を取り戻したウォーリーがいた。
ウォーリー「ううっ…」
すぽっ
ウォーリー「ぬっ」
猫の被り物はそのままウォーリーの頭にジャストフィット。
ナツ「あははっ!!今度は四角にはまった!!」
ハッピー「あのマスクのかぶり口はどうなってるんだろう」
ウォーリー「まだ勝負はついてねぇぜ
ウォーリーはフラつきながらマスクを外し立ち上がる
ウォーリー「ぐっ」
しかしダメージが大きい為にすぐに膝をつく。
ナツ「もうカリも返したし エルザもハッピーも無事ってんならこれ以上やる意味はこっちにはねーんだけどな」
ナツはもうウォーリーと戦う気はなかった。
ウォーリー「オレたちは楽園へ行くんだ…ジェラールの言う真の自由 人々を支配できる自由へ」
ウォーリーにそう言っているといきなり壁や天井にいくつもの口が出てきた。
ナツ「なんだこれ?」
ハッピー「ナツー!!気持ち悪い!!」
すると壁や天井から出てきた口がいきなり喋りはじめた。
ジェラール『ようこそみなさん楽園の塔へ』
ウォーリー「ジェラール!?」
口から聞こえた声はどうやらジェラールの声らしくウォーリーが反応した。
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グレイ達のところにも同じく口が出てきており全員困惑していた。
グレイ「何だこの口は!?」
ジュビア「しゃ…しゃべりましたよ!!!」
ノア「き、気持ち悪い......」
ミラ「こういうのはちょっと……勘弁してほしいわね」
エド「......趣味が悪いな」
シモン「ジェラールだ 塔全体に聞こえるように話している」
ルーシィ「塔全体にこの口が…」
ジェラール『俺はジェラール、この塔の支配者だ。
互いの駒は揃った。そろそろ始めようじゃないか』
『楽園ゲームを』
エルザはジェラールの声を黙って聞いておりショウは下を見つめて震えていた。
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ナツ達もジェラールの声をしっかり聞いていた。
ナツ「ゲームだぁ?」
ウォーリー「ジェラール…何だこれは……」
ジェラール『ルールは簡単だ』
『俺はエルザを生け贄としぜレフ復活の儀を行いたい。すなわち楽園への扉が開けばオレの勝ち。もしそれを阻止できればそちらの勝ち』
『ただ…それだけでは面白くないのでな、こちらは4人の戦士を配置する。そこを突破できなければオレにはたどり着けん。つまりは4対11のバトルロワイヤル』
ルールを聞いたシモンは疑問を浮かべる。
シモン「4人の戦士?何者だ?」
ジェラールのルール説明はまだ終わっていなかった。
ジェラール『最後に一つ特別ルールの説明をしておこう』
『評議院がサテライトスクエアでここを攻撃してくる可能性がある。全てを消滅させる究極の破壊魔法エーテリオンだ』
「「「「‼︎‼︎」」」」」
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それはヴィダルダス達も初耳だったようで、
ヴィダルダス「聞いてねぇぞジェラールてめぇ!!!そんなもんくらったら全員 地獄行きじゃねーか!!!」
斑鳩「ヴィダルダスはん臆したのどすか?クス」
斑鳩はヴィダルダスにそう言うとヴィダルダスから意外な言葉が返って来た。
ヴィダルダス「逆さ!!!逆!!!リバース!!!最高にハイだ!!!こんな危ねぇ仕事を待ってたんだぜーーー」
ルガーノ「......煩わしい」
ヴィダルダスの台詞を聞きルガーノはため息をこぼす。
ジェラール「残り時間は不明、しかしエーテリオンの落ちる時 それは全員の死勝者なきゲームオーバーを意味する」
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今の会話を全て放送で聞いていたルーシィの顔がどんどんと青ざめていく。
ルーシィ「そ…そんな…何考えてんのよジェラールって奴……自分まで死ぬかもしれない中でゲームなんて…」
エルザ「エーテリオンだと?評議院が?あ…ありえん!!!」
ばふっ
エルザは背後にいたショウによりカードの中に閉じ込められる。
エド「......!!!」
ノア「エルザ!!!」
シモン「ショウ!!!お前何を!!!」
ジェラール『さぁ、楽しもう』
その言葉を残し壁にできていた口が消えた。
ショウ「姉さんは誰にも指一本触れさせない ジェラールはこの俺が倒す!!!」
シモン「オ…オイ!!!ショウ!!!」
ショウはカードにしたエルザを持ったまま走りだした。
シモン「よせ!!1人じゃ無理だ!!!」
シモンの言葉を聞かずにショウは走り去っていった。
シモン「くそっ!!!オレはショウを追う!!!おまえ達はナツを探してくれ!!!」
シモンはショウを追いかけていった
グレイ「だーー!!!どいつもコイツも!!!」
ジュビア「ジュビアとグレイ様は向こうへエドワードさんたちは向こうをルーシィさんはあっちね」
ルーシィ「ちょっと!!!一番弱っちいの1人にする気!!?」
ミラ「エド、どうするの?」
エド「.......」
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一方のナツ達も動き出そうとしていた。
ナツ「何が何だかわからねーがジェラールって奴倒せばこのケンカ終わりか。おし!!燃えてきたぞ!!」
ハッピー「やっぱり一番上にいるのかな?」
ウォーリー「な……なんだよジェラール…エーテリオンってよう…そんなのくらったら皆死んじまうんだゼ」
ナツは何も言わずにウォーリーを見ていた。
ウォーリー「俺たちは真の自由が欲しいだけなのに……」
そう呟くウォーリーにナツが笑って話しかけた。
ナツ「どんな自由か知らねーけどフェアリーテイルら自由で面白ぇぞ」
ウォーリー「……」
ナツ「ハッピー!!ゲームには裏技ってのがあるよな」
ハッピー「あい」
ハッピーはナツと一緒に窓から飛び出し外からてっぺんを目指す。
ウォーリー
そう言い残しウォーリーはまた倒れた。
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ナツとハッピーが外からてっぺんを目指していると遠くの方から何かが向かって来ているのが見えた。
キィィィン
ナツ「?何か来る」
梟「ホーホウ!!」
ドゴオオオ
ナツ「ごはっ」
遠くから飛んで来たのは四羽鴉の一人、梟だった。
梟の体当たりによりナツは建物の中に押し戻される。
すると、ショウを追いかけていたシモンの目の前にナツが入った来た。
シモン「おい!!
シモンは慌ててナツに駆け寄る。
ナツ「誰だおまえ?ジェラールってやつの手下か?」
シモン「違う!俺は味方だ。最初からジェラールに騙されたふりをしていたんだ。」
シモン「ジェラールを止めるためにな」
ハッピー「信じらんない」
ナツ「待て、本当なんだな」
シモン「あぁ......」
ナツ「なんなんだジェラールってやつは?こんな馬鹿げたゲームなんか仕掛けてよう」
シモン「やつは評議員のジークレインの双子の弟だ
評議員がエーテリオンを使うことなどとっくに読んでいただろう」
ナツ「なぁんだ兄弟喧嘩か」
シモン「......どうかな、兄弟の間に何があったか俺にはわからん」
そうしている内に梟も建物の中に入ってきた。
ハッピー「あぁー!!」
シモン「こいつは......!?」
梟はナツに指を指してキメゼリフを吐く。
梟「ルール違反は許さない
ハッピー「とりだーーーーっ!!!」
ナツ「とりが正義とか言ってんぞオイ!!!」
梟を見たシモンがいきなり目の色を変える。
シモン「こ…こいつは!!?マズイ!!!」
シモンは構えをとり魔法を発動した。
「闇刹那!!!!」
シモンの魔法により辺り一面は真っ暗闇になる。
ナツ「ぬああ!!!真っ暗だ!!!」
ハッピー「やっぱりこいつは敵だよ!」
ガシッ
ナツ「?」
シモン「今の内だ!!!あいつには関わっちゃいけねぇ‼︎!」
シモンはナツの腕を掴みその場から逃げようとする。
しかし
梟「ホホゥ」
シモン「!!!!」
梟はいつの間にかシモンのすぐ近くまで来ていた。
梟「正義の梟は闇をも見破る」
梟はシモンの頭を掴み拳を構える。
シモン「……!!!!」
梟「ジャスティス ホーホホウ!!!!!」
シモン「が…がはっ!!」
腹を殴られ吹き飛ばされたシモンは血反吐を吐いて倒れる。
その様子を見ていたナツも目の色が変わった。
梟「ホホゥ、いかが?」
くりん
梟はとぼけた顔で首を横にひねった。
ナツ「おい!大丈夫か!?」
シモン「こ…これ程とは……暗殺ギルド 髑髏会!!!!」
ハッピー「暗殺ギルド!!?」
シモン「闇ギルドの一つだ。まともな仕事がなく行きついた先が暗殺依頼に特化した最悪のギルド」
「中でも
ハッピー「こいつがその一人…一羽?だっての!!?」
梟「ホホウ 悪を滅ぼしたのみよ」
シモン「奴らは殺しのプロだ!!!戦っちゃいけねぇ!!!!」
梟とナツはそれぞれ臨戦態勢に入る。
梟「
ナツ「ギルドってのはオレたちの夢や信念の集まる場所だ。くだんねえ仕事してんじゃねーよ」
梟とナツが火花を散らすように睨み合い、静寂が一瞬だけ塔内を満たす。
ここに新たな激闘の火蓋が切って落とされようとしていた。
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