遊戯王Force   作:天羽々矢

12 / 34
今作初のライディング・デュエルです!

スピードカウンターの乗り方に関しては最初のスタンバイフェイズには乗らずに次のスタンバイからお互いに1つずつ乗っていく感じです。

Sp(スピードスペル)に関してはゲーム盤のを使用します。


第12話 伝説とのデュエル

「なんかごめん・・・昼飯までおごってもらって・・・」

 

「気にすんなって!俺たちが良いって言ってんだ!」

 

「そうよ。少し遠慮しすぎじゃない?」

 

昼食を済ましたトーマ達は近くの広場に居た。

その時、ふと遊星が・・・

 

「もしよかったら、俺とデュエルをしてくれないか?」

 

「遊星と?」

 

「最近研究ばかりで、ブランクがひどい気がしてな」

 

「お前が言うと冗談にしか聞こえねぇぜ遊星?」

 

クロウがそういった瞬間、周りが笑いに包まれる。

 

「確かにそうかもな。だが、たまにはこんなことも言いたくなるさ」

 

「そりゃな。でも、デュエルなら俺も付き合うぜ!遊星がやるとこ、久々に見てぇしな!」

 

「私もついて行ってもいいわよね?」

 

「あぁ構わない。トーマもいいよな?」

 

「いいよ。それくらいなら」

 

そう決まり、各自はD・ホイールの準備をし、出発する。

 

 

 

 

準備が終わった後、遊星たちは街の一角でライディング・デュエルを行おうとしている。

遊星は赤いD・ホイール“遊星号”に、トーマは銀色の“ストライカー”に、クロウは黒い鳥を思わせる“ブラック・バード”に、アキは黒混じりの赤い“ブラッティー・キッス”に乗りスタンバイしている。

 

「いくぞトーマ!遠慮はいらない!本気で来い!」

 

「遊星みたいなやつ相手に手なんか抜いてられるかよ!!」

 

『フィールド魔法【スピード・ワールド3】、セット・オン!!』

 

《デュエルモード・オン。オートパイロット・スタンバイ》

 

フィールド魔法が発動されると、周りが少し暗くなる。それを確認した瞬間、トーマ達は同時にD・ホイールを発進させた。

 

《デュエルが開始されます。デュエルが開始されます。ルート上の一般車両はただちに退避してください・・・》

 

 

 

《レーンセレクション。使用可能な最適レーンをサーチ・・・デュエルレーン、セントラルに申請。オーソリゼーション!》

 

 

 

トーマ達は誘導に従い、市内第7レーンでデュエルを行う事となった。

 

『ライディング・デュエル、アクセラレーション!!』

 

 

トーマ

手札5

ライフ4000

 

遊星

手札5

ライフ4000

 

 

「先攻はもらうよ!」

 

 

トーマ 手札5→6

 

 

「(遊星相手にふつうの攻撃は通じないな。ここは・・・)モンスターをセット!さらにカードを2枚伏せてターンエンド!」

 

トーマ

手札3

ライフ4000

フィールド セットモンスター1体

      セットカード2枚

 

「(様子見と言ったところか)俺のターン!」

 

遊星 手札5→6

   SPC0→1

 

トーマ SPC0→1

 

「手札のモンスター1体を墓地へ送り、【クイック・シンクロン】を特殊召喚!」

 

遊星の場にガンマンの様な機械戦士が現れる。

 

クイック・シンクロン

 機械族 風属性 チューナー レベル5 攻撃力700 守備力1400

このカードは手札のモンスター1体を墓地へ送り、手札から特殊召喚する事ができる。

このカードは「シンクロン」と名のついたチューナーの代わりとしてシンクロ素材にできる。

このカードをシンクロ素材とする場合、「シンクロン」と名のついたチューナーをシンクロ素材とするシンクロモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。

 

「さらに、【ロードランナー】を召喚!」

 

遊星の場に小さい白い鳥のようなモンスターが現れ、走り始める。

 

ロードランナー

 鳥獣族 地属性 レベル1 攻撃力300 守備力300

このカードは攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない。

 

「レベル1の【ロードランナー】に、レベル5の【クイック・シンクロン】をチューニング!

 

 

集いし力が、大地を貫く槍となる!光差す道となれ!!

 

 

シンクロ召喚!砕け!【ドリル・ウォリアー】!!」

 

【クイック・シンクロン】が光の輪になり中に【ロードランナー】が入り、その中から右腕に大きなドリルを付け、首に黄色いマフラーを巻いたロボット戦士が姿を見せる。

 

ドリル・ウォリアー

 戦士族 地属性 シンクロ レベル6 攻撃力2400 守備力2000

 「ドリル・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。

このカードの攻撃力を半分にし、このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。

また、1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。

手札を1枚捨ててこのカードをゲームから除外する。

次の自分のスタンバイフェイズ時、この効果で除外したこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。

その後、自分の墓地に存在するモンスター1体を手札に加える。

 

「【ドリル・ウォリア―】の効果発動!【ドリル・ウォリア―】の攻撃力を半分にする事で、相手にダイレクトアタックができる!」

 

「いきなりダイレクトアタック!?」

 

ドリル・ウォリアー 攻撃力2400→1200

 

「行くぞ!【ドリル・ウォリアー】でダイレクトアタック!ドリル・シュート!」

 

【ドリル・ウォリア―】が右腕につけられているドリルをトーマに向けて打ち出す。

 

「させるか!罠発動!【くず鉄のかかし】!相手モンスターの攻撃を無効にする!」

 

トーマの場にボロボロのかかしが出現し、それが攻撃をガードした。

 

「発動した後、このカードは再セットされる」

 

バラバラになったかかしは修理されるためにカードの中に引っ込み、再びセットされた。

 

「やるな。カードを1枚伏せて、ターン・エンド!」

 

遊星

手札2

ライフ4000

フィールド ドリル・ウォリアー レベル6 攻撃2400

      セットカード1枚

 

「(こっからどうすっかな・・・ま、ドローしてから考えるか)俺のターン!」

 

トーマ 手札3→4

    SPC1→2

 

遊星 SPC1→2

 

「(・・・なるほど。あいつを出してやれって訳か!)【TG カタパルト・ドラゴン】を召喚!」

 

TG カタパルト・ドラゴン

 ドラゴン族 地属性 レベル2 攻撃力900 守備力1300

 

「来たな、TG(テックジーナス)!」

 

「こいつの効果で、手札から【TG ミラージュ・ワイバーン】を特殊召喚!」

 

トーマの場に銀でできた機械の胸部にオレンジ色の炎で形作られた翼竜が姿を見せる。

 

TG ミラージュ・ワイバーン

 幻竜族 光属性 チューナー レベル3 攻撃力1400 守備力1200

(1):このカードは「TG」と名のついたシンクロモンスター以外のシンクロ素材にすることはできない。

(2):自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードをシンクロ素材に使用する場合、このカードをチューナー以外のモンスターとして扱う事ができる。

(3):このカードがシンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、自分はデッキからカードを1枚ドローする。

 

「レベル2のカタパルト・ドラゴンに、レベル3のミラージュ・ワイバーンをチューニング!シンクロ召喚!【TG パワー・グラディエーター】!」

 

TG パワー・グラディエーター

 戦士族 地属性 シンクロ レベル5 攻撃力2300 守備力1000

 

「おぉすげぇ!トーマのデッキは最近流行り出した「TG」デッキか!」

 

クロウはトーマのデッキに興味を持ったようだ。

 

「でも、遊星だって負けないわよ!」

 

クロウとアキは遊星がこんなところで終らない奴だという事を十二分に知っている。

 

「そして、セットモンスターを反転召喚!【TG ジェット・ファルコン】!」

 

TG ジェット・ファルコン

 鳥獣族 風属性 チューナー レベル3 攻撃力1400 守備力1200

 

 

「行くぞ遊星!レベル5のパワー・グラディエーターに、レベル3のジェット・ファルコンをチューニング!

 

 

聖なる月の力を宿し竜よ、今こそ古の誓いに従い、我が手に力を!!

 

 

シンクロ召喚!翔来せよ、【シルバームーン・ドラゴン】!!」

 

トーマの声にこたえるかのように【シルバームーン・ドラゴン】こと“ユウキ”がフィールドに舞い降りる。

 

シルバームーン・ドラゴン

 ドラゴン族 光属性 シンクロ レベル8 攻撃力2700 守備力2100

 

「何だ・・・このモンスターは・・・?」

 

遊星は初めて見た【シルバームーン・ドラゴン】に不思議な感覚を覚えていた。

だがそれは決して嫌な物ではないものだ。

 

「今度はあの人、マスター?」

 

「いっ!?」

 

ユウキが突然トーマに声をかけ、トーマはギョッとする。

トーマの中では、3人は精霊という物を知らないと思っているためだ。

だがその考えは良い意味で裏切られる。

 

「まさか、そのモンスターは精霊なのか?」

 

「ご、ごめん遊星!なんも知らな・・・えっ?」

 

精霊を知っているかのような発言にトーマは一瞬困惑した。

 

「悪りぃな。仲間(ダチ)に精霊と話せるやつがいんだ」

 

「そうだったのか・・・」

 

「黙っていてすまなかった。先に言うべきだったか?」

 

「いや、いいよ。おかげでもう気にならなくなったし」

 

物凄く安堵したトーマはユウキに言う。

 

「今回の相手は今まで以上に強敵だぞ。覚悟しとけ」

 

「うん。分かった!」

 

ユウキはトーマの言葉に返答し、その返事にトーマは微笑む。

 

「さて、こっからが本番だ!シルバームーンの効果!エンドフェイズまで攻撃力を500ポイント下げることで、相手モンスター1体の効果をエンドフェイズまで無効にする!」

 

「何!?」

 

「俺が対象にするのは、【ドリル・ウォリア―】だ!サプリメイション・クローズ!!」

 

「おぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 

ユウキの両翼の水色の宝石が輝きだした瞬間、【ドリル・ウォリア―】の足元に淡い黄色の魔法陣が出現し、そのから電撃が放出され電撃を受けた【ドリル・ウォリア―】は苦しみ、能力が使えなくなる。

 

シルバームーン・ドラゴン 攻撃力2700→2200

 

「だが、これで攻撃すれば自滅になるぞ!」

 

「おっと!それはこいつを忘れてるぜ。リバースカード【Sp(スピードスペル)‐シルバー・コントレイル】!」

 

「何!?」

 

「あいつ!Spを伏せカードに出してやがった!!」

 

「破壊されるのを覚悟してたって事!?」

 

「シルバー・コントレイルは、俺のスピードカウンターを1つ取り除くことで、エンドフェイズまで俺のモンスターの攻撃力を1000ポイントアップする!」

 

「くっ!」

 

シルバームーン・ドラゴン 攻撃力2200→3200

 

「行くぞ!【シルバームーン・ドラゴン】で、【ドリル・ウォリア―】を・・・!!」

 

攻撃しようとした瞬間トーマが何かに気付き、急減速したと思いきや遊星にそのままぶつかる。

 

「うわぁぁぁ!!」

 

『遊星!!』

 

ぶつけられた遊星はバランスを崩し、大きく減速する。

 

「トーマ!てめぇいきなり・・・」

 

その瞬間・・・

 

 

 

ドオォォォォォォォォン!!

 

 

 

『!?』

 

トーマがいた場所で爆発が起きた。

 

「トーマ!」

 

「おい・・・どうなってんだこりゃ!?」

 

「まさか!トーマはこの爆発から遊星を守ろうと!?」

 

爆発の黒煙の中からトーマが少しボロボロの状態で出てきた。

 

「トーマ!無事か!?」

 

「あぁ・・・大丈夫だ・・・」

 

「何が起きてるの!?」

 

「トーマ!どうなってんだ!?デュエルレーンがいきなり吹っ飛ぶなんて聞いたことねぇぞ!?」

 

「分かってる!こんな事をするやつは・・・!」

 

「!!マスター!上!!」

 

ユウキに注意を促され上を見ると、真上のハイウェイから2台のD・ホイールがデュエルレーンに飛び入ってきた。そのD・ホイールの1台はトーマにとっては見覚えがあるが、もう1台に乗っている人物はさらに見覚えのある者だ。

 

 

「やっぱり!あんた達か!!」

 

 

そう、それは以前トーマとデュエルをして敗れた・・・

 

 

 

 

 

 

 

フェイトとその取り巻きのアルフその人達だったのだ。




というわけで、今作初のライディング・デュエルです!

しかしその最中にフェイトとアルフが乱入!

はたしてトーマ達はこの状況をどう打破するのか!!


え~、というわけで、今作で使用する【スピード・ワールド3】について、説明します。

スピード・ワールド3
 フィールド魔法
「Sp」と名のついた魔法カード以外の魔法カードを発動する事はできない。
お互いのスタンバイフェイズ時、お互いのプレイヤーはこのカードに自分用のスピードカウンターを1つずつ置く(最大12個まで)。
1度に受けたダメージ800ポイントの倍数ごとに自分のスピードカウンターを1つ減らす。
自分のスピードカウンターを任意の個数取り除くことで、以下の効果を適用する。
・3個:手札の「Sp」と名のついた魔法カードの数×400ポイントのダメージを相手ライフに与える。
・6個:自分のデッキからカードを1枚ドローする。
・8個:手札の「Sp」と名のついた魔法カードを相手に見せ、フィールド上に存在するカード1枚を破壊する。

・・・といった感じです。

お分かりですが、この効果は【スピード・ワールド】と【スピード・ワールド2】の効果を足して割ったようなものです。

では次回!

※あと今話で出てきた【TG ミラージュ・ワイバーン】はナタタクさんが送ってくれたオリカです!
ナタタクさん、ご提供ありがとうございました!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。