遊戯王Force   作:天羽々矢

26 / 34
訳あって遅くなりましたが、最新話です。
結構手抜きかも・・・。


第26話 現在の友 過去のライバル

あれから2日後、アイシスのD・ホイール「シュヴァルツ・フォーゲル」が完成し、今はアイシスがテストを兼ねてハイウェイを走っている。

 

あんなに欲しい欲しいと言っていた自分のD・ホイールが手に入ったのだ。さっそく乗って見たいという気持ちは確かにあるだろう。

 

アイシスはパーキングに入りトーマと合流する。

 

「どうだ、こいつの調子?」

 

「うん!すごく良いよ!」

 

「ならよかった」

 

「あ、それと前の事なんだけど・・・」

 

アイシスが何かを思い出したように言う。

 

「デュエル・フェスタ・・・やっぱりあたしも出る!」

 

「お、お前も出るのか」

 

「うん!みんなも自分たちの力がどこまで通じるか試したいって!」

 

どうやらアイシスは前にトーマが言った言葉に触発され、自分もトーナメントに出る決心がついたようだ。

 

「だとしたら、デッキの調整とかしといたほうがいいかもな」

 

「そうだね。でも今は、あたしのD・ホイール!」

 

そう言うと、アクセルを思い切り回しシュヴァルツ・フォーゲルを発進させるアイシス。

 

「やれやれ・・・」

 

1人残されたトーマは呆れ交じりに頭をかく。

そこに、ドライブしていたフェイトがやってくる。

 

「あれ?トーマ、今日は1人?」

 

「ああ、アイシスのD・ホイールテストに付き合ってる」

 

「そうなんだ。言ってくれれば私も行ったのに・・・」

 

「あぁ・・・それは悪いと思ってるよ」

 

トーマは素直にフェイトを誘わなかった事を謝罪する。

 

「じゃあ・・・今度、お買い物に、付き合ってくれる・・・?」

 

手を後ろで組み、恥ずかしいのか少し頬を染めながらトーマに問うフェイト。

 

「ああ、いいぜ?」

 

だがそんな態度とは裏腹に、全く恥じらいを見せないトーマ。

 

「うん!約束だよ?」

 

約束をしてもらえて嬉しかったのか静かに微笑む。

そんな時、トーマの視界の片隅に緑色の鳥の様なD・ホイールが留まる。

だがそれより、トーマが気になったのはそれのメンテナンスをしている少年だ。

 

まさかと思い、トーマは駆け足でその場に向かい声を上げる。

 

「エミル!」

 

トーマは少年に声をかける。

 

「え・・・?」

 

少年は突然声を掛けられたことに驚くが、ふと直感めいたものが奔り振り向く。

 

「トーマ・・・?」

 

少年・・・エミルが静かに呟く。

 

「エミル・・・やっぱお前なんだな!?」

 

「トーマ!」

 

トーマとエミル、過去の親友同士が今再開し、お互いに喜びをあらわなしながら笑いあう。

 

『久しぶり!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?じゃあ一昨日に戻ってきたのか?」

 

「うん。お母さんたちも大して反対はしなかったし」

 

「あの・・・トーマ、この人は?」

 

「あぁ、フェイトは知らなかったっけ。こいつは朱鷺音 エミル。俺の古いマブダチだ」

 

トーマはフェイトにエミルのことを紹介する。

 

「初めまして、フェイト・キャスタニエです」

 

「あ、こ、こちらこそ」

 

「硬いなぁ・・・」

 

「しょ、しょうがないでしょ!初めて会うんだから!」

 

トーマがにやけながらエミルをからかい、エミルは顔を赤く染めながら抗議する。

 

「ふふ・・・2人とも仲良しなんだね」

 

「4歳の時から一緒にいたからな。こいつは俺の弟みたいな奴だったよ」

 

トーマが過去の事を懐かしく思うかのように言う。

だが反対に、エミルは恥ずかしがるように僅かに頬を染めながら言う。

 

「お、弟って・・・」

 

「事実だろ?いつも俺の後ろをくっ付いて歩いてきたくせに」

 

「あ、あれは・・・」

 

さらに頬を染め、ついには俯いてしまう。

 

「こらトーマ、あんまりイジワル言っちゃ駄目」

 

「大丈夫、簡単な冗談だ」

 

・・・どこか冗談には聞こえ難い冗談だ。

 

「そうだ、トーマって今度のデュエル・フェスタに出るの?」

 

「?ああ、そのつもりだけど・・・」

 

「デュエル・フェスタ?」

 

聞きなれない単語にフェイトが首を傾げる。

 

「あぁ・・・フェイトは初めてだっけ。この街主催のデュエルの説明会を兼ねたお祭りの事だよ」

 

「へぇ~、なんか楽しそうだね」

 

「楽しそうも何も、ほんとに面白いもんばっかだ」

 

デュエル・フェスタはこの街1番の名物祭りだ。

その祭り目当てにわざわざ海外からやってくる観光客も少なくない。

 

「俺もそのフェスタのトーナメントに出るつもりなんだ。誰でも参加できるからな」

 

「なら、またトーマとデュエルできるね!」

 

「え?」

 

「僕も出るつもりだから!」

 

どうやら、エミルもデュエルトーナメントに出場するようだ。

 

「なら、また(・・)負けるわけにはいかねぇな!」

 

「また?」

 

「あ・・・」

 

うっかり口を滑らせてしまったトーマ。

もう隠せないと思ったのか深いため息をつき告白する。

 

「実は俺、こいつにまともに勝てた例が無いんだ」

 

「え!?トーマが負けてるの!?」

 

フェイトはトーマが負けている事に驚きを隠せない。

彼女の中でトーマは、孤高の強さを持った戦士なのだから。

 

「過去に50回くらいやって、良くて5回勝てたくらいだ」

 

「そんなに・・・」

 

「あはは・・・あれはまぐれだよ・・・」

 

エミルは苦笑いを浮かべながら頬をかく。

 

「まぁとにかく、今度は負けないからな!」

 

「僕だって!」

 

2人は笑いながら拳を打ちつける。

そんな2人につられたのかフェイトも、

 

「私だって!」

 

2人の中に割って入り拳を打ちつける。

 

 

こうして、新たな強敵がトーナメントに加わった。

 

どうやら、今年のデュエル・フェスタのトーナメントは例年以上に盛り上がりそうだ。




・・・これ小説と呼べるのか?

何か自信無くなってきたな・・・。

え~と言う訳で、トーマとエミルが再開!
フェイトもデュエルトーナメントの出場を決めたようで。

いや~盛り上がりそうですな~。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。