世界観とか殆ど鑑みてはいないですが…悪しからず。
──さん。どうしたのですか?
えっ?『外に出たい』?それはいけません…今出てしまっては戦火に巻き込まれてしまいます。
そんなに不安そうな顔をしないでください…あなたは私が命に代えてでもお守りいたします。
何人たりともあなたに指一本すら触れる事はこの私が許しません。
ですから…どうかこの家屋で私と共に暮らしていてください…あなたが居るだけで私は救われるのです…
あなたは私の光なんです。
あなたが私を照らしてくれたように、私もあなたを照らして差し上げたいのです…
あなたが傷つく姿をもう見たくないのです…
…やはりあなたはお優しいですね。今もなお私の身体の安否を案じてくれているのですね。
安心してください。私の身体は人一倍頑丈なので…あなたと添い遂げるまでは、朽ち果てるつもりは毛頭ありません。
私の魂はあなたとともに在るのです。私の全てをあなたに捧げます…ですから、どうかあなたも私と共にあって欲しいです。
その道を阻むモノは何であっても、誰であっても容赦はしません…
あなたは私に言ってくれましたよね?『私と共に居たい』と…私はその言葉で全てが救われたのです。その言葉があるだけで、私は今日も生きることができます。
あなたが私を頼ってくれること…これ以上の至福なぞこの世には存在しません。
どんなに窮地に立たされてもあなたの存在が心の支えとなってくれるのです。
『外に出たい』などとは…もう言わないでくださいね?外の世界はあなたを脅かす存在が跋扈する世界なのです。
あなたの光がその闇に呑まれてしまうのを考えただけで私は全身の震えが止まりません…
私がその闇を打ち払ってみせます。あなたの光に後押しされて私の光も更なる高みへと昇華するのです。
だからお願いです…ここで私だけを照らしていてください…
あなたも…私と共に居たいと望んでくれましたもんね?
もしもあなたがまだ外に出たいと望むのなら…私はあなたに怖い思いをさせてしまうかもしれません。私だってそれは望んでいません。
…ふふ、そうですか。分かってくれて何よりです。
それでは、もう夜も更けています。そろそろ寝ましょうか。
ほら、こっちにおいでください。私が温めてあげます。
ふふ…私、とても幸せです。
あなたの声も身体も何もかもを独り占めできるなんて…
そして、あなたを守るという大役を私が務められるなんて…とても、幸せです。
これからも、未来永劫、私があなたを命を賭してお守りいたします。
あなたも…ずうっとずうっと…私と共に居てくださいね?
この世界のタルトは生き残りそうな感じがする。