崇拝型でも良いと思ったけどこっちのタイプもありそうではある。
かなり恋愛に疎いメルくんですが、こんな過激になった世界もあったかもしれませんね。
あ、──さん!やっと出てくれたですね!
もう、ボクという大切な存在がありながら爆睡かますとは何事ですか!
え?『今日は何?』?そんなに不貞腐れないでくださいよ!
いや〜今日はおかしな結果が出たので確認をしに来たんですよ!その為にこんな早朝から──さんのお家にやって来たんです!
ふふ、そんなにせっかちにならなくても大丈夫ですよ!──さんなら絶対おかしいって思う筈ですから!
──さんも知ってると思うんですけど、ボク達はずっと一緒に居る訳じゃないですか。
それと、ボクの占いが100%当たるのも知っていますよね?
だからふと気になったんです。とっくのとうに確定している未来をボクが占ったら一体どうなるのかって。
もっと具体的な未来が出るのかな?とは最初は思ってたんです。でも…
ボクと──さんが一緒に居る未来が何故だか出てこなかったんですよ。それもボクの未来は何故か真っ暗で…どうしてなんですかね?ボクの占いもたまにはおかしくなってしまうんですかね?
だから再度確認をと思ってこうしてやって来た次第ですよ!
『何の確認を?』って?そりゃ勿論決まっているじゃないですか!
ボクの事を愛してるって確認ですよ。
まぁ、聞くまでもないと思いますが!さぁ、──さん!ボクに愛の言葉をぶつけて来てくださいです!
…?どうしたんです?あっ、恥ずかしいんですか?──さんったら初心ですねぇ…今更恥ずかしがる事ないじゃないですか!
…え?何です?もっかい言ってください。よく聞こえなかったです。すみません…ボクったら占いの結果がおかしいせいで耳もおかしくなったんですかね?
…『好きではない』…?
…?なに何言ってるんです?
おかしいな…──さんがボクを好きじゃない?おかしい。あの占いの結果が本当…?いやいやあり得ないですよね?だって既に確定しているのをどうやって覆すのって話じゃないですか?
…いや、たまたまボクの今日の運勢が最悪だったって可能性がありますよね。そう、そうなんですよ。確定した未来を別の未来にしてしまう程今日のボクは運が悪いんですよ。
…えっ?今言ったのは本当の事…?──さん、どうしたんですか?今までそんな事言わなかったですよね?
…魔女?いや違う…反応が無い…だったらどういう事…?
…?──さん、今の音は…携帯…?…え?
──さん、ちょっとそれ見せてくださいです。誰からのメッセージですか?早く。
…──さん。
ダメですよ。ドア閉めようとしちゃ…それよりも、このメッセージの送り主は誰です?どうしてこんなに親しそうなんですか?ボクに黙ってボク以外の人と会ってたんですか?ボクが居るのに?説明してくださいです。
…あっ。
そういう事ですか!言いづらいのはその人に何が弱みでも握られてるんですね?納得しました…安心してください──さん。
そんな不確定要素は今すぐに取り除かなきゃいけないですよね。その汚点がボク達の未来に泥を塗ったんですよ。だから早く排除しなきゃ。
ボク達の未来が一瞬でも毒されたのは許せません。何があってもその汚点は取り除かなきゃいけないですよね。どんな手を使っても、何に換えても。
だって幸せな筈な未来が汚されたんですよ?──さんだって嫌ですよね?
…でもその前に…──さんともちゃんとお話しないといけないですよね?
どうしてそんなに危ない関係をボクに黙ったままで居たんですか?ボクならすぐにそんな危険因子は摘み上げていたのに。ボクの事が心配なのは分かりますが、ダメですよ。お説教です。
さっ、ボクも上がるです。
丁度今日はたっぷり時間があるのですから、色んな事をしましょう!
それと、その汚点を排除した後にもっかいボク達の未来を占うです。きっと明るい未来が待っている筈ですから。
大丈夫です!
なんせボクの占いは百発百中なんですから!
ボク達の未来は絶対に歪みませんから!