√深月フェリシア オレだけの相棒
……なぁ、さっき一緒にいたヤツ、誰だよ?
魔法少女だよな?
しかも、なんかオマエ嬉しそうな顔してたじゃん。
……なんでだよ?
なんでオレじゃなくて他のヤツと居たんだよ!?
なんであんな顔してたんだよ!?
『もう二人だけじゃ限界がある』って……?
だからなんだよ。
それ、さっきいたヤツに言われたのかよ?
そんなの、何も心配いらねーだろ。
だってオレが居るんだから。
オレがずっとオマエを守ってやるんだから。
ってか、それじゃあんな顔するのは何でだよ?
ふーん……『魔法少女と仲良くすんのは生活のために必要なこと』って?
なに言ってんだよ……
んなの……ぇよ。
良くねぇよ!!
だって他のヤツと一緒にいたら、オマエはオレと一緒じゃないじゃねーか!
またオレが一人になるじゃん……
嫌なんだよ……
オマエが他のヤツに取られたら、オレはひとりぼっちになるんだよ……
もう嫌なんだよぉ……
オマエが居なきゃオレは……オレは!!
ずっとひとりになっちゃうんだよ……
もう一人は嫌なんだよ……
オマエ、言ってくれただろ?
あん時、オレがオマエに父ちゃんと母ちゃんが魔女に殺されたって言った時。
『ずっと一緒にいる』って。
オマエは、二人が生きてる時からオレと仲良くしてくれてさ。
嬉しかったんだよ。
オマエはオレの知らないこととか。
面白そーなゲームとか持ってきて一緒に遊んでくれるから。
でも、二人が魔女に殺されて……
もうオレにあるのはオマエだけだったんだ。
だからオマエに二人のこと話したんだよ。
オマエはそん時オレと一緒に泣いてくれてさ……
それで一緒にいてくれるって言ったよな?
だからオレが守ってやろうってなった。
なのにさ……なんでオレじゃないんだよ?
オマエ、最近さっきのヤツ以外とも会ってんだろ?
ふざけんなよ。一緒にいてくれるんじゃないのかよ!?
だから限界なんかねーって!
オレはつえーんだから!
オマエをずっと守ってやれるんだよ!
なんも悪いことじゃねーだろ!?
……落ち着いてられっかよ。
オレからオマエを奪おうとするヤツなんて許さねー。
そんなの父ちゃんと母ちゃんを殺した魔女と一緒だ!
またオレから好きなもん奪っていくんだ……
今回は許してやる。
でも、もう他のヤツと会うなよ。
次他のヤツと会ってんのみたら……
オレ、なにするかわかんねーからな。
オマエはオレがずっとずっと守ってやる。
だからオマエはずっとずっとオレと一緒にいてくれよ。
だってあん時約束してくれたもんな?
なぁ、頼むよ……
もう、オレから離れないでくれよ……
オレを一人にしないでくれよ……
もう、あんな思いすんのは嫌なんだ……
約束、破んじゃねーぞ……?