なぁ、ここに呼ばれた理由、分かってるよな?
は?分からねぇのか?だったら教えてやる・・・よっ!
なぁ、オイ!なんであんなゴミ共に一人で向かいやがった!?
お前が真面目な性格は知ってるが、お前はヤンキーなんかに勝てるような腕っぷししてねぇだろ!?
なのになんで私を呼ばなかった!?それに、テメェがそいつらを私に何も言わずに注意しようとしたのが気に食わねぇ。
テメェは私だけに構ってればいいんだよ!テメェだけが私のイライラを抑えてくれるんだからさ!
私を呼べばあんなゴミ共ボコボコにしてやったのに!テメェに構ってもらって、その上テメェをボコボコにするだぁ!?真面目な癖してこうなることも分かんねぇのか!?
痛ぇか?分かるだろ?これは私からお前への愛だ。私はあの日からお前のことがずーっと気になってた。
イライラが溜まって授業サボってた時にさ、お前が突然やって来て私に注意したよな?そん時の私はイライラしてたからお前をボコボコにした。あん時のお前の口ぶりがムカついたからな。だが・・・
私がお前に私が癇癪を持ってるのを言った時、お前言ったよな?『だったら自分で発散すればいい』って。
初めてだったよ。こんな私を見ておいて食いつこうとする奴なんて。んでさ・・・
お前は本当に次の日から私のイライラを発散するのに協力してくれた。私も次第にお前に色んなことを話した。親父のこととかさ。
そしたら親父に鍛えて欲しいなんて言うしさ・・・お前も負けっぱなしは嫌だったんだろ?でもお前は弱かった。でも・・・
親父は弱くても絶対に死なないお前の目に惹かれたのかしらねぇけど、お前のことを認めた。私だって同じだ。今まで親父との二人三脚が好きだったのに、お前が入っても何もイライラしなかった。
んで、発散するとき以外にもお前とは関わるようになった。私は無意識にお前が好きになってた。そりゃそうだろ、私の境遇を理解して、その上一緒にいてくれる奴なんで今までいなかった。
お前も真面目な性格からかしらねぇけど、友達が少なかったみたいだった。だからお前にとっての数少ない友達になれたのは嬉しかった。
だからお前も多少は私のことを信頼してくれると思ってた。でも違ったみてぇだな!
あのゴミ共に一人で注意しようとしたのを聞いた時、お前にとっての私はただの不良の一人にしか映ってねぇのかって思っちまった。
だからこうやって私の愛を教えてやる。お前が一緒にいていいのは私だけだって。お前が愛すべき人間が私だってことを。
分かったか?これでもし次、私以外の奴に注意なんてすんなよ。したけりゃ私を呼べ。そいつら全員ボコボコにしてやるから。
お前がしたいことは、私がいれば解決できる。私がやりたいことは、お前が解決してくれる。
こんな関係に何も問題なんてねぇだろ?
私がお前を必要とするように、お前も私を必要としろ。私を愛してくれ。
じゃないと私さ・・・本当にイライラが抑えられなくなっちまいそうだ。
お前だってそれは嫌だろ?
んじゃあ、次はお前の番だ。お前の愛を私に教えろ。今すぐに。
んな顔しなくたっていいだろ?今すぐにやらなきゃ、お前はすぐ別の奴に構おうとするからな。
拒否権なんてねぇ。お前に必要なのは私だけだ。分かったか?