インフィニット・ストラトス 花の道を進みし白い騎士 作:夢の翼
「っ!」
「く・・・もんさん?」
『・・・・・・・はぁッ!!』
白い鎧武者へと変身した一夏は美雪を振り上げ下級インベスの元へ走って行く。下級インベスも自身に向かってくる鎧武者の姿を見て襲い掛かる
『はぁッ!』
「フシャアアアアアア!!」
一夏は手に持っている刀型の武器『美雪』で下級インベスを斬りつける。斬られた下級インベスはダメージを負い地に伏せる
「「「フシャアアアアアアア!!!」」」
他の下級インベス達も一夏に斬られた下級インベスの悲鳴を聞き、一斉に一夏へ襲い掛かって来る。一夏は美雪を振りその下級インベス達へゆっくりと向かって行く
《ホワイトオレンジスパーキング!!》
一夏は歩きながらバックルの小刀『カッティングブレード』を下から上げる様に三回斬ると自分へ向かってきていた下級インベス達の周りに白い光のオーラが出現した。白い光のオーラは下級インベス達を包み込みその場で拘束する、一夏は拘束されている下級インベス達に美雪を天へ掲げると太陽の光が美雪に集まっていく。
『はぁぁぁ――――セイハーッ!!!』
太陽に光と白い光が合わさり神々しい光を放つ美雪をその場から横へ振った。すると白い光のオーラで拘束されていた下級インベス達の体を斬り裂き、白い光となって消滅した。
『・・・・・・・後は』
「ぐあッ!」
「くぅっ!!」
すると一夏の横にISが解除されたMとオータムが転がり込んできた。二人ともISスーツの彼方此方を切り裂かれそこから血を流していた。二人が転がって来た方を見るとそこに下級インベスとは違う山羊の姿をした洋風のインベスが腕を広げて一夏の方へ来ていた
『・・・・此処は任せて、あなた達は逃げてください』
「な・・・にを言って・・・ッ!」
「M・・・・ッ!」
一夏はそう言うと山羊の姿をした洋風のインベス『ヤギインベス』へ美雪を持って向かって行く。一夏はヤギインベスの拳をかわしヤギイインベスが振り返ったと同時に美雪で斬りつける
「シャアアアアアア!!」
『・・・・今、解放してやる』
一夏は腰に装着されていた銃と剣を合わせ持つ武器『無双セイバー』を左手に持つと美雪と共に構える。ヤギインベスは怯んでいる状態で一夏へ向かって行く。一夏は無双セイバーを向けてトリガーを引くとムソウマズルから光弾が放たれヤギインベスの体に直撃する。その隙に一夏は高く飛び上がり、ヤギインベスを数回斬りつける。
「しゃ・・シャアアア・・・・」
『・・・・終わりだ』
《ホワイトオレンジスカッシュ!!!》
カッティングブレードを一回斬ると無双セイバーの刃に金色の光、美雪の刃に白い光を纏う。ヤギインベスは負けじと一夏へ向かって行く、そしてヤギインベスの拳が当たる直前で体制を低くしかわすと無双セイバーと美雪でヤギインベスを擦れ違いさまで斬り裂いた
『来世では・・・人間として生まれ変わる事を祈る。だから・・・今は眠ってくれ』
ヤギインベスはまるで何かから解放された様に大人しくなるとヤギインベスは先ほどの下級インベス達と同じように光となって消えた。一夏は無双セイバーを腰に付け美雪を下ろす
「すげぇ・・・・・」
「・・・・・・・・」
オータムは一夏の戦いを見て信じられない様な顔をする。MはISではない力でインベスを倒した一夏を見て警戒心を抱いていた。一夏は錠前を閉じると鎧とスーツが光の粒子となって消え変身が解除される。
「シャルロットさん、皆さん。怪我はありませんか?」
「は、はい・・・大丈夫です」
「こっちも・・・大丈夫よ、不思議ちゃん」
「・・・・よかった」
一夏は一安心する。すると
「動くな」
「・・・・・・」
後ろを振り向くと後ろにはボロボロのISスーツをマントで隠したMが拳銃を一夏に向けていた。一夏はそれを見てMを睨み付ける様に見る
「貴様は何者だ」
「・・・・・・・」
「お前は・・・・織斑一夏か?」
「・・・・・だとしたら、どうする?」
「ッ!」
バンッ!!!
Mが持つ拳銃から激しい音と共に拳銃が火を噴いた。弾は真っ直ぐ一夏へ向かって行く、スコールはISを部分展開し弾を防ごうとするが、その前に一夏が片手を出していた。出した片手から”粉々になった何か”がこぼれ落ちている
「ッ!?くッ!!」
「M、やめなさい」
「スコール・・・・くっ」
再度一夏に発砲しようとしたMを腕を部分展開したスコールがMを静止させる、Mは拳銃を下におろす。一夏も片手を下げて手を開けるとそこから粉々になった銃の弾がこぼれ落ちる。スコールはMをオータムに任せると一夏の前に来る
「Mが迷惑をかけてしまって、ごめんなさい」
「構いません、既に敵意は向けられている事ぐらいはあなた達が付け回していた時から気づいていましたので」
「ッ!?」
「・・・気づいてたのかよ」
「こう見えて、視線には敏感なんで」
一夏はそう言うと何かに気づいたのか空の向こうに視線を向ける。その先にはIS部隊の姿が見えていた。もちろんそこには千冬の姿も
「アサギさん、すみません。今日は早退させていただいてもよろしいですか?少しまずいのに目をつけられそうなので」
「え、えぇ・・・いいわよ?」
「それと、御迷惑をお掛けしてすみません。では」
一夏はそう言うと燕尾服の上着を拾い上げ立ち去ろうとするとスコールが一夏の手を掴んで来た
「・・・何か?」
「あなた・・・・織斑一夏くん?それとも」
その問いに一夏は表情を暗くして返す
「”だった者”です・・・・・織斑一夏だった者の成れの果てです」
「「ッ!?」」
「やはり・・・・お前が」
Mはそれを聞いて再び拳銃を向けようとするが、一夏はそれを見て詰まらなさそうな顔をして見ると、スコール達やシャルロット達に背を向けてその場を去ろうと歩き出す
「それでは」
一夏はそう言ってその場を去って行った。それを見るスコールは一夏の手を握っていた手を見る
「冷たかったわね・・・・まるで氷その物に触れている様に」
「スコール?」
「・・・・後を追うわよ、二人とも」
「追ってどうするんだよ」
「・・・・・・・」
「あの子を―――――」
「私の養子にするわ」
「「・・・・・・・・え?」」
スコールは舌を出して口を舐めながら後ろ姿の一夏を見てそう言うと、オータムとMを引き連れて一夏の後を追った
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