インフィニット・ストラトス 花の道を進みし白い騎士   作:夢の翼

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お久し振りで~す!では、どうぞ!


L.S.-06 越えてはならない境界線

@クルーズから離れた一夏はそのまま目立たない様に人気のない路地裏から自分の住んでいるマンションへと向かっていた。

 

(にしても、何故あいつらはISを所持していたんだ?・・・・まさか企業の人間か?・・それとも・・・)

 

一夏はインベスと戦っていたオータムとMの事そしてスコールという三人の事を考えていた、専用機というのは国家代表か候補生、企業のテストパイロットのにみ与えられる機体なのである、一夏は少しながらISの事を勉強していたのだ

 

(・・・だが、もしかりにあの三人が政府関係のIS操縦者ならみすみす俺という存在を見過ごす訳がない・・・つまり答えは・・・ん?)

 

後ろから視線を感じた一夏は思わず後ろを見た。後ろには誰もいない、ただ何かが動いているのだけは見えていた。一夏は気にせずまた前を向きマンションへと向かう

 

(光学迷彩か・・・恐らくそんな技術作れるのは束さんぐらいだろう、となると・・・・まさかあの束さんが、他人と?)

 

そうしている内にマンションにつきエレベーターで最上階へと向かって行き、エレベーターを降り自分の家であるドアの前に着きドアノブに手をかける

 

「・・・・・・用事があるのならコソコソ隠れてないで出てきたらどうです?」

 

一夏が誰もいない廊下にそう独り言の様にいうと、何もないところがまるで風で吹かれているカーテンの様に歪み、その歪みから一夏をつけていたスコール達が立っていた

 

「あら、やっぱり気づいてたの?」

 

「いったでしょう、視線には敏感だって」

 

一夏はそう言うとドアノブを引いてドアを開ける

 

「立ち話でもなんです、取り敢えず中へ入ってください」

 

「・・・・では、お言葉に甘えて♪」

 

スコール達はそう言われると部屋へとずかずかと入って行く、そんなスコール達を見て一夏は「やれやれ」といった顔をしながら部屋へ入って行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「紅茶しかありませんが、いいですか?」

 

「えぇ、構わないわ」

 

部屋へスコール達を入れた一夏はキッチンへと向かい紅茶を乗せたトレーを持ってテーブルの前に座っているスコール達に紅茶が入ったカップをテーブルに乗せた

 

「どうぞ」

 

「ありがとう」

 

スコールは一夏が出した紅茶が入ったカップを受け取ると紅茶を飲む

 

「美味しいわ」

 

「それはよかった・・・あなたも飲みます?」

 

一夏は壁に寄りかかって腕を組んでいるMに聞く

 

「・・・・いらん」

 

Mはそれだけ言うと顔を背け目を閉じる。オータムは胡坐をかいて紅茶をおいしそうに飲んでいた

 

「はは、嫌われてますね。俺」

 

「普段はいいこなのよ、気にしないで」

 

一夏はそんなMを見て苦笑し、トレーを横に置きスコールとオータムの前に座る

 

「それで、俺に何の用でしょうか?」

 

「では、単刀直入に聞くわ。あなたは2年前に行方不明になった、あの織斑一夏くん?」

 

それを聞いて優しそうだった顔が真剣な顔へ変わり一夏は答える

 

「あの場所でも言ったはずです。俺は織斑一夏だった者と・・・・それ以上でもそれ以下でもありません」

 

「そう・・・ならあなたは織斑一夏・・・だったって認めていいのね?」

 

「はい」

 

「それじゃあ、次に聞きたいことがあるのだけれど――――」

 

「その前にまず、あなた方が何者なのかを教えていただけないでしょうか?俺ばかりあなた方に自分の事を話すのはアレだと思いますので」

 

スコールは紅茶をテーブルに置くと自身のISの待機状態であるイヤリングを見せる

 

「私達は『亡国機業』《ファントム・タスク》・・・裏の世界で暗躍する、まぁよく特撮ヒーローで出て来る『悪の組織』って奴よ、私達はその実行部隊の一つ」

 

「テロリスト・・・やっぱりただの人間じゃないと思っていましたが」

 

「あら?焦らないの?」

 

「生憎、あなた達二人からは敵意が感じませんし大丈夫かと・・・まぁ一人は敵意むき出しの様ですが」

 

「ふん・・・」

 

Mは一夏の視線を感じ睨み付ける、そんなMを気にせず一夏は自身の紅茶を飲む

 

「・・・・それで?あなた方がテロリストである事はわかりました・・・聞きたいのはそれだけではないでしょう?」

 

「では、次の質問を聞くわ。あなたはあの『白い騎士』《オーバーロード》?」

 

「オーバーロード?・・・・『白い騎士』ならニュースで聞きましたが・・・まさか」

 

スコールは一夏に聞こえない様に「やっぱりね」と小さく呟く

 

「えぇ、私達はあなたを『白い騎士』即ちオーバーロードと認識してるわ、そうなんでしょ?」

 

一夏は少しばかり警戒心を強めスコール達を睨み付ける

 

「『君主』ですか・・・それで、もし俺がそのオーバーロードだったとしてあなた達は俺をどうするつもりで?」

 

「そう警戒しないで、私達はあなたを倒そうと思ってないわ。人間を越えた存在に人間が勝てるはずないもの」

 

「・・・・・・・」

 

「寧ろ逆よ、織斑一夏くん」

 

「何?」

 

スコールは右手を一夏に差し出すと一夏に言う

 

「織斑一夏くん。いやオーバーロード、あなたの力を私達『亡国機業』に貸してくれないかしら?」

 

それを聞いた一夏は腕を組み、更に警戒心を強めた

 

「今の世界はISの誕生で女尊男卑がかなり強くなっていってるわ、多くの男性が虐げられて、女性達は優しさを忘れて多くの男性達を踏み潰すようになっ来てる。既に犠牲者も数千人を越えてるわ」

 

「・・・・それもIS委員会の仕業なのか?」

 

「そうね・・・女性権利委員会という馬鹿げた連中が自分達に従わない男達を次々にね」

 

スコール達は目の前で多くの人々が殺されるところを見て来た。その中には子供のいた、まだ赤ん坊の子供までもが命を奪われて来た、スコールは当時の事を思い出し手を握る

 

「・・・・このままだと、世界は男性と女性と分かれて戦争が起きる可能性が高いわ。無論もし戦争が起きようものなら確実に男は負ける、それを」

 

「・・・・・それを止める為にあなた方はテロを?」

 

「えぇ。全ての現行兵器を集めて、管理する。それが私たちの目的。この場にいるのは、皆理不尽な運命に曝された者たち。果てしない欲望によって、運命を捻じ曲げられた者――もう私達の様な運命を捻じ曲げられた存在を生み出さない為に、そしてその所為で無関係な人間を死なせない為に・・・・もう二度と世界大戦なんて言う愚かな惨劇を繰り返させない」

 

 第二次世界大戦の最中に生まれたその組織は最初こそ小さな集まりだった。

 ただのレジスタンスに過ぎない集団が、その勢力を広げて行き、やがては世界に影響を与えるほどの組織へと生まれ変わったのだ。

 

 恒久の平和――何と美しい響きで、何と空虚な言葉だろうか。だが、それを目指し続ける姿を、一体誰かが非難出来るのか、だが一夏は

 

「残念だが、力は貸せない」

 

「っ!」

 

「どういう事だよ!」

 

一夏のその言葉を聞いてオータムは一夏に問い詰める

 

「言葉通りだ。人間同士の争いに俺という存在が人間同士の問題に介入するわけにはいかない、いや、干渉するべきではないという事だ」

 

(雰囲気が変わった・・・)

 

Mは雰囲気と喋り方が変わった一夏にMは何時でもISを展開できる様にする。一夏は立つと窓の方へ歩いていく

 

「俺という人間を越えた存在がもし、お前達に協力して世界に喧嘩を討ったらどうなると思う?世界はどんな外道な手を使ってでも真っ先に俺達を潰してくるだろう、人間とは欲深く儚く、そして争う生き物だ・・・・自分達にとって都合が悪い奴を群れで襲うのが人間だ、世界とは多くの犠牲で上で成り立ってる。今の世界があるのもその犠牲があったからこそだ」

 

「「・・・・・・・」」

 

「優しさを忘れ弱者を踏みにじる冷酷な強者、強さを求めず他人を騙して食い物にする卑怯な弱者がいるこの世界を・・・お前達は救う価値があると思うのか?俺は救う価値はないと思ってる。だが」

 

「だが?」

 

「優しさを忘れず強い心で前を進む強者や強さを求め皆と一緒に強くなっていく、そんな人間達を俺は守りたい・・・・そんな人間達の笑顔を俺はインベスや人間達から守る、それが俺の進む道だ」

 

「インベス?・・・まさかあのジッパーみたいな歪みから現れる怪物の事?」

 

「あぁ・・・・お前達はインベスの正体が何なのか知ってるか?」

 

スコールとオータムは首を横に振った。一夏はスコールの前に来ると顔をグッと近付けるとスコールの顔をギョッとした目で見る

 

 

 

「ある果実を口にし変貌してしまった、元人間だ」

 

 

「「っ!!?」」

 

「・・・何?」

 

先程から黙っていたMもその言葉を聞いて目開いた。それもそうだインベスの正体が元人間だなんて聞いたら誰もが驚くに決まっている

 

「教えてやるよ、俺がどうしてこんな姿に、そしてヘルヘイムの侵食をのり越えた俺の事を」

 

その瞬間、一夏の後ろにロード・ゼロの面影と鎧武・白夜叉の面影が現れた

 

 

 

 

 

 




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