雲仙・長崎殺意の旅‐特急「かもめ」夏休みロマンルート殺人事件‐   作:新庄雄太郎

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いよいよ、最終章。




第7章 解けた謎と時刻表トリック

そして、次の日。

 

南と高山と小海は、大湊室長の命令で寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」の警乗任務をすることになった。

 

「あれっ、南と高山と小海は。」

 

と、そこへ高杉が戻ってきた。

 

「南主任と高山と小海は大湊室長からの命令で寝台特急「サンライズ出雲」の警乗に向かったそうです。」

 

「ほう、サンライズ「出雲」の警乗か。」

 

「あれは確か、個室寝台の夜行列車でしたね。」

 

「うん、今頃高山たちは出雲かな?。」

 

と、菅原は言った。

 

寝台列車の「瀬戸」「出雲」の車両置き換えおよびスピードアップによる競争力確保を目的として設計・開発され、1998年(平成10年)7月10日より東京駅 - 高松駅間を結ぶ「サンライズ瀬戸」および東京駅 - 出雲市駅間を結ぶ「サンライズ出雲」として営業運転を開始した。運転開始前には品川駅・大阪駅などで車両展示が行われた。愛称は「サンライズエクスプレス」で「さわやかな朝、新しい一日のはじまり」というイメージで命名され、夜をイメージした従前のブルートレインとは一線を画する明るいデザインとなった。開発に際しては「瀬戸」「出雲」の客車を保有するJR西日本の主導で行われたが、JR東海についても自社線内を通過する高単価客増加による収益増が期待できること、電車化に伴い自社管内で運行する客車列車を減らせることなどのメリットがあることから、両社による共同開発・共同保有の体制が取られた。製造は近畿車輛(I1・I2・I4編成)・川崎重工業(I3編成)・日本車輌製造(I5編成)が受注。基本設計は剣持勇デザイン研究所、内装設計はミサワホームが参画した。1998年(平成10年)にグッドデザイン金賞、ブルネル奨励賞を受賞、1999年(平成11年)に第42回鉄道友の会ブルーリボン賞をそれぞれ受賞している。22時00分、南と高山と小海が乗ったサンライズ出雲は定刻通りに東京を発車した。

松江には翌朝の9時32分に到着する。

 

島根県・松江市

 

「ああ、この女性ですか。」

 

「知っているんですか?。」

 

「ええ、確かその女性は確か玉造温泉へ来ていたそうです。」

 

「玉造温泉。」

 

早速、南と高山は玉造温泉へ向かった。

 

「ああ、この女性なら一昨日来ていましたよ。」

 

「誰と一緒に来ていたか覚えていなかったですか?。」

 

「さぁね、ああそうだ。」

 

「何か知っているんですか?。」

 

と、南は言った。

 

「そう言えば、この女性は確か松江城へ行った後に虎口公園へ行っていたな。」

 

「虎口公園ですか?。」

 

「ええ。」

 

早速、虎口公園へ向かった。

 

「あっ、小海も来ていたのか。」

 

「ええ、そう言えば写真の女性は長崎から松江へ向かったんじゃないかな?。」

 

と、小海は南と高山に言った。

 

「ああ、それも考えられるな。」

 

「犯人は、彼女なんですかね。」

 

「さぁ。」

 

そして、南と高山と小海が警乗を終えて高杉に報告した。

 

「つまり、東京駅の射殺事件の犯人は彼女の可能性が高いって事か。」

 

「ええ、恐らくな。」

 

「つまり、特命課の伊藤は墨東署管内で起きた恐喝事件の捜査して犯人を確保しようとしたが、そして犯人が射殺して伊藤刑事に発砲して逃走した。」

 

「逃走した犯人はその女か?。」

 

「ええ、恐らく。」

 

「何か、トリックがある筈だ。」

 

「南主任、高杉班長。」

 

「ん。」

 

「何だね、高山。」

 

「僕は、長崎へ行って調べてみようと思うんです。」

 

「えっ。」

 

「早速、明日長崎へ行ってみます。」

 

「ほう、そうか。」

 

「班長、私も高山と同行します。」

 

そう言って、次の日南と高山は6時56分発の新幹線「のぞみ3号」に乗って博多へ向かい、博多からは12時22分発の特急「かもめ17号」に乗って長崎へ向かった、長崎に到着したのは14時27分に到着した。

 

「主任、何かあるんですか?。」

 

「彼女は特急に乗って博多へ向かい、そこから松江へ行ったんだよ。」

 

「それは、本当なんですか?。」

 

「ええ。」

 

早速、運転所へ向かって行った。

 

「すいません鉄道公安隊のものですけど、この女性をご存じでしょうか?。」

 

と、南は車掌の横川に写真を見せた。

 

「ああ、この女性ですか?。」

 

「そうです。」

 

「ええ、見覚えがありますよ。」

 

「本当ですか。」

 

「今月の20日に、始発の長崎から博多までご乗車でした。」

 

「それは、確かですか?。」

 

「ええ、長崎を発車してすぐに検察しました、そして博多でも。」

 

特急「かもめ」の車内にて

 

「どうかしました。」

 

「大事なボールペンを落としたみたいなんです。」

 

と、車掌が見るとボールペンを発見した。

 

「あっ、ありました。」

 

「わぁ、どうもありがとうございました。父の形見なんです。」

 

そして、南と高山は車掌に言った。

 

「それで、何かトラブルとかはありませんでしたか?。」

 

「そうですね、この時はトラブルと緊急停車はありませんでしたよ。」

 

と、横川車掌は言った。

 

「そうですか。」

 

「わかったよ、犯人はこれを利用したんですよ。」

 

「何、犯人が使ったトリックが分かった。」

 

「ええ。」

 

早速、南と高山は高杉に報告した。

 

「何、犯人は長崎から特急に乗って博多から岡山へは新幹線に乗って岡山から特急に乗って松江へ行ったっていうのか。」

 

「ええ、犯人はこれを利用したんです。」

 

「ほう、詳しく説明してくれ。」

 

「彼女は事件当日に、殺害後に松江へ向かったんです。」

 

早速高山が調べたことを話した。早速、時刻表で調べてみる事にした。

 

特急「かもめ14号」

 

長崎発10時00分 乗車

 

博多着11時57分 下車

 

東海道・山陽新幹線「のぞみ18号」

 

博多発12時35分 乗車

 

岡山着14時11分 下車

 

特急「やくも13号」

 

岡山発14時20分 乗車

 

松江着17時02分 下車

 

「なるほど長崎から博多へは特急に乗り、博多から岡山へは新幹線で岡山から松江へは特急「やくも」に乗って利用したって事か。」

 

「ええ、その通りです。」

 

「それで、犯人はわかったのか。」

 

「この方法で、犯行が可能なのは長谷川和代しかいない。」

 

「なるほど、伊藤刑事殺害したのは長谷川が犯人なのか。」

 

「その通りです。」

 

「今回起きた東京駅で起きた射殺事件と長崎の殺人は彼女が犯人か。」

 

「いや、そこまでは。」

 

そして、翌日。

 

長谷川は横浜から寝台特急「さくら」に乗って長崎へ向かった。

 

「やはり、あなたでしたか。」

 

「あらっ。」

 

「あなたは、長崎から松江へ行ったそうですね。」

 

「えっ、何を根拠に。」

 

「伊藤殺害したのは、長谷川だな。」

 

と、高山は言った。

 

「ああ、そうよ、あの人は許せなかったわ。」

 

「なるほど、伊藤が不倫による犯行だったのか。」

 

「そうよ、だから殺したかったのよ。」

 

数分後、長谷川は逮捕された。

 

「長谷川和代、殺人容疑で逮捕する。」

 

と、古谷刑事は言った。

 

「さすがですね、公安特捜班は。よしっ、行くぞっ。」

 

「はっ。」

 

と、長谷川は連行された。

 

「これで、事件は解決ですね。」

 

「ええ。」

 

そして、次の日。

 

「おい、射殺事件の犯人が捕まったぞ。」

 

「えっ、本当ですか。」

 

「犯人は、暴力団・鬼虎組の鬼塚 恭二郎だ。」

 

「やはり、射殺事件の犯人は別にいたんですね。」

 

「その通りだ。」

 

こうして、事件は解決した。

 

 

 

 

 




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劇中の列車時刻は98年7月の時刻を使用しています

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