どこもかしこも、エーテリアスばかりだ……(涙目)   作:bbbーb・bーbb

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AC6三周目クリアしました。とても面白かったです。

今回ダイジェスト気味。


悪魔により──。

「どもども〜、照ちゃん先輩がお世話になってます! あたしは後輩のダイアリンです!」

 

 電話に出る母親のような、媚びる態度を浮かべた高い声。自己紹介を行ったその女はひどく小柄で、身長はおよそ狩人の肩程までしか無かった。彼女自身よりも全長の長そうなその髪は左右で白と黒に色を分けられており、ツインテールのようにして巻かれていた。

 

 狩人たちは先のダーク真斗との衝突のあと、イドリーを本人の提案によって再びシェルターに匿うこととなった。今彼女がホロウから出れば、「繭」の中の者は一人残らず死に絶えるがためである。

 

 そうして作戦を練り直す為に適当観へと戻り、照と合流し今に至るというわけである。飽和戦術で多大なコストを掛けながら「繭」をなんとかして傷付けずに持ち出すというプランAが既にあるものの、それとは別にある「プランB」を聞いてほしいそうなのだ。

 

「それじゃ、早速プランBの説明に入っちゃいますね〜!」

 

 どこか作り物臭い笑顔を浮かべながら、ダイアリンはそう言って語り始めた。まるでセールスマンのような口ぶりである。

 

 曰く、プランBでは、狩人たちが少人数でとある超高性能なミアズマ浄化装置を直接「繭」の密集した部屋まで持って行き、現地で起動させるのだという。もし成功すれば、繭の中にいる人をまとめて一度に救出することが出来るだろう。

 

「超高性能なミアズマ浄化装置……?」

 

「ふふ~ん、よくぞ聞いてくれました! それはですね……じゃじゃ~ん! これです!」

 

 首を傾げたアキラに対しダイアリンがニコニコで差し出したものは、実に真斗の両の掌程はあろうかという大きさの、いかにも複雑そうな四角い機械であった。一つの面とその反対側の面には取っ手のようなものが付いている。

 

「これがその『超高性能なミアズマ浄化装置』、その名も……ででん! 『輝大侠(こうだいきょう)』!」

 

 いかにも仰々しくそう語るダイアリンの後ろで、照はしかし目をぱちくりとさせていた。

 

「違うよおダイアちゃん。これは高周波パルス──」

 

 ダイアリンの両手によって颯爽と照の口が塞がれる。「それは言っちゃダメなんですって」などと小声で言っているが、アキラたちにもおおよそ丸聞こえであった。

 

「え〜っと……多分、もう手遅れだと思うのだけれど……」

 

「ええと、ギリセーフです!」

 

 苦笑するアキラに対し、少し慌てた様子で説明を再開するダイアリン。とは言っても、もう話すことなど殆ど有りはしなかったが。

 

 ただ、一つだけ注意点がありまして。ダイアリンの言葉に皆の視線が集まる。

 

「これってすっごく繊細でして、ちょっとした衝撃で出力がガタ落ちしちゃうんですよねえ」

 

 残念そうに眉を寄せるダイアリンだったが、なんだ、それなら問題無いとアキラは返した。彼女の手から輝大侠を受け取ると、それをそのまま、すぐ横にいた狩人のポッケに突っ込んだのだ。驚きに一瞬肩を震わせる狩人。

 

「貴公……まあ、別に良いのだがなぁ……いやしかし……貴公……むぅ……」

 

 なんとも言えない気持ちの表現を遂に諦める狩人。日が暮れていた。

 

 出発は翌日と決まった。明日待ち受ける戦いに備え、各々が休息し、英気を養っていた。狩人はさっさと夢へ帰ってしまっていた。

 

 夢に溶け消える瞬間、アキラが真斗と話しているところを狩人は見かけたが、それに特段興味を持つことは無かった。

 

 まさかダーク真斗とタイマンを張るとは! 満点の快晴、朝の中、狩人が顔に手を当てる。

 

 あのダーク真斗はオリジナル真斗の過去の因縁より生み出された存在である。

 

 彼が幼少の頃憧れていたギャング、「ホワイトハーツ」。その下っ端としてこき使われた挙句に、最後は集団リンチに遭い捨てられた。それが狛野真斗という男の幼少の記憶である。

 

 決着は一人でつける。真斗は覚悟を決めていた。夜中アキラと話していたのもそれについてのことである。

 

「すいません、狩人さん。けど、これだけは譲れないッス。明日、オレは皆と別で動きます」

 

 狩人は呆れこそしたものの、同時に理解もしていた。一対一の死闘にはなるほど得も言われぬ趣がある。分かったと軽いため息をつく。

 

「なに、貴公なら勝てる」

 

 狩人がそう言ったのは、丁度真斗たちが門扉を叩くのとほぼ同時の出来事であった。

 

 ──イドリーの居るシェルターに着くまで、そう時間はかからなかった。

 

 イドちゃん、迎えに来たよ! 分厚い鋼鉄製の、巨大な円形扉を前に、リュシアが声を張り上げる。

 

 ……返事がない。すぐに全員が理由を理解した。昨日イドリーがシェルターに入る前、リュシアが言っていた怪物である。

 

 ノックン。人の声を真似、それに惑わされ扉を開けた者を襲う怪物。タンバリンの音で追い払えるのだという。現に今もリュシアは一心不乱にタンバリンを鳴らしている。

 

「うぅむ、うぅむ……開かぬ……開かぬなあ……」

 

 が、イドリーは一行に姿を現す様子を見せない。空気が重みを増していく中、何処ぞの玉ねぎのような声を上げていた狩人がどうにかできないものかと扉に近づいた。その時であった。

 

「──What in the actual……」

 

 当然の反応であった。声が聞こえたのだ。分厚い鋼鉄の扉の向こう側より、遠く聞き慣れたあの声が。嘲笑ともとれる気味の悪い、静かな笑い声と共に。

 

The password(合言葉だ)……」

 

 狩人は周りを見渡した。どうやら他の皆にも聞こえているようで、二人とも明らかな動揺を見せていた。それもそのはずである。イドリーしか居ない筈のシェルターから掠れた男の声が聞こえてきたのだ。

 

「お前は誰だ! 答えろ!」

 

「The password……」

 

 まるで話を聞く様子がない声にアキラが怒鳴り続けるのを、狩人がそっと手を上げて止めた。狩人が確かめるように扉に触れる。記憶に突き動かされるまま、言葉を絞り出す。

 

「──Fear the old blood(かねて血を恐れたまえ)

 

 地を鳴らすような重苦しい低音が響く。重さ数トンの鉄扉が、突如として動き始めたのだ。地面の溝に沿い、外開きに開いていく。

 

 どうやったんだと目を丸くするアキラとリュシアには「経験だ」とだけ返し、そのまま暗闇の歩みを進めていく。携帯ランタンに火を灯す。

 

 狩人はすこぶる嫌な予感がしていた。経験からである。前にもこの合言葉を求められたことがあったのだ。それも何度も、ヤーナムで。

 

 そして、その合言葉を要求していた門番は毎度必ず──。

 

「……嘘だろう」

 

 黒いマスク越しのその声は、震えを隠しきれていなかった。そんなはずはないと叫ぶ心とは裏腹に、ランタンの柔らかい黄色の光に照らされたイドリーは、ぽつりと置かれた木製の椅子に力無く座っていた。

 

 ふと、狩人は床に書き置きが置いてあることに気が付いた。イドリーの足元である。使者の広げるそれに似た場違いな羊皮紙を拾い、並んだ文字に視線を落とす。

 

既に死んでいる

OK

 

 何がOKなんだ。筒状に丸めた羊皮紙で軽く頭をはたいてみせると、イドリーはびくりと身体を跳ねさせ飛び起きた。やっぱり生きてるではないか。

 

「ひんっ! ……ああ、狩人さん。アキラくんに、リュシアちゃんまで」

 

 狩人の顔、彼女からは脳の瞳の見えるそれに一瞬呼吸を乱したものの、イドリーはすぐにその表情を安堵によって柔らかいものへと変えた。

 

「ごめんなさい。私、夢を見てたみたいで……」

 

「いいや、大丈夫さ。君が無事で良かったよ」

 

 アキラが微笑む。リュシアはイドリーに抱きついていた。曰く、一瞬彼女が死んでいるものかと思ったらしい。

 

「そういえば、あの声は誰のものなんだ? イドリー以外には、誰も居ないようだけれど……」

 

「知らん。そういうこともあるだろう」

 

 あるかな……首を捻り、しかし最終的にアキラは無理矢理自身を納得させた。今はまず「町」へ向かうことの方が優先なのである。

 

 「町」の最奥、講堂前の広場に到着した時、既に決着は着いていた。ダーク真斗が膝をついて消えてゆく。死闘の中、最後に立っていたのは、やはりオリジナルであったのだ。

 

「行きましょう。いつ復活するか分かんねえんで」

 

 真斗の一言に続き、一同は大扉の前に並んだ。待ち構えているのだろう、扉越しに幾らでも殺意混じりの吐息が聞こえた。真斗が扉を押し開ける。

 

「しゃあっ死ねぇ──」

 

 狩人らに向かい真っ先に飛びかかったその夢縋りは、そのまま火炎の海に呑まれていった。な、なんだぁっ。夢縋りたちの一人が声を震わせる。

 

 火炎放射器。これだけ密集している相手には使えるだろうと狩人がわざわざ保管箱から最大強化までして引っ張りだしてきたのだ。炎の轟音をかき消さんとする悲痛な合唱を聞くに、どうやら効果はてきめんのようである。

 

 そのまま地下にある「繭」の保管室へ向かおうとしたが、それをアキラが制止した。密閉空間で火炎放射器は不味いだろうとのことであった。

 

「まさかここまで来られるとはな……」

 

 アキラたちの入った保管室の奥、モスが呟いた言葉であった。数多き夢縋りらとアキラ達が睨み合う。

 

「アキラ。君は何が望みなんだ? このホロウから、全てを消し去ることか?」

 

 拳を握り締め、モスが顔を顰めてアキラに問う。まるで、全てが彼の責任かのように。尤も、アキラの返答は始めから決まっていたが。

 

「僕はプロキシだ。僕の仕事は、迷っている人を家まで返すことだ。それ以下でも、それ以上でもない」

 

 そうか。長い沈黙の後、モスが静かに呟いた。どす黒い感情が渦巻くのが、狩人たちの全員に分かった。

 

 再び流れ始めた沈黙をそうはさせまいと破ったのは、エヴェリンの銃声であった。コンクリートに乱反射する上品な爆音が、この地下室を血肉争う地獄へと変える合図となった。

 

 荒れ狂う乱戦の中、イドリーの大槌が飛ぶ。リュシアの喚んだエーテリアスが爪を振るう。真斗の筋肉が全てを蒸し焼いていく。

 

 そんな地獄の中、イドリーを前に、狩人は少し趣向を変えてみることにした。槌なら、もう一つあるではないか、と。

 

「えっ、狩人? 何して──ぎえぇーっ!」

 

 白目を向いて飛び退くリュシア。悪意の権化のような邪悪極まりない形状のメイスを、狩人がおもむろに彼自身の腹に突き刺したのだ。

 

 唐突に繰り広げられた切腹ならぬ貫腹ショーにアキラたちはおろか夢縋りたちですらぎょっと首を引いたが、それを意にも介さず狩人は腕に力を込めていく。

 

 水風船の割れるような飛沫音を立て、床が赤い黒で染め上がる。垂れる赤色を目で追えば、その先に狩人は居た。全身を血に濡らし、あまりに禍々しい両手槌を握りしめた狩人が。

 

「いたい……」

 

 でしょうね。黒マスク越しの声に本人を除いた全員が思ったことである。血を垂らす巨大な棘の生えた両手槌、「瀉血の槌」を前に、実際にそう口にできる者は居なかったが。

 

 突如狩人の背後で閃いた散弾が、しかし冷気を噴き出す槌に弾かれる。蛸足の触手が蠢いていた。狩人と背中を合わせるイドリー。同じ武器種を使うと、やはり仲間意識が生まれるものなのだ。流石にBrother程のものではないが。

 

 スロー、スロー、クイッククイックスロー。踊りにすら見える、やけに連携のとれた動きで二人が両手槌を振り回す。赤黒い棘が骨肉を貫き、悍ましい冷気が内臓を凍らせてゆく。まさに無双であった。

 

 ……囲まれるまでの話だが。一瞬怯んだ隙に寄って集って集団リンチに遭う狩人。イドリーはなんとか切り抜けたところである。

 

 この隙を逃すものかと夢縋りたちが攻勢に出る。真斗らはそれを食い止められているものの、狩人の居る場所まで辿り着くことが簡単な仕事でないことは明らかであった。

 

 見るも無残な程ボッコボコにされ地を這っていた狩人は、ふとリュシアを見た。両目を閉じ、杖を掲げ、何やら祈りを捧げている様子であった。

 

 まさか、あの「乱闘」をもう一度始めるつもりか。狩人は察した。止めろとは言えなかった。この状況なら、恐らくプラスの方向にそれは働くと考えたがためである。

 

 案の定、すぐに狩人の脳内へメッセージが流れ込んだ。啓蒙が囁く。

 

悪魔により──

 

 だから、彼女は悪魔でなどあるまいに。呆れて少し口角を上げながら、狩人は安心感を覚えた。これで、ひとまず驚異から抜け出せる。

 

乱交が始まる

 

 韋駄天、狩人はリュシアの下まで駆け寄った。血だらけの身体が瞬間移動のように動いたことに、狩人自身ですら驚いた。

 

「起きろっ、リュシアっ。誰がモスのパイルハンマーなど見たいのだっ」

 

「うぅぇえあぁっ!」

 

 狩人に両耳を軽く引っ張られると、リュシアは情けない悲鳴を上げながら瞼を持ち上げた。自身でも何をしていたか分からないようである。

 

 二度とその神秘は使うなと後で伝えなければ。狩人には心配事が一つできた。なんとか発動を中断できたことに胸を撫で下ろす。

 

 面倒臭くなったので皆で部屋の入り口まで戻るが早いか室内に向けて火炎放射器をぶっ放す狩人。「繭」が燃えないようお祈りをしながら。

 

「なあに、血晶マラソンでお祈りには慣れている」

 

「今血晶石って言った?」

 

 食い気味に聞いてくるイドリー。既に狂ってないかこいつと少し心配しながらも、狩人は水銀弾の残る限り火炎放射器を放ち続けた。

 

 幸いなことに夢縋りたちも酸素を消費して呼吸をするようで、「繭」の一つも破ることなく制圧に完了した。全く何故最初からこうしなかったのだろうか。狩人は自分で自分に呆れた。まあ殴り合いの方が楽しいのだ、仕方が無い。

 

「さあ、のんびり人命救助と行こうではないか。いざ発動──」

 

「死ねっ」

 

 部屋の中で倒れていた、モス。生きていた。背中からの銃撃。よろける狩人。輝大侠が音を立てて転がり落ちる。間髪入れずに振り返った狩人がエヴェリンを鳴らし、モスの眉間に風穴を開ける。

 

「そんな!」

 

「手動で発動するしかない!」

 

 暴走状態となった輝大侠を前に嘆くイドリー、叫ぶアキラ。こんな時に限って輸血液切れを起こした狩人が悶絶している中、最初に飛び出した漢の中の漢は真斗であった。

 

 飛ぶ雷撃もなんのその。筋肉、気合に根性任せ、輝大侠へ一直線。同じく運悪くまともに雷撃を食らった狩人は一瞬骸骨が見える程の致命傷を負った。

 

 掴んだ。両端のハンドルを握り締め、力一杯に引き絞る。しかし一向に浄化の始まる様子はなく、代わりに真斗の筋肉が悲鳴を上げる。

 

 もはやこれまで。一度退いてプランAをやってもらおう誰もが考えたその時。青い雷光を放つ輝大侠の手を乗せるものが、もう一人。

 

「お、お前はっ」

 

「ダーク真斗!?」

 

 目を白黒とさせるリュシア。狩人とアキラ、そしてイドリーは同じことを考えた。この二人なら、あるいは、と。

 

「ケッ、今回だけだぜ」

 

「……! おう!」

 

 オリジナル真斗の声を合図に、互いが片方のハンドルを握って反対方向に身体を向け、全身の力と体重を込めて地を蹴りつける。純粋な雄叫びが地下中に響き渡っていく。

 

 ──そして輝大侠は、遂に開いた。

 

 爆音。二人の真斗により完全に明け放たれると共に、輝大侠は触れたミアズマ全てを浄化する衝撃波を叫んだ。部屋中が、地下中が、「町」中が浄化の波に包まれていく。夢縋りたちが消えていく。悍ましい「繭」が消えていく。

 

「……忘れんじゃねえぞ」

 

「……ああ」

 

 浄化により消えていくもの。それにはダーク真斗も含まれていた。消えゆく身体でオリジナルと交わした言葉は、あるいはたった一つの約束だったろうか。

 

「おぬしら! 無事か!」

 

「盤岳さん!」

 

 後方部隊の中で動いていた盤丘たちも追いついたようである。全員の無事を確認し、ほっと硬質の胸を撫で下ろす盤岳。

 

「『町』の住民が突如として消えたが故、我らもここへ辿り着くことができた」

 

「プランBは成功ってことでいいんですよねっ!」

 

 盤岳の背中からひょっこりと小さな白黒の髪が飛び出す。ダイアリンである。そうだとアキラが伝えると、かわいらしい笑顔を浮かべてみせた。

 

 ダイアリンによれば、あと少しで輸送班が来るそうである。「繭」から解き放たれたばかりで意識を失ったままの彼らを、ホロウの外に運び出すのだと。

 

「よし、では適当観に……待て」

 

 ダイアリンたちが帰路につき、さあ次は我々がという時、しかしふと狩人は異変に気が付いた。聖杯探検家(墓荒らし)としての血が騒ぐのだ。

 

 頭にはてなを浮かべる仲間たちからの視線の中、何もない筈のレンガ製の壁に触れ、うむここだなと小さく呟くと、狩人は突如、持っていた両手槌を躊躇無く振り下ろした。

 

 ──消えた。パラパラ漫画のコマが欠けたように、一瞬にして狩人が皆の視界から消滅したのだ。それが「裂け目」によるものと最初に理解したのはアキラであった。

 

 狩人っ。声を上げ駆け寄るアキラが、その刹那目を見開いて立ち止まる。

 

 これは、と静かに呟く彼、そして彼の背についてきた真斗たちの目の前には、赤いレンガ製の壁、そしてそのすぐ手前に浮かぶ裂け目と、イドリーの能力によって再現された土地の記憶であった。

 

「サラ……!?」

 

 土地の記憶が映した影に驚愕の声を漏らすアキラ。先に進む覚悟を決め、静かに息を飲む一行であった。

 

 一方狩人は転送先で石ころを拾っていた。

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