そのせいで暴力事件となった結果彼女は退学を余儀なくされてしまう…。
それを良しとしなかった理事長はある提案を持ちかけた。
これは…『栗花落 奏多』が碧陽学園に行くまでのお話。
オレ、『栗花落 奏多』はこの学校を除籍になった。
それは家庭的な事情ではなかった、両親が離婚しただとか、転勤だとかそんなに簡単なことでは無い。
義弟を虐めていた奴を逆に虐め返したらそいつの親が権力者だったってだけの話だ。
俺に悔いは無かった。だからこそオレは校長に釘を刺す。
「テメェの目が黒い内は善樹が虐められねぇように見張れ。さもなくばこの学校は潰してやる。」
と。だがそれすらもカラカラと笑い飛ばすかのように校長は。
「君のそれは相変らすだねぇ…。だからこそ君に頼みたいことが出来たんだよ。君には退学ではなく、転入をしてもらいたいんだ…。」
「あ?」
「もちろんタダでとは言わないよ。音乃木坂から転入するんだ。それ相応の対応はして貰うよ。もっとも道内では2番目に頭のいい高校だがね…。」
「オレがそこに行ってなんのメリットがある?」
訝しむオレの質問にニコニコと返す校長。
「君の好きな弱いものいじめをするやつをとっちめられる。あと高校を卒業できるって事かな?」
「あぁ?どういう事だよ。」
「『企業』君も聞いたことあるとは思うけれど。それの本拠地があそこ、碧陽学園だ。あそこが世界のトレンドの一端を担ってる。だからこその情報を操作されないように副会長の手伝いをして貰いたいんだよ。」
なにを馬鹿な事を…。それでオレが首を縦に振ると思っているのだろうか…。
「悪ぃがパスだ。お前にゃ世話んなったがそこまでの義理はねぇよ。」
「君は断れないよ。」
「あ?」
「なんでって…。君の義理の弟である中目黒 善樹は既に3ヶ月後に転入が決まってるからね。それまでに改革を進めなければ同じことの繰り返しさ。」
いけしゃあしゃあと弱みに漬け込んでくる…。しかもそれも悪意ではないから余計に厄介だ。
「さーちゃん?君にしか頼めないことだからね…よろしく頼むよ。」
「その名前で呼ぶんじゃねぇよ!!!」
「そんなこと言ったって…君の輝かしい栄光の日々の名前だろう?」
「わかった!受けてやる!受けてやるからそれ以上言うんじゃねえよ。」
負けたと言わんばかりに白旗を振る。それにニコニコと笑顔で返すのが憎らしい。
「決まりだね!よろしく頼むよ?さーちゃん?」
「野郎二度言いやがったな!?!」
「ははは!そうかっかするもんじゃないよ!君にとっても良い場所になるよきっと…ね?」
ずっと差し出された学生証とその栞、そして新居の鍵。
「もう荷物は既に送ってある。あとは君が行くだけだ。」
勝手に人のもんを漁るとは…この女もいい神経してやがる…。
「善樹を守って『企業』もぶっ潰してやる。そしたらお前の面ぁ1回殴らせろよ?」
「ははっ。良いとも!でも親に対して言うことかな?」
睨むように言い返す。
「お前は善樹の母親であってオレの母親じゃねぇからな。」
「相変わらず手厳しい…。さ、早く行った方がいい、飛行機に間に合わんくなるぞ?」
げ、しかも移動日…今日かよ…。
仕方ない…。
「あぁ、言い忘れてた。札幌市内だからわかってるとは思うけど沙鳥ちゃんがいる所だからね?よろしく頼むよ。」
そうニコニコと笑う義母を尻目に理事長室の扉を荒々しく閉める。
巫山戯やがって…。格好よく締めようとしたのに締まらねえじゃねぇか…。
兎も角。オレは碧陽学園への転入が決まった。
まぁ、正味エヴァを書くのに疲れた、という事で。
自分の好きな作品を自分なりに描く。それも日常系のものを。
みなみけと生徒会の一存、そしてゲーマーズ、デート・ア・ライブ、のうりん。様々な作品を読み、見て来ました。
さてさて…どんなネタが飛び出る作品になるのか…。
笑えるのか。はたまたシリアスなのか。
自分にもわからないです。