ここでアマテちゃんはこう考える…   作:キシモト

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第15話「アマテ、酷い目に遭う ニャアンも酷い目に遭う 後編」

MS博覧会広場

裏口付近

 

ちょっとした寄り道を得て、アマテとニャアンは会場裏口付近にいた。

 

「ニャアンちゃん…大丈夫?」

 

「う、うん…」

 

「良かった」

 

「あのさ…アマテ、一体何者なの…?マシンガンを持った相手に」

 

「ちょっとした護身術」

 

「ちょっとって…」

 

「それより、ココから早く出よう」

 

「なんで、他の人は…」

 

「それは軍警の仕事。今は生き残ることが大事」

 

「うん…」

 

「陰に隠れて…」

 

スッと二人は影に隠れた。

 

「マシンガンを持った、野郎が二人か…」

 

「アレじゃ脱出できない。別の出口を探そs」

 

「ニャアンちゃん。大人しく隠れてて…いいよね?」

 

ただただ冷静にアマテはそう言った。

それに気圧されるようにニャアンは

 

「う、うん…」

 

そう返事した時にはアマテは居なかった。

一瞬であった。

一人がアマテに気付き銃を向けるが一瞬で相手の懐に入る。

すればもう一人は銃を味方に向ける構図となり、アマテはそこから一気に加速しその味方の陰に隠れる。

そしてもう一人は安易に撃てない状況になるが、アマテは陰に隠れたその味方をドンッ!と押し、もう片方の男にぶつける。

そしてパニックを誘発させ、フレンドリーファイアしてしまい味方の筈の男を射殺してしまう。

要は味方が味方を殺すという構図を作ったのだ。

 

「ど、どこだ!」

 

そう言った瞬間、その男は吹き飛ばされ壁に叩きつけられる。

 

「アガァッ!?」

 

「合気道の一種よ」

 

そしてすかさず金的、そして蹲ったところに側頭部目掛けて回し蹴りのコンボ

 

ドサ…

 

「ニャアンちゃん。もう大丈夫だよ」

 

「えっ!?アレ…」

 

「今すぐ出ようか。じゃないと出られなくなるから」

 

裏口をガチャリと開け、二人はさっさと会場を後にした。

そしてある程度、離れた所で

 

プルル…

 

「ママからだねぇ…」

 

「出た方が」

 

「…出るかぁ」

 

ガチャ

 

『アマテ!無事!』

 

「ぶ、無事…何とか無事だよぉ」※アマテ、迫真の演技中

 

『今テレビを見たら、会場がテロリストに占拠されたって聞いて…』

 

「私は、さっさと帰ったから…難を逃れたよぉ…」

 

『良かった…』

 

「急いで帰るから…待ってて」

 

『お母さんも出来るだけ早く帰るからね』

 

「うん、うん!」

 

ブツリ

 

「はぁ~~~~~っ!だっるぅうう!」

 

「お帰りアマテ」

 

「ただいま」

 

「お母さんの前だといつもアレ?」

 

「大体この感じ」

 

「なのに何でこういう時だけ?」

 

「流石にさっきのことは隠してるからね…」

 

「あの強さのこと?」

 

「そうそう。ニャアンちゃんって口固い自信ある?」

 

「とりあえずは?だけど、その…ワケワカになると」

 

「ならそのワケワカになっても黙ってて欲しいな」

 

アマテはスマホをポチポチし

 

「何してるの?」

 

「証拠隠滅。裏口に行く時、ちょっと寄り道したでしょ?その時ちょっと細工しといたの」

 

その瞬間、MS博覧会会場の監視カメラ、その他諸々のデータの全てが消去された。

 

「私、あんまりこういうのは見せたくないんだ」

 

「なんで?」

 

アマテは覆面と手袋を外しつつ

「とりあえず、平凡に生きたいから」

 

そう言いつつ二人は会場を後にした。

 

(そういえばリボルバー使わなかったなぁ)

 

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