MS博覧会広場
裏口付近
ちょっとした寄り道を得て、アマテとニャアンは会場裏口付近にいた。
「ニャアンちゃん…大丈夫?」
「う、うん…」
「良かった」
「あのさ…アマテ、一体何者なの…?マシンガンを持った相手に」
「ちょっとした護身術」
「ちょっとって…」
「それより、ココから早く出よう」
「なんで、他の人は…」
「それは軍警の仕事。今は生き残ることが大事」
「うん…」
「陰に隠れて…」
スッと二人は影に隠れた。
「マシンガンを持った、野郎が二人か…」
「アレじゃ脱出できない。別の出口を探そs」
「ニャアンちゃん。大人しく隠れてて…いいよね?」
ただただ冷静にアマテはそう言った。
それに気圧されるようにニャアンは
「う、うん…」
そう返事した時にはアマテは居なかった。
一瞬であった。
一人がアマテに気付き銃を向けるが一瞬で相手の懐に入る。
すればもう一人は銃を味方に向ける構図となり、アマテはそこから一気に加速しその味方の陰に隠れる。
そしてもう一人は安易に撃てない状況になるが、アマテは陰に隠れたその味方をドンッ!と押し、もう片方の男にぶつける。
そしてパニックを誘発させ、フレンドリーファイアしてしまい味方の筈の男を射殺してしまう。
要は味方が味方を殺すという構図を作ったのだ。
「ど、どこだ!」
そう言った瞬間、その男は吹き飛ばされ壁に叩きつけられる。
「アガァッ!?」
「合気道の一種よ」
そしてすかさず金的、そして蹲ったところに側頭部目掛けて回し蹴りのコンボ
ドサ…
「ニャアンちゃん。もう大丈夫だよ」
「えっ!?アレ…」
「今すぐ出ようか。じゃないと出られなくなるから」
裏口をガチャリと開け、二人はさっさと会場を後にした。
そしてある程度、離れた所で
プルル…
「ママからだねぇ…」
「出た方が」
「…出るかぁ」
ガチャ
『アマテ!無事!』
「ぶ、無事…何とか無事だよぉ」※アマテ、迫真の演技中
『今テレビを見たら、会場がテロリストに占拠されたって聞いて…』
「私は、さっさと帰ったから…難を逃れたよぉ…」
『良かった…』
「急いで帰るから…待ってて」
『お母さんも出来るだけ早く帰るからね』
「うん、うん!」
ブツリ
「はぁ~~~~~っ!だっるぅうう!」
「お帰りアマテ」
「ただいま」
「お母さんの前だといつもアレ?」
「大体この感じ」
「なのに何でこういう時だけ?」
「流石にさっきのことは隠してるからね…」
「あの強さのこと?」
「そうそう。ニャアンちゃんって口固い自信ある?」
「とりあえずは?だけど、その…ワケワカになると」
「ならそのワケワカになっても黙ってて欲しいな」
アマテはスマホをポチポチし
「何してるの?」
「証拠隠滅。裏口に行く時、ちょっと寄り道したでしょ?その時ちょっと細工しといたの」
その瞬間、MS博覧会会場の監視カメラ、その他諸々のデータの全てが消去された。
「私、あんまりこういうのは見せたくないんだ」
「なんで?」
アマテは覆面と手袋を外しつつ
「とりあえず、平凡に生きたいから」
そう言いつつ二人は会場を後にした。
(そういえばリボルバー使わなかったなぁ)