テロのあった次の日、ハイバリー高校の教室内にて
アマテ「今宵は酒飲んで寝るか」
クラスメイト「おい、まだ昼だ」
「仕方ないじゃないの。飲みたいときに飲む。これ大事」
「未成年」
「聞きたくないワードを耳にしてしまった」耳ホジ~
「現実から耳を逸らすな」
「神よ。何故私は未成年なのでしょうか。教えてください」耳糞ピ~ン
「知らんし。それより耳糞こっち飛ばすな」
「しかし、昨日は最悪だった」
「MS博覧会のテロの件でしょ。朝からずっとニュースやってた」
「テロなんて犬も豚も食わないよ」お尻ボリボリ
「なんか最近、物騒になってきたよね」
「そうだね。あの緑の足つき(ソドン)がやって来てから碌なことない」
「オイ、だからといって中指立てるな」
「別にいいのだ。どうせあいつ等にこれは見えないのだ。ついでに」
アマテは教室の窓を開け
「おい糞ジオン共!さっさとママのお家に帰りやがれ!お前達のような屑には生きる資格など無いッ!全員ママのおっぱいだけをチュチュしやがれってんだッ!」
「うわぁ、下品」
「どうせ聞こえない聞こえない。この一市民の小娘のいうことよ。聞こえても軽く聞き流すわい」カタスクメ~
「はいはい」
「いきなりこのアマテちゃんは早退したくなりました」
「唐突だな」
「このアマテちゃんは昨日のテロで心が傷ついて、精神を病んだので早退したくなったのです」
「まず実際に精神を病んでる人達に土下座して謝れ」
「それはただのでっち上げで、ただ何となく帰りたくなったから帰るだけです」
「なら最初からそう言え」
「それじゃね~♪」
このクラスメイトは担任にこう伝えた。
下痢で早退したと。
=====
下校中の最中
「学校を早退したこともバレたら大変なのだ…だが」
ここは迫真の演技で乗り切れば…
「ママを騙そう。騙すのだ」
もう一度言おう。
迫真の演技で。
先日のテロ騒ぎで精神病んだ。
この予定であるし、自分は間違いなくそうする。
これである。
「あらら…適当に散歩してたら適当なエリアの橋の下まで来ちゃったねぇ。横には川が流れてるし。ちょっとした溝ともいうけど…ん?」
ふとあるものを見た。
橋の下の壁に書かれている落書きである。
「やけに前衛的な絵ねぇ…」
よく悪くも目立つ絵。
アマテはそう思った。
その時だ。
「あらら」
アマテの頭部を掴み匂いを嗅ぐ白の作業着姿の男性がいた。
「くんくん…いい匂いだね」
「変態野郎。今すぐ離れなかったら殴るぞ」
「ゴメン」
ビガビガッ!(許せ)
男性の頭部の黄色の四角の玩具も謝ってきた。
「で?何してんの?」
「君も向こう側が見えそうだ」
「オイそこの電波バカ。変な事ばっかり言ってるとそこ等のポリ公に突き出すよ」
「それは困る…それと電波バカとは酷いなぁ…ボクの名前はシュウジ、シュウジ・イトウというんだ。それと上のコレはコンチさ」キラキラキラ
「イケメン気取りで名乗ってもそこらの乙女は即堕ちしても、私にゃ役不足ネ」
ガチャン(※自転車が倒れた音、因みに盗品です)
「今バイトで来たところだけど…シュウちゃん、カッコイイ!ちょっとしたひ・と・め・ぼ・れっ!」キラキラ
「ん?って、ニャアンちゃんじゃん」
「誰?」
「私の友達のニャアン。一応お互いにいい様に利用し合う関係ですが、私はこの女のいい所だけをしゃぶりつくしてポイしようと思っています」
「酷いよ…」ウルウル
「酷いね」
ビガビガビー(成敗!)
「さてさて話を戻そう。ニャアンちゃん、こんなヤツになんか用でもあるの?」
「酷い」
「うるさいよ」
「バイトでこれをシュウちゃんに渡すことになってるの。私は思わず一目惚れしたシュウちゃんにはタダで渡したいと思ってるけど、お金貰わないと雇い主に怒られるから」
「一目惚れしたら色々すっ飛ばしてシュウちゃん呼びかい。コイツのようなどう見ても生活力皆無の悪い男に捕まると碌な目に遭わんよアンタ」
「シュウちゃんこれ、頼まれてたインストーラーデバイスだよ。タダでもいいよ」ニッコリ
「一目で見たら分かる。違法なブツやん」
アマテドン引き。
「それは流石にボクでも…というかボク、もうシュウちゃん呼びなんだ」
「今更気付いたの?」
「ねぇ、シュウちゃん呼び…ダメ?」ウルウル
「イヤ…うん…いいよ」シュウジ、少しだけ引いている
「やったあ!アリガト、シュウちゃん」
「ウンウン(棒読み)確か5000ハイトだったね…」
シュウジは5000ハイト相当の金貨をニャアンに手渡し、ニャアンは仕事用の財布の中にしまい込んだ。
「さて、私は見なかったことに~♪」
「待って」
「何だねシュウ君」
「君はシュウ君呼びなんだね…そういえば、名前聞いてない」
「リンダメリコトバスルカミズリカ・バタドルジ」
「ドルジって呼んでいい?」ニッコリ
「シュウ君、それは勘弁だよ~」
「出会って短時間だけど、君がどんな人間かよく分かったよ。ちょっとした屑だね」ニコニコ
「なら真面目に、私の名前はアマテ、アマテ・ユズリハ」
「そうなんだ…ならユズリハで」
「めっちゃ他人行儀」
「君にはこれぐらいの距離がちょうどいい」
「惚れてもいいぞよ」
「それは無い」
「シュウちゃん。私には惚れた?」キラキラ
「ニャアンにも全然かな」ニッコリ
「私の初恋、今終わった。だけどシュウちゃん呼びは続ける」
「そうなんだ…」クンクン
「わぁ!?何をするのシュウちゃん…私ちょっと汗臭いかもよ」モジモジ
「後は二人でやっててね~♪」
「ユズリハとニャアンには僕の隠れ家を案内するよ」
「なんでそうなるの?」
「二人はボクの正体を教えても構わないと思ってるから。信用してる」
「そういう信用のされ方はされたくないぞよ」
「私はシュウちゃんになら…」
「はぁ…付いていくだけだからね」
「それで構わないさ」キラキラァ
「この詐欺師面」
シュウジはそれをスルーしつつ、近くのマンホールを外し
「あそこから入れってことか」
アマテとニャアンはその中に入っていく。
「暗いね…」
「スマホの照明機能ONっと」
スタスタスタ…
暗い通路を少し歩き、すれば照明付きの分厚い扉に突き当たり
「よっ…とっ!」
シュウジが頑丈なロックを外し、3人はその中に入ってみれば…
「オイオイオイ…とんでもねぇ正体だな」
「これ…あの…公に指名手配されてる赤いガンダムじゃん」
「シュウく~ん…とんでもないシロモノ見せてくれてありがとうね♪」
「それほどでもないよ」デレデレ
「誉めてねぇよ!」
「これで君たちも僕の正体を知った。これで3人は共犯者だね…とガンダムが言っている」ニッコリ
ピガピガピー(宜しく)
「その赤のデカブツに伝えとけ。舐めたことするとバラしてスクラップ屋に売っ払うぞと」
「シュウちゃん…シュウちゃんがあの赤いガンダムのパイロット…凄いよぉ」ワクワク
「これから宜しく。ボクは君たちを信用してるから本当のこと教えたんだ。これは本音だよ」
「こんな本音、聞きたくなかったわい!!」
こうしてアマテとニャアンは、シュウジと出会ってしまった。