ここでアマテちゃんはこう考える…   作:キシモト

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第19話「ユズリハ×シュウジ×ニャアン ニャアンからのお願い 後編」

 

 

夜の公園、取引の指定時刻

取引の指定された場所にて…

 

(大丈夫だよね…)

 

制服から私服に着替えたニャアンはビクついてる。

一方のアマテはアマテ父の所有するセーフハウスへと向かい制服から全身を基調とした服に着替え、手袋、覆面、ハンドガン(サイレンサー付き)と全身装備でやって来て近くの草むらの陰に潜んでいた。

※ここに来るときはリュックに詰めて持ってきて現地で装備しています。

 

(これ…渡すだけ…渡すだけ)

 

「オイ」

 

「ひゃ、はい。コ、コンニチハオイソギデスカ?」

 

「ベツニイソイデイマセンヨ」

 

ニャアンはリュックからブツを取り出し、男に渡した。

 

「ご苦労」

 

「なら私はこれで」

 

「そうはいかない」

 

「中身見ただろ?ここに開けた跡がある」

 

「その…此処に来る途中に、物がちゃんとあるか確認するために取り出して…その時、間違って落として」

※アマテとシュウジに会う前の出来事。

 

「つまりは見てしまったという訳だ…」

カチャリと男はニャアンに銃を向け

 

「口封じだ」

 

「いっ!?」

 

「死n」

 

パヒュッ

 

「あが…っ!?」

 

バタリ!

 

「へっ…へっ!?」

 

ガサガサ…

 

「危機一髪だったね」

 

「ア…アm」

 

「ここではAでしょ。N(ニャアン)」

 

「あっ…そうだった。それより」

 

「死んじゃいないよ。ただのゴム弾だから」

 

パヒュ

更に駄目押しの一発

 

「ガグッ!」

 

「それよりよかったねぇ。黒の短髪カツラと目元の見えにくい眼鏡で変装しておいて」

 

「まぁ、私の商売上。必要なものだから」

 

「さっさと引き上げといた方がいいかな。N、さっさとそのブツは回収」

 

「どうするの?」ササッと回収、リュックにIN

 

「後で利用するから。大事に取っとくぞよ」

 

「ねぇA。そういう銃とか持ってるって…余計何者か気になる」

 

「これはパパの持ち物なのだ」

 

「Aのお父さんって、ワケワカ」

 

「安心して、私もそう思ってるから…おやおや」

 

「これ…まさか」

 

「沢山のお出迎えありがとね。全員ナンパ師だったら歓迎」

 

「貴様ら…あのブツを知ったな?」

 

「知ってしまったぞよ」

 

「死んでもらう」

 

「へぇ~自分が死なないとは思わないんだ」

 

ハハハハハハ

 

ジブンタチガ、シナナイッテ(笑)

 

シヌノハ、オマエタチダバーカ

 

「N、ここから逃げられる?」

 

「逃げるのは得意だと思う」

 

「私が道を切り開くから…それまでは私の傍から離れないように」

 

「うん」

 

アマテは突進した。

相手の油断に付けこんだのだ。

 

「何だコイツ…」

 

「強い!」

 

アマテは大柄な男でも次々と倒していった。

銃を使い、時にはフレンドリーファイアを誘発させ

 

「こんな小柄なやつのどこにこんな力があるんだっ!?」

 

アマテがちょっと力を加えるだけで、大男が倒れ周りは慌てふためく。

 

「合気道の応用ですよっと!Nッ!」

 

「っ!?」

 

スタタタタタッ!

 

「こ、の…」

 

パヒュッ!パヒュッ!

 

「あ…ぐ…」

 

「が…ぁ」

 

「まだまだいるけど…じゃあね♪」

 

アマテもこの場から逃げ出し、あっという間にニャアンと合流。

公園の出口付近で

 

キキ…ィッ!

 

「タクシー乗る?」

 

ビガビガ(お・ま・た・せ)

 

あまり状態の良くない白のエレカー(ス○キハ○ラー仕様)で乗り付けて来た、黒グラサンシュウジ。

ついでにコンチ。

 

「あららS(シュウジ)気が利くぅ」

 

「シュ、じゃくてSちゃん!」

 

二人はエレカーに乗り込み、アマテは服の中からあるモノを取り出し

 

「さっさっと出して」ピィン、外にポイ

 

「舌噛まないで…ねッ!」

 

ブゥゥゥゥンン!

 

「じだ、がんだぁ…」シクシク

 

ウワァ

 

ナンダコレハッ!

 

サイルイダン(催涙弾)カァッ!

 

 

=====

 

 

「ありがとね、シュウく~ん」

 

「ありがとう!シュウちゃん!」

 

「全く、待ち構えててよかった」

「このエレカー、違法車でしょ。さっき見た限りナンバーも出鱈目だし、それ以前に免許持ってるの?」

 

「ボクは無免許、そしてこれは盗難車「やっぱり…」それより2人は2人で変わった格好してるね」

 

「相手が相手だからね。変装しておく必要があるさね」

 

「その銃とかは?」

 

「ああ…これはパパのコレクション」

 

「へぇ…ユズリハの父さんって変わってるね。これ以上ツッコむのは野暮な気がするからそれ以上は聞かないけど」

 

「まぁね」

 

「ねぇシュウ…それより、ここの近くに送って欲しんだけど」

 

「なんで?」

 

「ニャアンちゃん。さっき回収したブツちゃんと持ってる?」

 

「うん」

 

 

=====

 

キキーッ!

 

「ここでいいの?」

 

「すぐ戻ってくるから待ってて」

アマテ、例のブツを持って夜の街中に消える。

 

少し時間が経ち

 

「おまたせ。さて帰ろうか」

 

アマテはエレカーに乗り込みながら

 

「はぁ…なら、行こうか」

 

「アマテ、何してきたの?」

 

「一市民が出来る些細な抗議」

 

少し談笑した後

 

「どこで降りる?ボクはさっさと帰りたいんだけど」

 

「私は…」

 

 

=====

 

 

後日

コロニーの空に浮かぶ、強襲揚陸艦「ソドン」艦内にて…

 

シャリア「ジオン大使館にこんなものが投げ込まれてたみたいですよ」写真チラリ

 

コモリ「これって…麻薬じゃないですか!?」

 

エグザベ「嘘だろ…」

 

「しかもかなり訳アリの代物ですよ。新型麻薬であり、ある犯罪組織が欲しがっていたとかいなかったとか」

 

「どうするんですか?」

 

「まぁそこはアレですよ。その犯罪組織を締めあげるということで。我々は巻き込まれた。なので軍警と協力して摘発という形にしようかなと」

 

「一々そんな面倒臭いことしなくてもいいじゃないですかぁ」ブーブー

 

「自分もそう思います」

 

「ついでに色々軍警のことも探ろうかなと思いましてね」

 

「それ、中佐が勝手に思ってることじゃないですか!もう!」

 

「現地のやり口を学ぶというというのも手ですよ。それに…」

 

「それに…?」コモリジト目

 

「軍警の弱みを握るチャンスです」

 

「僕はそういうのは…」

 

「エグザベ少尉、君はもう少し大人になりましょう」

 

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