ここでアマテちゃんはこう考える…   作:キシモト

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第20話「アマテ×シュウジ 悪党に脅されたニャアン 前編」

ある日、シュウジのアジトにて…

 

「つくづくニャアンちゃんは、私にトラブルを持ってくるね」

 

「でもこれはアマテじゃないと…」

 

「私の隠し事をニャアンちゃんにバラしたのが運のツキ…か…」

 

シュウジは、テイクアウトの特盛り炒飯を食べながら

「ボクは、ユズリハは好きだよ」モグモグ

 

「それは私の都合のいい部分しか見てないということでOK」

 

「君はボクにとって都合のいいお財布さ(下衆顔)」

 

「ふんっ!」

渾身の耳抓り攻撃

 

「いでででででっ!」

 

「アマテ…そのこの前の麻薬の件で、取引できなかったじゃん。それで」

 

「要は上の人に怒られたわけね」

 

「それで挽回しようと思って…」

 

「それはいいことじゃん」

 

「その最中で…その…脅されちゃった」

 

「さて、聞かななかったことに」

 

「待って!このままじゃないと私…殺される…!」

 

アマテに制服にしがみつくニャアン。

 

「なんで脅されるの!?」

 

「闇バイトで取引してたけど、その人達最初は親切で…」

 

「なるほどなるほど、そうやって懐柔されていったのね」

 

「気が付いたら、こういうのやってと言われて…」

 

「それでそれで、ニャアンも悪い子。だから気付く」

 

「そうそう、で…抜けようとしたら」

 

「その時には色々把握されちゃってて、殺すと言われちゃった。ど、どうすればいい!?」

 

「はぁ…で?どこまで把握されてる?私たちのことも、もしかしてここのことも?」

 

フルフルフル

 

「宜しい、シュウく~ん」

 

「ボクには還るべき世界があるんだ」

 

「ダメ。共犯関係でしょ?」

 

「ねぇ…ボクは関k」

 

「あるかも…ねぇ。下手すればここを嗅ぎつけられるかもね。赤いガンダムのパイロットさん」

 

「関わるなと…ガンダムが言っている」

 

「捏造ダメ。ねぇガンダム、今回の一件、シュウジも関わっていいよねぇ? よしOKとガンダムが言ってる」

 

「それこそ捏z」

 

「はいはい。それよりニャアン、youはそのまま脅されといて」

 

「でも…」

 

「辛いかもしれないけど、そのままで。それとシュウは今から私とちょっとした特訓。youは素質があるからすぐに終わるよ」

 

「何をするの?」

 

「悪党にお灸を据えるための特訓。ニャアン」

 

「な、なに」

 

「youもちょっと特訓。素質はあるから一緒にやろうよ」

 

「ニャアン、ボクは共犯者にならなきゃよかったと心の底から思うよ」

 

「そんなこと…」

 

「付き合うよ。その目を見るのは…ね」

 

「ありがとう」

 

「さぁ、さっさと特訓するぞよ」ニヤリ

 

 

=====

 

 

ニャアンを脅している悪党のアジト前

それが見える位置に適当に路駐している※車内にて

(シュウジのエレカーです)

 

「それでなんで…アマテはニャアンを見捨てなかったの?」

 

「何となく気が合ったから、まだ見捨てる気になれなかったからかな。それに」

 

「それに?」

 

「まっ私も訳アリ、シュウも訳アリじゃん。これ以上ニャアンを脅している悪党に色々探られるのはマズイじゃん」

 

「そうだね」

 

アマテは社内の後方から幾つかの資料を手に取り

 

「もう下調べは済んでる」

 

「ボクも扱き使われたよ…」

 

アマテは溜息を付きながら

 

「カリル一家ねぇ…ルーツは地球の中東付近、家族構成は、父、息子の兄弟2人、母は既に他界。一見ただの輸出入業を営んでるけど、その実態は中々悪どい。ニャアンちゃんも厄介なところに目を付けられたねぇ」

 

「どんなことしてるの?」

 

「ユルユルのウチ(イズマコロニー)を経由して色んな所に武器を売り捌いてる、端的に言えば死の商人」

 

他にも資料をピラピラして

 

「歯向かった、もしくはしくじった末路も酷いよぉ」

 

「都合よくエレカーのブレーキが故障…」

 

「お次は謎の自殺。更に言えば謎の行方不明もあるねぇ…その直前にある大型焼却炉付近でその姿が目撃されたとかどうとか」

 

「軍警は?」

 

「かかりつけがいるみたいだねぇ…」

 

「悪徳警官か…これは怖い。ボク降りようかなぁ」

 

「どうせ指名手配犯でしょ。ならどうせこれから罪が増えても無問題(モーマンタイ)」

 

「ユズリハは…」

 

「バレたら、どこからに逃亡するさね」

 

「親は?」

 

「ママはちょっと心配だけど、パパはどこでも生きていけるさ」

 

「逞しいね」

 

「それより…こりゃニャアンちゃんもボケっとしていると、今までの連中の仲間入りは早いと思う。中々トロいしさ」

 

「使えない道具はさっさと切る。そういうこと?」

 

「そういうこと」

 

「ならどうする?」

 

「見る限り、親父とその息子の兄弟共、そうねぇ…まず親父は隙無し、息子の兄もありゃ隙無し」

 

「なら?」

 

アマテは一枚の資料をピラピラさせ

 

「このおバカな弟君を狙うが吉」

 

「なら行こう。そろそろ勘づかれる…アレは訓練受けてるとボクはそう思う」

 

ブロロ…とシュウジはエレカーを走らせ

 

「親父とその熱き薫陶を受けてそうな兄は、正にそれだからねぇ…親父はどこぞの諜報機関の教育を受けてるなアレ」

 

「ならどうするの?」

 

「ここでイケメン君の投入だ」

 

「どこの誰かな?」

 

「どこの誰っかって?お前だよ、魔性のイケメン君」

 

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