ここでアマテちゃんはこう考える…   作:キシモト

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第6話「ニャアンとの出会い 軍警とのおふざけ」

学校の授業が終わり、夕暮れの時間帯。

下校中の地下鉄の駅の中で…

 

「ややっ!あのデカ娘は、この前この駅で会った…」

 

そこ出会ったのは、この前駅ですれ違ったブレザー制服姿の背の高い黒髪の少女であった。

 

「ねぇ」

 

「わぁ!?」

 

「あらら、驚かせちゃった」

 

「だ、だれ?」

 

「覚えてない?この前駅ですれ違ったじゃん。アンタは軍警に追いかけられてたけど」

 

「あ…」

 

「思い出した?」

 

「うん」

 

「私はアマテ・ユズリハ。名前は?」

 

「ニャアン…」

 

「苗字は?」

 

「無い…ニャアンだけ。何で話しかけたの?」

 

「ただ何となくじゃダメ?」

 

「いやぁ…私忙しいから」

 

「そうなの?なら一ついいかな」

 

「なに?」

 

「この駅を出るまで話に付き合ってよ。それならいいでしょ」

 

「…いいよ」

 

トコトコ地下鉄内を歩いていると

 

「オイ」

 

「…」スルー

 

「オイ」

 

「あの…」オドオド

 

「ん?」

 

「オイ、そこのお前」

 

「なに?あっ軍警!?」

 

男性の軍警2名がアマテとニャアンを呼び止めた。

 

「お前、難民だろ?」

 

「…?」

 

アマテは自分を指差し

 

「YOU?」

 

「お前じゃない。その横の女だ」

 

「えーこちら××…どうぞ」

 

軍警の一人は、無線で何か喋ってる。

 

「何の用事?まさか新手のナンパ?」

 

「難民の女も身分証を見せろ。ついでにお前も見せろ」

 

アマテは自分の制服を指差し

 

「へぇ~身分証ならここにあるじゃん」

 

「アマテ…そういう言い方はマズいよ」

 

「制服を見たら分かる。お前がハイバリー高校の生徒だというのは知っている」

 

「ねぇ、コイツって馬鹿?」

 

アマテは軍警を指差し、クルクルパーのジェスチャーをする。

それにニャアンは…

 

「…」プルプルと笑いを堪えている

 

「随分と生意気だなっ!」

 

その叫びに周りはギョッ!と振り向くが軍警だと知るとみんな見なかったことにする。

 

「おじさ~ん、軍警の分際で教養無いね。正確にはハイバリー高校じゃなくてハイバリーハウス学園というんだよ~♪」

 

アマテは奇妙な踊りを踊りだし

 

「このA☆HO☆」

 

小バカにしつつ指差した。

 

「このガキ…!」

 

「貴様…それ以上、我々に舐めた態度を取ると公務執行妨害で逮捕するぞ」

 

「すればいいんじゃないの。ただそれしたらウチのパパとママが黙ってないと思うけど」

 

ついでに軍警の顔をスマホでパシャリ。

 

「私の身分証を見せてあげるよ。ニャアンも見せようよ」

 

「うん」

 

「アマテ・ユズリハにニャアンか…その面、覚えておく」

 

「軍警パワーでも使って是非嫌がらせでもどうぞ」ハナホジー

 

「アマテ…汚いよ」

 

「ほ~い」鼻くそ適当ピーン

 

「ほう…貴様、そんなに痛い目に遭いたいk」

 

「おい」

 

「なんだぁっ!?」

 

「このアマテ・ユズリハ…ゴニョゴニョ」

 

「な"ッ…分かった…」イライラ

 

軍警察はイライラを隠さず

 

「そこの学生と難民…今回は、特別に見逃してやる。ただ次は無いと思え。特にアマテといったな、その態度は改めることだな。これは一人の大人としての忠告だ」

 

「分かりました」ペコリ

 

「っ!? 最初からその殊勝な態度を取っていれば…」

 

「オイ、行くぞ!」

 

チッと舌打ちをして、軍警は去っていった。

 

「こ、怖かったぁ…」ヘナヘナヘナ~

 

「ニャアンもそんなに怖がらなくても」頭掻き掻き

 

「アマテは怖くないの?」

 

「全然。いざという時は逃げればいいし…ただ、今回はニャアンも一緒だからそうもいかないか」

 

「ふぇ!?」

 

「まっ、それより駅出ようか…」

 

地下鉄駅から出て

 

「はぁ、ここまでだね」

 

「あの」

 

「うん?」

 

「れ、連絡先…交換したいんだけど」

 

「全然いいよ。もうニャアンとは友達だしさ」

 

「えっ!?」アセアセ

 

「妙に気が合うよ。キミとはね」

 

そうアマテは言いつつ連絡先の交換を済ませ

 

「私学生で夜塾だから放課後ぐらいしか相手してやれないけど、何かあったら連絡して」

 

「いいの?」目がキラリン

 

「まぁ、頻繁には困るかな…本当に何かあった時にして貰えたら嬉しいな。私も忙しい身だし、ニャアンも…でしょ?」

 

「う、うん」

 

「それじゃね~」

 

アマテはのほほんとした雰囲気をしつつ離れていく。

 

あの子、妙に気が合う…

何でだろうかねぇ~

まぁいいや。

 

そう思いつつ、アマテは塾に向かって行った。

 

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