この素晴らしきIS世界を轟速と共に。   作:神野セナ

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難産でした


1人目と2人目とイギリスと

〜IS学園 一年一組教室〜

 

………………さっきからすごいみられるんだけど…

ふとまわりを見渡す、するとすぐさま視線を逸らす女子達

さっきからこれの繰り返しである

 

「スッゲェ居心地わりぃ…どうにかなんないかな…」

 

ガラララッ

そうこうしていると後ろの扉が開く 

そしてクラス中の視線がそこに集まる

 

「ん、ここか…」

 

織斑 一夏、1人目の男性操縦者だった

そのまま席へ移動する織斑

席へ座って気付いたのだろう

すごい挙動不審だった

 

しばらくして担任と思しき女性が入ってきた

 

 

「全員揃ってますねー。それじゃあSHRはじめますよー」

「わたしの名前は山田真耶といいます!上から読んでも下から読んでもやまだやまです!」

黒板の前でにっこりと笑いながら、俺のクラスの女性副担任こと山田真耶先生がそう告げる。こんなことを教師に言うのは失礼なんだろうけど……あまり、先生っぽくない。

 

「それでは皆さん、一年間よろしくお願いしますね」

 

「…………」

 

しかし、山田先生の声に反応する生徒はいなかった。教室に漂う謎の緊張感に呑まれているのだろう。

 

「じゃ、じゃあ自己紹介をお願いします。えっと、出席番号順で」

 

少しカット

 

「………くん。織斑一夏くんっ」

「は、はいっ!?」

 

織斑の番になったが反応がなかったのか山田先生が再度問いかける

クラス中がその様に少しクスッとなっていた

 

「あっ、あの、お、大声出しちゃってごめんなさい。お、怒ってる?怒ってるかな?ごめんね、ごめんね!あのね、自己紹介、『あ』から始まって今『お』の織斑くんなんなよね。だからね、ご、ごめんね?自己紹介してくれるかな?だ、ダメかな?」

 

先生なのになぜかすごい下手に出ている、変わった人だと感じた

 

「いや、あの、そんなに謝らなくても……って言うか自己紹介しますから、先生落ち着いてください」

「ほ、ほんとう?本当ですか?本当ですね?や、約束ですよ。絶対ですよ!」

 

真耶はガバッと顔を上げると、織斑の手をとって熱心に詰め寄る。彼女としては本当に嬉しいからなのだが、その行動は余計に織斑に注目を集めることとなっていた。

 

その後彼は壇上に上がり一言告げた

 

「えー……えっと、織斑一夏です。よろしくお願いします」

 

そして数拍開いたのち

 

「以上です!」

 

━━━ガタン!

 

一夏の締めの言葉に思わずずっこける女子が多数続出。

俺も普通に呆れていた、その直後だった

 

パァンッ!

 

「いっ———!?」

 

織斑の頭が何かで叩かれた、早すぎて見えない

 

「まともに自己紹介も出来んのか馬鹿者め」

織斑さんの強烈な一撃で頭を押さえる一夏。うわぁ痛そー。

 

「ち、千冬ねぇ!?なんでここに!?」

 

「担任だからに決まっているだろうが。あと私のことは『先生』と呼べ」

無表情で言い放つ織斑さん……じゃなくて先生。こえぇ。

 

「諸君!私が担任の織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物にするのが仕事だ。これから・・・」

 

とまだ挨拶が終わっていないのに・・・。

 

キャァァァァァァァァァァァァァァァ!!

 

「千冬様!!本物の千冬よ!!」

 

「私!お姉さまに憧れてこの学園に来たんです!!」

 

「お姉さまの為なら死ねます!!」

 

シンプルにうるさいな

 

「はぁー毎年よくこれだけバカモノが集まるものだ。私のクラスにだけ集中させているのか?」

 

毎年なのかよ

 

「さて、次の者は……轟赤司」

 

ああ面倒くせぇ。寝てたかったのに

 

「轟赤司。趣味なし特技なし。以上」

 

簡潔すぎる自己紹介に教室が凍りついた。なんだよその空気感。

 

「ちょ、轟君……もう少し詳しくお願いできませんか?」

山田先生が困り果てる中、隣の一夏が申し訳なさそうな顔で見てくる。

 

「めんどくさいんで」

 

そのひと言で完全に場が崩壊した。

 

「では……入学後のこれからを説明しますね!」

山田先生が話を進めたおかげで解放された。寝てよう……

「待て轟」

なんで止めるんだよ!

織斑先生が冷たく言い放った瞬間、教室全体の空気が凍りついた気がした。

 

「なんすか?」

「自己紹介が不十分だ」

 

「言いましたよ。趣味なし特技なし。他に何が必要なんです?」

 

山田先生が慌てて間に入る。「あ、あの轟君……せめて出身とか、将来の夢とか……」

 

「出身は東京。夢は楽して生きること。終わり」

 

織斑先生が深いため息をつき、「まあいい。今は時間が惜しい」と言って話を切り替えた。

 

「それではこれからの日程について説明する。君たちは今日から正式にIS学園の生徒となった。ここは世界唯一のIS操縦者養成施設であり……」

 

正直半分も聞いてなかった。眠気に抗うのが精一杯で内容なんか頭に入ってこない。

 

「ISとは兵器ではなく競技用マシン。ただし使用法によっては危険な武器にもなる。ゆえに慎重かつ真剣な態度で臨むこと……」

 

織斑がうなずいているのが見えた。あいつ真面目だな。

 

チャイムが鳴り、休み時間に入った。ようやく休めると思った矢先、

 

「なぁすこしいいか?」

 

織斑が俺のところに来た

 

「…なんだよ」

 

「いや、唯一の男同士だから仲良くしておきたくてな、自己紹介でも言ったけど織斑 一夏だ、気軽に一夏ってよんでくれ」

 

「…轟 赤司、好きに呼べ」

「それよりさっきからこっちを1人で見てるやついるけど知り合いか?」

 

こちらを…というか一夏を見ているポニテの女子が気になった

 

「ん?あれ、箒か?ごめんちょっと言ってくる」

 

その時だった

 

「ちょっとよろしくて?」

 

俺たち2人に話しかけてきた女子がいた

 

「「ん?」」

 

「まぁ!なんですのそのお返事!私に話し掛けられるだけでも光栄なのですからそれ相応の態度ってものがあるんじゃないかしら?」

 

 

「「…」」 

 

こいつ嫌いだな無視しよ

 

「黙ってないでなんかおっしゃったらどうですか?」

 

一夏が口を開く

 

「すまないが君を俺たちは知らない、自己紹介からしてもらってもいいか?」

 

そりゃそうだわ、俺の自己紹介?をして終わってたな

 

「知らないですって?この代表候補生であるセシリア・オルコットを!?」

 

知るわけないだろお前のことなんて

そんなこと考えてると

 

「おう知らない。っていうか代表候補生って何だ?」

 

後半一言で周りの女子達が崩れ落ちる

こいつやっぱり馬鹿か

 

「読んで字の如くだ、IS国家代表、その候補だ。下手なIS乗りよりは優秀だ」

そう答える

 

 

「なんでそんな上から目線なんですの!?」

 

なんかギャグ性能たかいか?こいつ

 

「ごほん、まぁそう言うことでエリートなんですわ!そんな私と一緒のクラスになれるのはラッキーなんですのよ」

 

いや世界に2人しかいない男子操縦者と同じクラスの方がラッキーなんじゃねぇかな

 

「そいつはラッキーだ」

 

一夏もめんどいからって適当になるな

※お前が言うな

 

キーンコーンカーンコーン

 

「くっ…また来ますわ!にげないでくださいましてよ」

 

一言

2度とくるな

 

時間が飛んで

 

「………」

織斑先生が何かを言っているが眠くてよく聞こえない

 

「聞いているのか轟」

 

「あ?あぁ」

 

「聞いていなかったな、もう一度言う、織斑とオルコットでクラス代表をきめる模擬戦を行う、したがって男性操縦者のお前も強制参加だ」

 

 

……は!?

 

「ちょ、ちょっと待て!おれはクラス代表になる気はないしそもそも初心者だぞ!」

 

 

「入試の時に私に一撃入れたやつが何を言う、これは決定事項だ」

 

クラス中がざわめくが何も聞こえない

 

「ぐっ…でも俺と織斑には専用機がないだろう!勝ち目なんて…」

 

「お前ら2人には国から専用機が支給される」

 

逃げ道を潰された

 

「わかったら頷け、別にお前は勝つ必要はない、分かったら頷け」

 

めんどいな

 

「はい…」

 

前途多難とはこのことかよ

 

「日程は一週間後、第一アリーナにて行う。ルールは総当たり戦だ」

「わかっていると思うが手を抜いたら私直々に補修をしてやる、覚悟しておくことだ」

 

 

専用機か、これが神の言っていた特典なのか?

まぁいい、俺は最悪負けてもなんもないんだ、どうにかなるさ

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