花の魔術師とテンペスト   作:シロナガスクジラ

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第一話 転生

第一話 転生

(ここは、、、洞窟か?

なんでこんなところに、、、確か仕事から帰っているとき急に目の前が明るくなって、それで、、、そのあと体中が痛くなって、、、あぁそうか、死んだのか。)

 

その事実は意外にもすんなりと納得することができた。

 

(それじゃあここは天国なのか?)

『告。ここはジュラの大森林の洞窟内です。』

「えっ!だれっ?!」

『告。スキル先導者(みちびくもの)です。』

 

(スキル?ってかこんな感じのスキルどこかで見たな。どこだっけ?

いや、それよりも俺はまだ死んでいないのか?それじゃあここは、、、

とにかく情報を集めよう。)

 

「先導者?は俺のスキルってことでいいのか?」

『はい、私はマスターのスキルの一部です』

(一部?)「ということは俺は他にもスキルを持っているってことでいいのか?」

『はい、マスターは現在、ユニークスキルを4つ、耐性を4つ所持しています。』

「ほうほう、ちなみにスキルの内容は?」

 

そうして先導者と自身が所持しているスキルを確認した。

まずユニークスキルとして所持しているものが、

 

先導者(みちびくもの) :思考加速、森羅万象

魔術師(あつかうもの):詠唱破棄、複製、創造、記録

隠匿者(かくすもの):気配遮断、幻術

千里眼(みとおすもの):遠視、未来予測

 

の4つだった。

よくはわからないが結構強いスキルなんじゃなかろうか。というか、魔術師が良い。魔法は男のロマンだからね、仕方ないね。

しかし、この世界はスキルがないと魔法が使えないのだろうか。能力として、魔法に関するものがあるということは何かメリットがあると思うのだが、、、

まぁこの辺は後々考えよう。

次に耐性なんだが、

 

物理攻撃無効

痛覚無効

状態異常無効

精神攻撃耐性

 

の4つだった。

正直スキルよりもこっちの方が強そうに思ってしまうのはこの世界についての知識がないからだろうか?

 

、、、待てよ、知識?

確か先導者のスキル内容に森羅万象ってのがあったけど、確か森羅万象ってすべてのとかそんな意味があったよな。ってことは先導者に聞けばこの世界について教えってもらえるのではないだろうか。

 

、、、よし、やるだけやってみよう。

「なあ、みちびくm」

『告。マスターの背後から高速で飛翔物体が接近しています。到着まで後3秒、回避を推奨します。』

「ものは、、、えっ?」

「っ!?」

 

嫌な予感がして横に思いっきりダイブした。その直後、自分の背後を謎の物体が高速で通過していった。

 

「今のは、、、?」

『告。スライムが水の噴射によって高速で移動したものです。』

「あぶなっ!」

(ってかスライム?ちょっと待てよ。

どこかで聞いたことがあるようなスキル(の声)、洞窟の中、ってかびっくりしすぎて飛んでたけどなんか先導者がジュラの大森林とか言ってたような、、、

この世界、もしかしなくても「転生したらスライムだった件」の世界では?)

 

「スゥっ、なんでー!!」

 

洞窟に大きな声が響いた。

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(とりあえず今後について考えよう。

転スラの世界に転生しているのは驚きだが、展開としてラッキーな方だ。

この世界でリムルはいずれ最強になる。

リムルの陣営に入るまではいかなくても、親しくなっておけば将来的には良い立ち位置につけるだろう。)

 

『告。リムルという名前は記録にありません。さらに情報の提示を要求します。』

 

(?スキルが自動で動いた?

、、、いや、スキル名が先導者だし、俺の望みに応じて最善の手段を提示しようとした、ゲームでいうところのガイドのようなスキルということか。これはありがたいな。)

「それじゃあ先ほど通過していったスライムと友好を築きたいんだがどうすればいい?」

 

『告。このまま洞窟を下れば先ほどのスライムと接触できます。

友好を築くのであれば、魔力を隠して敵意がないことを示すべきだと考えます。

隠匿者の使用を推奨します。』

 

(やっぱり、先導者は俺の望みに応じて最善の手段を教えてくれるわけか。

ただ、アドバイスをするだけで実行には移してくれない感じか。

転スラを呼んだのは一度きりだし、ネットの方しか読んでいないから、アニメや書籍版の世界だと展開がわからないし、何より俺というイレギュラーがいるわけだからどうなるのかがまるで分らない。

それでもリムルと敵対するよりも友好的に接した方が生き残れるだろう。)

 

「よし、ならさっきのスライムと接触しよう!スキルの使用は先導者の方でやってもらってもいいか?」

『了。スキル隠匿者を使用します。』

「さて、それじゃあ主人公に会いに行きますかね。」

俺は意気揚々と洞窟を下って行った。

、、、リムルがこの世界で最初に接触した生物を忘れて、、、。

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