さて、スライム(リムル)を追って洞窟を下っているわけだが、、、
(暗い!明かりがないから前が見えん!というか明かりがないのにそれなりに見えている方がおかしいんだが、、、なんでだ?異世界特典?)
『告。魔力感知の取得を推奨します。』
「魔力感知?何それ?」
『周囲の魔素を感知し、認識するスキルです。』
(なるほど、よくわからん。けど)「そのスキルを取得できれば周りが見えるってことで良いんだな?」
『はい。その通りです。魔力感知は脳に負担があるためスキル先導者でサポートします。』
「うん、よろしく。」
さて、周囲の魔素を感知しって言われても俺の元居た世界ではそんなものなかったしな。
けど、先導者が支援してくれるわけだし、俺がやるのは周囲に注意を向けるだけでいいだろう。
『告。魔力感知を取得しました。』
(しゃあっ!思った通り!)「さすがは先導者だっ!ありがとな!」
『当然です。』
(まったく、もうちょっと感情出してくれてもいいのに。
まあとにかく魔力感知は取得できたことだし、)
「先導者、魔力感知を使ってくれ。」
『了。魔力感知を使用します。周囲の情報の処理はこちらで行います。』
(さて、周囲の様子はっと、)
「お~、見事なまでの洞窟だな。」
よし、魔力感知も取得できたことだしリムルに会いに行きますか!
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「⋯ぁ」
(おっ!声が聞こえてきた。そろそろリムルに会えるかな。)
というかなんでリムルは喋っているんだ?
そういえばリムルって最初の洞窟で何か重要な人と会っていたような、、、
誰だっけ?まああってみればわかるだろ。
(さ~てと)「はじめm」
「なんだとっ!」
(ぬをー!耳がっ!)
「この我と友達になりたいとは面白いやつだ!
だがその前に、そこのおるのは誰だ」
そういうとおっきいやつがこちらを向き、続くようにしてリムルもこちらを見た(多分)。
(え~この空気の中行かなきゃいけないの?
ってかそういえばリムルって最初にヴェルドラと会ってたじゃん!忘れてた。)
「あ~、どうも初めまして。先ほどそちらのスライムが横をものすごいスピードで進んでいったので気になって見に来たんですけど。」
とりあえずそれっぽいことを言って誤魔化しとこう。全部が嘘ってわけじゃないしね。
「お~、さっそく人間と出会えたな!初めまして!」
「いや、人間ではないな」
「「えっ!人間じゃないの!?」」
「いやっ、なんでお前も驚いてんだよ!」
「いや~あんまそういう方に意識が向かなかったんですよね。
体を動かすのに違和感なかったですし、前世が人間だったから自然とつい。」
「ってことはお前も転生者なのか?
俺も転生者なんだけど。ちなみに前世の名前は三上 悟っていうんだ。」
「おー、俺も転生者なんだよ。名前は長尾 道化って名前だった。
あと、俺が人間じゃないってことだけど、そうなると俺は何なんだ?」
「ふむ、貴様の種族はおそらく夢魔であろう。
非常に珍しい種族だな。我と同じ精神生命体の種族だな。」
「?精神生命体って何だ?」
「簡単に言ってしまえば肉体を持たぬ生命体のことだな。しかし、夢魔に転生するとはなかなか面白いやつだな。」
(ふむ、夢魔とな。夢魔って言われると一番最初に思いつくのはどこぞのキングメーカーさんなんだが。先導者、俺の体を第三者視点で見してくれ。)
『了。魔力感知でマスターの姿を投影します。』
(ありがとう。さてさて俺の見た目は?)
そこに移ったのは銀髪で髪の長いどことなく胡散臭い男だった。
(これ完全にマー〇ンじゃねーか!)
「あー、多分転生するときに好きなキャラと同じ種族になったんだと思います。」
「ほう、転生時の要望か、興味深いな。
しかし、貴様は我の姿を見ても怖がらないのだな。」
(ヴェルドラに対しては変に言葉を飾らない方が良いだろうしな~)
「この世界ではどうなのかはよくわかりませんが、俺の元居た世界ではドラゴンといえば最強のカッコいい種族って感じでしたからね」
「ククク、クハハ、クハハハハハハッ!!
そうであろうそうであろう!
我は最強でカッコいい竜種であるからな!」
「まあ、三百年前に勇者に負けたみたいだけどな」
「こらっ!そういうことを言うではない!まあ強敵であったことは認めるがな!
それよりも、貴様にも名前を付けてやろう。」
「名前?」
「そうだ、名前を付ければ貴様には我の加護が与えられる。」
「それはありがたいな、ぜひともお願いしたい。」
「ふっ、良いだろう。
ではスライムと夢魔で我らの共通の名前、
人間でいうファミリーネームのようなものを考えよ。」
「わかった、それじゃあこっちで苗字は考えるから、
名前の方は頼んだぞ。道化さんはこっちで一緒に考えましょう。」
「了解です。あと、敬語じゃなくて大丈夫ですよ。俺の方が年下でしょうし。」
「わかった。それで苗字の方なんだが何かあるか?」
そういわれても俺にはネーミングセンスなんてものないしな
「いやー何も思いつかないですね。ネーミングセンスがないもので、
三上さんにお任せします。」
「おいっ!お前も一緒に考えろよ!って言っても苗字か~。
やっぱりヴェルドラの嵐から考えて、、、う~んストーム?いやー苗字としてはな~、、、
テンペスト?テンペストとかどうだ!」
「いいんじゃない?カッコいいし強そうだよ。」
「苗字に強さ求めてどうすんだよ。でもとりあえずは決まったな。
ヴェルドラ、こっちは決まったぞ」
「そうか。こっちもお前たち二人に付ける名前が決まった。
最初に我らの共通ネームから聞こうか」
「テンペストってのはどうだ?」
「素晴らしい響きだ!
今日から我はヴェルドラ-テンペストだ!
そしてスライム、お前の名前はリムル、リムル-テンペストだ!
そして夢魔のお前はクロセだ!クロセ-テンペストを名乗るがよい!!」
「では頼んだぞ友よ」
「うん?何かするのか?」
「ああ、俺のスキル捕食者でヴェルドラを俺の体内に閉じ込めてこの結界を解こうと思ってな。」
「へ~そんなことができるんですか、すごいですね」
「おう、それじゃ捕食するけど、さっさと無限牢獄から脱出して来いよ?ヴェルドラ」
「任せておけ!そんなに待たせず相まみえようぞ、リムル、クロセ」
「うん、ユニークスキル捕食者」
そういうとリムルがヴェルドラを閉じ込めていた結界を包み込み取り込んでいった。
次第にリムルの膜が小さくなっていき最後には元のサイズに戻った。
「終わったんですか?」
「ああ、ヴェルドラは今俺の胃袋の中だ。あいつのことだから大丈夫だろ
またすぐに会えるさ。」
「そうですか、それはよかったです。」
「あっ、あと無理に敬語で喋ろうとしなくていいからな?家族になったんだし。」
「そう?それはありがたい。敬語とか苦手なんだよね、俺」
う~んやっぱりリムルはやさしいね。
「それじゃあこれからどうする?俺としては洞窟の外に行きたいんだけど、、、」
「いいんじゃないか?それで。
俺は特に行きたいところがあるわけではないからリムルに従うよ。」
「オッケー、それじゃ外を目指して進みますか。」
こうして俺とリムルは、洞窟の外を目指して歩を進めるのだった。