「そういえばですね! ダンジョンにいくつか新しい場所が出来たみたいですよ!」
「そうなんだ。調べてみるね」
あかりちゃんはダンジョンについての情報をくれると帰っていった。
あかりちゃんが帰った後に、ネットで調べてみると私でも行けるダンジョンがいくつか増えているようだ。
私は認識阻害効果を持つ仮面をしっかりと付けて探索局に行くとそのダンジョンへ潜る。
ダンジョンの名は『容易な牢獄』探索可能レベルは15と駆け出し向けのダンジョンらしい。
中に入ってみるとコンクリートでできた灰色の壁や床が広がり、牢屋からは骨やらゾンビやらが湧いて出てきている。
「アンデット系のダンジョンか……」
私はしっかりと武器を握り、魔物を倒していく。
アンデット系のダンジョンなので動画配信するとBANの恐れがあるためか配信者がいないので気持ち的に楽だ。
出てくる魔物は主人服を着たゾンビ『ゾンビプリズナー』、白骨化した鉄パイプを持つ囚人『ローグスケルトン』、普通に発砲してくる警察服を着たワーウルフ『ウルフポリス』が多い。その他にも警察犬だと思われる『看守ドッグ』や手錠を振り回す機械型の魔物『逮捕マン』なる魔物が生息している。
全てレベル高い私からすれば弱い魔物だが、逮捕マンだけは時速300㎞で手錠を射出してくるのでとても面倒であった。命中すると手が穴に入らなくても自動で手錠をかけられるのは嫌がらせとして完璧だ。ただし、レベルが高いと普通に力づくで破壊できる。
ウルフポリスも銃を使ってくるために厄介だったが、8発しか撃てないのとリロードしてこないので回避に専念すればどうにかなる相手ではあった。
結構な数を討伐できたので家に帰った私は早速素材を使って装備を作り出す。
落とした素材はゾンビプリズナーは『囚人の服』と『囚人の鎖』。ローグスケルトンは『鉄パイプ』と『囚人の骨』。ウルフポリスは『警察狼の服』。看守ドッグは『警察犬の毛皮』。逮捕マンは『迷宮の手錠』と『囚人の鎖』であった。
それらの素材を使い、私は今回、防具やアクセサリーを中心に作り出す。
『名前:囚人のネックレス
特殊効果:装備時、職務質問されやすくなる
『囚人の鎖』を使って作られたネックレス。
装備していると職務質問されやすい。
警官に話しかけられたい人におすすめ。』
『名前:プリズンウェア
特殊効果:装備時、拘束耐性低下(小)
『囚人の服』を作り直した装備。
耐久力はほぼ無いので私服にした方がいい。
装備すると拘束されやすくなるので注意が必要。』
『名前:偽警察制服
特殊効果:なし
『警察狼の服』を作り直した制服。
ほとんど警官の服と同じなので装備すると罪に問われる。
持っているだけでもマズいので捨てた方がいい。』
『名前:牢獄の剣
特殊効果:装備時、脱獄成功率向上(小)
『鉄パイプ』と『囚人の骨』で作られた剣。
装備していると脱獄しやすくなる。
とても頑丈なので雑に使っても大丈夫。』
『名前:警察犬のケープ
特殊効果:装備時、嗅覚向上(中)
『警察犬の毛皮』で作られたケープ。
装備していると鼻がよくなる。
耐久性もそこそこなので戦闘でも使える。』
『名前:牢獄の腕輪
特殊効果:なし
『迷宮の手錠』で作られた腕輪。
着けていると犯罪者の気分になる。』
全て微妙な性能の物ばかりで、一応『偽警察制服』以外は出品してみたが流石にそこまで値段は高くならなかった。
私はそうだよなと感じつつ、『偽警察制服』を跡形もなく焼いて消滅させると眠りにつくのであった。