機動学園ガンダムさん 作:壱段
第4話『生徒会の罠!補給室襲撃計画!』
⸻
登場人物(新規追加あり)
• アムロ・レイ:補給に目覚めた少年。現在、自らの“補給行為”に葛藤している。
• シャア・アズナブル:補給部E.A.T.のエース。静かに燃える反抗の赤。
• セイラ・マス:生徒会副会長。補給撲滅派。かつての“補給者”。
• フラウ・ボゥ:アムロの幼なじみで更生派。
• リュウ・ホセイ:黒消しゴム愛好家。ムードメーカー。
• ブライト・ノア:生徒会風紀委員長。寡黙だが責任感の塊。
• 謎の転校生・カミーユ:新たな勢力「シャーペン芯の会」所属…?
⸻
本文(約3000字)
⸻
「補給部室、包囲完了。突入許可を──副会長」
生徒会本部、夜。
冷たい蛍光灯の下、風紀委員長ブライト・ノアが報告する。
「よろしいわ。補給部“E.A.T.”は、本日をもって廃部とする。
……兄さん、もう逃がさない」
セイラは小さく目を閉じ、胸ポケットにしまっていたピンクの消しゴムを握りしめた。
⸻
一方、部室B-7。
「シャア、何か来る。音がする……シューって!」
アムロが指差す先、ドアの隙間から何やらスプレー状の霧が。
「くっ、これは……消しカス吸着スプレー!? やられた……!」
「ドアを閉めろ、リュウ! ここから先は俺が囮になる!」
「やめとけアムロ! まだお前は“消し味”を極めてねえ!」
「……いいんだ。俺には、消さなきゃいけないものがあるんだ」
アムロはMONOライト(細軸)を奥歯で噛み砕き、瞳を閉じた。
⸻
【補給部室・突入】
「風紀委員、突入!」
ガシャアアアアン!!
ブライト率いる風紀委員部隊が、補給部室を包囲・強襲。
だが──そこには煙とモヤの中、アムロただ一人が立っていた。
「アムロ・レイ……君を生徒会規定第五条違反で連行する」
「俺たちは、ただ“食べていた”だけだ。何が悪いっていうんだ……」
「……学園の秩序を乱す者は、例外なく排除される」
「それが……正義かよ……!」
アムロがポケットから投げたのは、かつてフラウにもらった「香り付きラベンダー消しゴム」。
「思い出の味なんだ……ッ!」
辺りにほのかに広がる香りと、記憶。
フラウと過ごした夏の日、消しゴムの香りが風に溶けたあの瞬間──。
「……無駄だ。アロマによる精神干渉は、僕には効かない」
ブライトが手にしたのは「無香料・成分無害型ジャム消しゴム」。
(補給不能・無味)──まさに対補給者用の“処刑道具”。
そのとき、背後から閃光が走った。
「よっ、待たせたな坊や!」
リュウ・ホセイが非常口から乱入、
巨大な「特製・黒消しゴムカッター(改造済)」で風紀委員の陣形を切り崩す。
「俺の黒消しを喰らえぇえええっ!!」
「甘い!こっちはミツバの三角定規隊だッ!」
数で圧倒されるE.A.T.。
しかしそのとき──
「やめなさい! こんなやり方じゃ、何も解決しないわ!」
フラウ・ボゥが割って入った。
「お願い、アムロ……補給はもう、やめて……!」
「フラウ……」
沈黙するアムロ。その前に、もうひとつの影が立ちはだかる。
「やめるかどうか、それは俺が決める」
謎の転校生が、制帽を脱ぎ、名乗った。
「カミーユ・ビダン──“芯の味”を極める者」
手には、「2B芯」を咥えたシャーペンを握る。
「“芯”はかたいぞ──甘くない」
シャアの目が鋭く光った。
「……君、どこでそれを?」
「この戦い……補給者だけじゃない、“芯派”もいるんだ。
お前たちが消すなら、俺たちは“描く”。――この世界に、痕を残すために!」
⸻
【次回予告】
第5話『芯派VS補給者!筆箱戦争、勃発!』
シャア「僕の芯の色は、赤だ」
カミーユ「だったら僕は……青だ!」
フラウ「アムロ、あなたの“選択”を見せて……!」