機動学園ガンダムさん   作:壱段

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第5話『芯派VS補給者!筆箱戦争、勃発!』

第5話『芯派VS補給者!筆箱戦争、勃発!』

 

 

 ‍ 登場人物(本話での主な勢力)

• 補給者(E.A.T.):消しゴムを食べる派。主にアムロ、リュウ、シャアなど。

• 芯派(C.O.R.E.):「描くこと」に快感を覚える者たち。転校生カミーユを中心とする地下組織。

• 風紀生徒会:秩序とルールを重んじ、筆記具の使用と嗜好を統制する派閥。ブライトとセイラが主導。

• フラウ・ボゥ:過去に補給に染まりかけたが更生。現在は中立的立場からアムロを見守る。

 

 

 本編(約3000字)

 

 

【開戦前夜・筆記具保管庫跡地】

 

かつて静かだった学園の保管庫──今では“筆箱”という名の戦場に変貌していた。

突如現れた地下組織「C.O.R.E.(Consortium Of Radical Engravers)」は、

破壊ではなく「描写」──すなわち“芯による芸術”で学園に風穴を開けようとしていた。

 

カミーユ・ビダンは、芯の先端を静かに磨きながら言った。

 

「俺たちは食べない。ただ、削って描くだけだ。

“快感”は口じゃない……心で味わう」

 

シャアが腕を組み、睨みつける。

 

「ならば君は、“なぜ”描く?

我々は過去を消すために補給する。君は何を刻もうというのだ」

 

「未来だ。描くことで、人は前へ進める。

君たちの“消し”には、罪悪感しかない」

 

「……罪の味が、一番深いんだよ」

 

とぼけた顔でリュウ・ホセイがカッターを撫でた。

 

 

 【筆箱前哨戦】

 

学園中庭。筆箱状に配置された机の砦を挟み、C.O.R.E.とE.A.T.が対峙する。

 

「突入開始!」

 

C.O.R.E.の先鋒は、“0.3mm芯スナイパー”のロザミア。

彼女の精密な線が地面を縛るように走り、足を取られるE.A.T.。

 

「くっ……この緻密さ……“ノートの罠”か!」

 

アムロがカベ際を滑るように逃げ、シャアがその後ろで“MONOステルス”を起動。

 

「この消しゴム、ただの補給用ではない。

トリックノートの“罫線”さえ、無効化できる」

 

「甘い!」

 

飛び込んで来たのはC.O.R.E.副隊長、フォウ・ムラサメ。

 

「私の“芯”は、光るのよ!」

 

発光芯0.7mm──それは視界を奪い、同時にメッセージを地面へ描く攻撃。

無数の文字が、視界を埋め尽くす。

 

《迷ってるんでしょ? アムロ》

《本当に消すだけで満足なの?》

 

「……やめろ……俺の頭の中に描くなぁッ!!」

 

叫ぶアムロ。だが、その叫びは生徒会室へも届いていた。

 

 

【生徒会室・監視室】

 

「見せてもらおうか、補給と描写の違いを」

 

ブライトが静かに腕を組み、

セイラは懐から小さなレターオープナー(通称:切断型定規)を取り出す。

 

「お兄様……私はもう、止まらない」

 

「セイラ、君……まだ“描写者”だったのか?」

 

「いいえ……“補給者”だったのよ。

でももう、それも終わり。私は……私の線を引くわ」

 

 

 【最終交錯:芯と消しの境界線】

 

E.A.T.とC.O.R.E.の前線が激突する中、

アムロは足を止め、ある小さな紙片を拾った。

 

それは──彼がかつて書きかけた、

「将来の夢」アンケート用紙だった。

 

「……俺、将来……補給者でも、描写者でも、どっちでもなかったんだ」

 

「アムロ?」

 

フラウ・ボゥが静かに近づく。

 

「私は……食べる君も、描く君も、どっちも知ってる。

だから……選んで。自分で、自分の筆箱を」

 

アムロはゆっくりとポケットから、折れた消しゴムと削りかけのシャーペンを取り出した。

 

そして──

 

「俺は“描いて、消す”。

どっちも否定しない。

でも、どっちかに“隠れる”のは、もう終わりだ!」

 

叫びと同時に、空へと投げたのは、

“片面に描き、片面に消す”という特殊装備──クロスツール【DUAL PEN】!

 

それはまるで、筆記と補給の共存を象徴するかのように、

アムロの手の中でカチリと音を立てた。

 

 

✨次回予告✨

 

第6話『アムロ、革命宣言!新派閥“リライター”誕生!?』

カミーユ「君は……どこまで線を引く気なんだ?」

シャア「赤い線は、消さない。だが……重ねることはできる」

セイラ「アムロ……その線は、誰のために引くの?」

 

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